山地の湿った草地に生える多年草で、7~8月、茎の上部に黄色い花を多数つけます。
名前を聞いたとき大概の人は“腐れ玉”と思いがちですが、マメ科のレダマという木に似た草ということからついた名前といいます。
そのレダマは日本語では連玉と書きますが、もともとはスペイン語でRETAMAと書き、地中海沿岸原産の観葉植物で、マメ科の落葉低木であり、夏から秋にかけエニシダに似た黄色の蝶形花を開き、細長い莢を生じます。
スペイン語のRETAMAが連玉となりそれが日本のクサレダマ(草連玉)となったという奇妙な変化も、この茶色い果実をたくさんつけている草を見ていると、結構よくできた名前だという気がしてきました。