↑遊就館名物の海軍カレー(680円)と海軍コーヒー(330円)レトロな味が嬉しい。ただ、量が少ないのが玉に瑕
昨日は朝から晩まで歩き回ったし、2~3日分くらい密度が濃かったんで、その反動で虚脱状態・・・。久々の担当者ニュースを昨日に続いてごそごそ書く。今回はレイアウトを変えて「生協の白石さん」ネタを書いてみる。依然、アマゾンで1位だけど、リアル書店でどのくらい売れるんだろ・・・。発売当初は県内書店じゃあまり見かけなかったし、昨日の紀伊国屋には平積みになってたけどね。昨日の散財もあって、無秩序だった本の在庫がさらに悪化・・・ウチから一歩も出ずに引きこもりながら、本を読む。最近読んだものも含めてざっと紹介。
谷口源太郎『巨人帝国崩壊』(花伝社)は巨人偏重のプロ野球の自壊状況、国家主義に絡めとられるオリンピックやW杯、企業スポーツの弊害を斬るというスタンスは一貫してて、ステレオタイプの左翼的傾向ではあるんだけれども、こういう立場のスポーツジャーナリストは絶対必要。オリンピック(特に長野大会)になると、批判を自粛しちゃうしさ。さっき触れた『生協の白石さん』(講談社)はあっという間に読了!改めて紹介は書きたいけれども、白石さんが心配してるように他の大学生協で「お店に関すること以外のカード」が波及することがないように祈りたいもの。くれぐれも節度も持って!大変だよなあ、大学生協も。『靖国神社を考える』(日本政策研究センター)は32ページの小冊子で「英霊」という概念が日本の祖霊信仰に基づくものであり、A級戦犯の合祀が日本的な美風である<和解の思想>で、弱腰外交を拝して総理大臣は断固参拝すれば、中国も諦めて黙る。そしてこの問題が解決すれば、誇るべき国と思えるようになって道徳的にもプラスだ・・・タカ派の靖国問題への考えがコンパクトに網羅されてて、そういう点では便利な一冊。で、今読んでるのが、靖国神社が編集している『日露戦争百年』。差別されていた有色人種が白人に勝ち、“限りなき希望”を与えた歴史的勝利。そのことがアメリカの排日運動やロシア革命とコミンテルンの暗躍(ソ連による中国共産党を通じた対日戦争)を生み、“大東亜戦争が宿命付けられた”って書いてある。先回りして言えば、結果として“大東亜戦争”で負けはしたが、アジアの意識を覚醒させ、植民地支配から各国を独立に導いた<大義のある戦争>をしたという日本近代史像につながっていくわけだ。オレは人を殺すのも、殺されるのもイヤだって臆病者だから、戦争に殉じた兵士の鎮魂という感情は自然と思いながら、“戦争の大義”をあからさまに言うあり方ってのは同意出来ないね、どうしてもサ。
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