日日不穏日記gooブログ版

生と死の間で・・・小串鉱山を行く

 朝起きると昨日から電気が走っていた腰痛が正直耐え難い痛みに変わる。これはいかん。このままではぎっくり腰になるのは間違いない。まず、通院を続けている耳鳴りに須坂のしぶさわ耳鼻医院へ。血液検査の結果を聞くと問題なしということで晴れてご赦免。先週の異常なまでの血糖値の上昇は処方されたステロイド剤の影響だったことがわかる。ステロイド剤が血糖値に関係するなんて知らなかったな。処方をやめて1週間で大分数値は改善してきているから、今後、正常値に近くまで下がるとのことである。やれやれ、原因がわかってほっとする。その足で中野の海野整骨院で腰の治療をし、多少は痛みは減ったものの、まだまだ電気は走る。こりゃ、月曜日にも通院はしなきゃいかんな。この時期、この症状が出るのは正直、相当に辛い。1時過ぎにカズヒロ君と合流、小串鉱山へと向かう。元々は湧水探しから始まった旅が、いつの間にか鉱山→廃墟“探検”に変わったのは自分にとっては高山村と縁のある鉱山の波乱万丈な歴史の追体験に尽きぬ興味があったからだが、カズヒロ君は(俺の影響というかこのサイトの紹介で)廃墟系サイトにはまるという予想外の展開になったこともあって、行ってみるかということになったわけだ。先週と違い、時折晴れ間も広がるロケーションで期待は広がったのだが・・・万座温泉への道から逸れて小串鉱山へ向かって群馬県境の毛無峠まで行ったところで天候は一変、辺り一面は濃いガスが経ちこめ、舗装でなく砂利道の悪路の上、急な下り坂でガードレールもなく、下は崖っぷち。正直、顔面蒼白。道沿いには「絶対徐行」の看板がある!絶対徐行しなきゃ死ぬよ、こりゃ。落ちれば何ヶ月か死体は発見されないだろうし。ようやく駐車場に到着。しばらく行くと変電所があるが、まさに廃墟。何か出てきそうだ。周囲には昭和12年の地滑りによる犠牲者を追悼する慰霊碑が建てられ、当時の鉱山の施設を紹介する稗も建っている。正直、ここに2000人もの人が生活していたとは信じられない。それも80年も前から・・・当時の人々の開拓者精神というものは本当に大変なものであったことは、今の時代、天候のいい9月に車で追体験するだけで大げさでなく“命がけ”の経験をしたことで身を以って知ったというわけだ。鉱山には他の施設の廃墟もあるようだが、このガスでは撮影も困難、ここで撤収することにする。キーワードは“生還”生きて帰れてよかったよ。本当に。

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