雲ケ畑で見かけたツルキケマンまたはツルケマン:蔓黄華鬘(ケシ科キケマン属)と思われる花です。
本州中部・関東地方、およびオホーツク沿岸、東シベリアの温帯に分布し、山地のやや湿ったところに生える多年草。地下に塊茎はなく、無毛。葉は互生し、2~3回3出複葉、小葉は3深裂し、長楕円形で長さ1-1.5㎝になります。茎は柔らかで長く伸びて広がり長さ以上にもなります。
枝や花茎は斜めに立ち、夏から秋咲く花は淡黄色で、距は類種に比べて長く、まばらに偏側してつき、花中には両体をなす雄蕊が6本あります。
図鑑では花木が夏から秋となっていて、少し早いのが気になりますが、葉の形などからツルキケマンと見立てました。