東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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ダメなら浪人という考え方

2015-10-15 11:46:48 | 高校生さん

高校受験との違いの一つに「浪人」する選択がありますね。

浪人するという事について

今日は書いてみたいと思います。

 

 

基本的には私は反対です。

ストレート合格する為に一生懸命指導してるので、

勝負する前から負けた時の事を考ていたのでは指導にぶれが生じてしまいます。

しかし、現実問題はそう甘くはありません

第一志望校に合格できるかは誰にもわかりませんよね。

なので第二、第三の志望校を考えておくのですが、

それでもやはり第一志望校に行きたいと言う気持ちが強ければ

その時初めて浪人という選択を本人が考えても良いと思っています。

 

この秋、当教室に駆け込んで来たのは高校3年生でした

センターまであと3ヶ月と少ししかありません。

この時期からどれほどやって合格できるのか?と考える前に

志望校が決まっていません!

ただ「大学に突然行きたいと思った」のだそうですから

それも仕方ないかもしれませんが、これまで塾で勉強していた訳ではないので

弱点があちこちにあります、

どこまでそれを埋める事が出来るか?

どこまで努力できるか?  次第かもしれませんね。

そんな生徒さんと昨日は話をする時間がありました。

私の机に来て、自分の事を話し始めてくれました。

そのなかで、「浪人」と言う言葉が出て来たので、

その事に付いても話をしました。

 

3年生「浪人するってことも考えておいた方が良いですか?」

私「勿論大学受験なら誰もが浪人という選択を考えるでしょうね、でも

今のあなたは、浪人を考えるより受かる為の計画を考える方が先だよ。

これから試験が終わるまで、全力でやってみて、それでもダメだったとき

初めて「浪人」という言葉が出て来るくらいにしなくては時間がただでさえ足らない

のだからね。今は受かる為に何をすべきかを考えて、頑張ろう。」

生徒さんは素直にその言葉に従い、計画を立てて今日見せてくれる事になっています。

 

なぜ、生徒に計画を立たせるのか?と思いましたか?

それは本人がどのくらいの意志を持ってこの受験に立ち向かおうとしてるのか?

がわかりますよね。

そして、どのくらい大学受験のことをわかってるのかも知る事が出来ます。

これまで勉強をしてこなかったという経緯から、浪人する1年間が無駄になる可能性が高いですね

なので、この生徒さんには浪人を否定して今全力を出す事を提案しました。

 

生徒さんの考え方はそれぞれですが

最近高校生達と過ごしていて感じる事があります。

「やりたい事や就きたい職業など、何も考えていない学生が増えている」

とよく耳にしますが、当教室の生徒さん達は違う場合が多いです。

「やりたい事、就きたい職業が多すぎて選べない・・絞れない・・だから大学も決まらない」

というケースです。ただこれは1・2年生の話ですよ、3年生は志望校に向けてしっかりと進んでいます。

 

やりたい事のある大学から絞って行くという方法が一番いいと思うのですが

そのやりたい事が、理系と文系どちらもというケースがあります。

例えば

機械をしたいけど、心理学も学びたい・・・などでは試験教科がかぶるのは英語だけですし

学習範囲が膨大になるので、あまり現実的とは思えません。

2年生のうちに志望校がしっかり定まれば良いですが、心の中で迷いが吹っ切れていなければ

受験期に悩む事になり、どちらにも進めなくなってしまう事もあります。

なので、そうしたケースの場合は「浪人」という選択肢を持って様々な経験から

本当に自分が学びたい事は何なのだろうと確かめる時間が必要なのかもしれません。

 

浪人で1年過ごすという事が、子どもにどう影響するのかは

そのご家庭によると思います。

1浪・2浪は当たり前と言われる大学もありますし

浪人してまで行く大学なの?と首をかしげる場合もありますよね

そして、お子さんにとって浪人生活がどう影響するかをしっかり考えてあげられるのは

やはりご家庭でしょう。

 

私も高3生をもつ母として、浪人について考えています

浪人生活が充実できるか?無駄にならないか?

良い経験として、いつか振り返る事ができるか?

 

子どもも親も大忙しですね!一緒に頑張りましょう!