東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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高校生の学び

2015-10-08 09:27:47 | 高校生さん

学生は学力だけでなく、自分の将来を支える為のすべてを形成して行くのですが

その成長過程特有の困難や壁にぶつかって迷う事も多いですよね

 

一つの事に集中しても長く続かない

何かを継続はしていても惰性でそこに自分の意志が既になくなっていたり

嫌だと思いつつも環境によって流されてしまう事もあるでしょう

いくつもの困難や(子どもにとっては試練とも言えるかもしれませんが)

そうした経験を経て成人に近づいた時に最後の学生としての選択

「大学受験」がありますね

とは言っても、これは現代だからの話で

時代が違えばそこまで大学受験が必須だった訳でもなく

近年の環境とも言えると思います

 

私は子ども達全員が大学に進学すべきだとは思っていません

明確な目標があり、それが自分の将来を支えられる現実的なものなら

専門校に進むのも悪くはないと思うのです

生活に密着し、必要とされる分野での専門校はその専門の世界の中なら就職も有利になるのも事実でしょう

ただ、それでも遠い将来を考えると大学出身の方が昇格が速かったり、別の道を選ぶ事も出来る為

大学での方が有利に働くという結果になるのが現実かもしれません

専門校でも趣味や嗜好の専門的な知識を学ぶとすると

それで生活が成り立つという保証は無く

生活の為に夢を断念せざるをえない状況に追いやられる可能性が高い世界には

よくよく慎重になる必要がありますね

 

 

高校生なったら、「自分の将来」をただの夢ではなく現実的に考えて行く事が必要だと思います

いつもでも親の世話になっている訳にはいきません

それは裕福な家庭かどうかは関係ないですね

余談になりますが、先日郵便物が届きました

荷物は大手予備校からです

届けてくださった配達員の方はもう60を過ぎているように感じました

「もうだいぶ前だけど、うちの子も大学受験してね・・」と話し始めました

「文系で私立大学に進学したんだけどね、その4年間の間に私の貯金が一気に減ってしまってね・・」

と複雑な表情で自身の経験を話し

「自分たちの頃の「大学」と今の大学は違うよねぇ・・変わるもだよねぇ」と

最後に合格をお祈りしていますよ

と仰ってくださり、ドアを閉めました

時代が変われば・・というものですね

 

高校生は受験期になるまでに、自分の将来を具体的に想像できるようになっている事が理想です

その具体性が目指す大学に繋がれば迷い無く勉強に打ち込む事も出来るでしょう

高校生になったら、学校の教科以外の学習をこれまでより充実させる必要があります

社会を知り、世界を知り、その中で自分がどうして行くのかを学ぶということです

 

小論文の授業を見ていて面白い事に気がつきました

小論文を理解し、とても良い文が書ける生徒さんもお題によってはまるで別人のような文章で

作文のようになってしまうのです

これはどういう事かと言うと、勉強での知識はありますが世の中を見る目が育っていないという事です

なので学校で習うような「公民」がお題のときはとてもよく書けるのですが

時事問題のような生活型の問題にはまったく思考が追いつかない

こうしたアンバランスな学びを受験期まで続けてしまうと、迷いが生まれやすく

精神的にも安定しづらいお子さんも多いでしょう

 

高校受験が終わったら、社会に目を向け自分の将来を見据えるという学びも大切です