昨日録画したインディカー:フォンタナのレースを観始めたのは良いけど、半分も無理。再生を止めたとこで、ちょうど再放送が映ってて、それが運悪くレースのラスト10周。
もう、しょうがないから、そのままラストまで観てしまう。完全なネタばれ。あわわわゎ。
ネットでモータースポーツ系のサイトは観てないから、レース展開とかは知らない。まぁ、後味の悪いチャンピオン決定じゃなかったみたいだから由としよう。
続きは明日観るってことで。
そんなわけで、最近、全然本が読めてない。“ソマリランド”も“戦艦ポチョムキン”も放置したまんまだし、今月はもう本買えないなぁ。
「F1速報」だけは熟読したけど。
もう一つだけようやく読み終えたのが、吾妻ひでおさんの『失踪日記2 アル中病棟』。前にも書いたように、これ8年前の『失踪日記』の続編で、300ページ以上の大作。
『失踪日記』も、最後の四分の一は、アル中編。
酒に溺れて、幻覚に怯え、オヤジ狩りに遭って、家族の手で病院に担ぎ込まれ、アルコール病棟での共同生活が始まるまでは書かれてるんだけど、その続編。
舞台は退院するまでの約3カ月。吾妻さん自身の体験が、ぬるく見えてくるほど、出てくるキャラがみんなメチャクチャ“濃い”。
「ぬか漬けのきゅうりは、生のきゅうりに戻れない」(P.67)。
三省堂有楽町店様にうつぐるみが! pic.twitter.com/4FFiNTZ3Uc
— 堅田浩二 (@httpcolon) October 18, 2013
回復しても、完治はしない不治の病で、何十年断酒しても一度飲めば元の黙阿弥。飲んだくれが更生施設に入って退院しても、社会復帰なんて至難の業。
だから、入退院を繰り返し、病院に匙を投げられ、いくつもの病院を転々とする“難民”まがいのつわものがゾロゾロ出てくる。こんな壮絶な環境を面白く描くんだから、さすが吾妻ひでお、と言うしかない。
『失踪日記』に負けず劣らず、いや、それ以上の傑作だと僕は思う。興味のある向きはぜひ一読を。
・休肝日(1)
★10月21日現在の処分数(311/350)