東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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伸びようとする力を支える

2015-10-14 10:42:04 | 日記

平和な印象の強い日本ですが本当にそうでしょうか?

TVのニュースからは残酷で悲しい事件が尽きる事無く流れます

犯罪の低年齢化や異常な精神状態が引き起こす事件

私たちの身近で起きているとは信じがたい事件ばかりです

小さな子ども達が事件や事故に巻き込まれるニュースを見るたびに

もどかしさや不甲斐なさがこみ上げてくるのに

何もしてあげられない、悲しい事ですね

平和だと思うのは理想なのかもしれません

 

今大人として生きている私たちは身近な子ども達にとってお手本だという自覚を

持つ必要があるのですが、特に教育に関しては限られた環境の中での大人がお手本となります

「学校」と「家庭」の往復の中で子どもは育って行く事を考えると

狭い子どもの世界の中で親と教員がどれほど影響力を持っているかがわかるのではないでしょうか

 

皆さんが学校に通っていた頃と今を比べて思い返してみてください

時代が違うとは言え、”それでいいの?”と思う事が増えていませんか?

少し前、子ども達が学校の部活動について話し合っていました

みんな同じ部活で一人はキャプテン

そして、まとまりの無い集団に不満を持ってる部員達です

穏やかで優しい性格のキャプテンは統率する事ができないでいるようです

経験された事がある方はわかると思いますが、運動部のキャプテンを務めるには

性格的に強気で影響力を持ってる事の方が多いと思います

私は黙って聞いていました

話は顧問の話になりました

練習試合の時間をたびたび間違え電車に乗って出向いたのに追い返されたり

練習中に気がつけば居なくなっている事などに

不満を持っているようでしたが、私が一点気になったのは

「無償奉仕してやっているんだから!」と部員達に話した事があったそうです

もちろん、言葉は違いますよ

ボランティアとか、給料もでないのに・・という言葉だったそうです!

一昔前の先生なら心の中にはあっても絶対に言葉にはしないでしょう

それがどう影響するかを知っています

口から出た言葉は消しゴムで消す事は出来ません

 

時代の流れの中で学校も親も思考が変わって来ました

それがどう影響するかは、もう見えていますよね?

部活動の話は子ども達が不満を持ち、問題解決に向けて試行錯誤する良い機会だと思います

しかし、それを誘導する大人が大人としてその役割を担う為の環境があまり良くないのかもしれません

学校と言う組織が子どもを正しく誘導しているかは私たちにはわかりかねます

私たちがわかるのは、家庭で過ごしている時間の様子と関わりの中からです

 

子ども達が学校でどんな影響を受け、どんな生活をしているのか?

私はこの教室に居るおかげで沢山の事が見えています

なかなか親に話をしない思春期ですが、親や教員以外の第三者だからこそ話せるのでしょうね

そこから見えてくるのは

子どもの伸びようとする力を押さえ込む大人達の姿です

 

開成高校卒の講師は開成時代を振り返り「楽しかった!もう一度高校生に戻っても良い!」と言います

彼の一番の思い出は「体育祭」

全てを生徒が仕切り、先生達は「観客」となります

中学1年から高校3年まで縦割りで組まれたブループでの競技

プログラムもその内容も準備も片付けも全てが生徒の役割

意見が食い違う事もあるでしょうし、時には競技で怪我をする事もあるかもしれません

しかし、子ども達の「やりたい!」という気持ちを解放し自主性を育てる素晴らしい取組みだと

思いませんか?

 

押さえつける事は簡単です

でも、押さえつけられた教育を受けた子ども達が社会に適合できなくなったり

自主性を持たず夢や希望を持たない大人になってしまったら

後悔するのは大人ではないでしょうか?

子どもが伸びようとする方向が間違っていなければ、思いっきり伸ばしてあげるサポートが

できるのは、やはり家庭だと思います。