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近畿地方以西の深山の渓谷の岸壁に生えるというこの草は、自生のものが少なく今では珍しい草になっているということで、“今後自生のこの草を見る機会もないと思い、望遠でぼけた最低の写真ですが備忘的に取り上げました。”というのが'11年9月25日の記事でした。
そのイワギリソウが、鉢植えですが洛北雲ケ畑の料亭の庭先に咲いていました。
毛の多い葉や花の形がキリに似ていて、岩上に生えるのでこの名があります。
初夏、長さ10~20㎝の花茎の先に、紅紫色の長さ2㎝ほどの漏斗型の花をつけます。洛北の山奥で見たイワギリソウの花は、深山の渓谷にまれに生えるという草にしては意外に派手な感じでした。