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ようこそ先輩!

2008-06-27 16:04:32 | 出来事
一昨年から、この時期になると中学校の先生から依頼されて、
進路指導の一環で開催される「ようこそ先輩!」の講師として
母校 出雲崎中学校へ行ってきました。

どうして私が3年間も講師として依頼されるのか未だに理解できませんが、
生徒さんたちの役に立てればと思い、お引き受けしました。

1回50分の講演を2回に分けて行います。
私の他に2名の講師の方々がいらっしゃって、
生徒たちが2名の講師のお話を聴くという形になっているのです。
全員が私の話を聞くわけではないので、1回の人数は20名弱。




今年は生徒さんたちが近い
ちょっと緊張しますよ~




それに、そんなにじっと見られると…


「実は、私は床屋になりたくありませんでした。」
毎年、この言葉から話し始めます。
先生に聞いてみると、中学生のみんなは、どんな職業の人も、
なりたくてなった人たちだと思っているようで、
私のように「最初はなりたくなかった。」という話しが、
自分の将来を考えるのに役にたっているのだそうで…

そうかな~?役に立つとは思えないけど…






中学2年生の時のスケッチブックを見せて、
「中学の時は、授業でこんなデッサンを描いていました。
 その頃の美術の先生は、石膏像を持ってきて これを描いていろ!
 と言って、自分は美術準備室で自分の作品を描いていたんです。
 なんて楽な仕事だろうと思って、美術の先生になりたいな~と思っていました。
 でも、先生になるには大学に入らなければならないから、
 私は頭が悪いので無理だとあきらめました。」

なんて話しをします。

高校に入ってからの夢、それが何故か理容学校に行くことになってしまった顛末。
そして、理容学校を卒業してから、デザイン専門学校に進学することになったいきさつ。
それがまた、理容の道に戻ってきた訳。

「みんなもこれから色んな夢を持って、色んな道に進んでいくことになりますが、
 最初からひとつの道と決められなくてもいいと思います。
 色んな事にチャレンジしていってください。
 誰もがみんな自分の好きなことを仕事にしているとは限らないということも
 覚えておいてください。
 色んなきっかけや、人とのつながり、自分の感じることが変わると
 道も変わっていくことがあるということも覚えておいてください。」
というようなことをお話ししました。

生徒たちからの質問タイムになると、
「年収はどれくらいですか?」

シビアな質問ね~
「月平均で○○万円くらいかな~、あとは自分で計算してね。
 あくまでも平均だからね。それより悪い月もあるんだよ。」


「理容師になっていい人と、なってはいけない人はどんな人ですか?」

ん?
「基本的に、なってはいけない人はいないと思いますよ。
 ただ、仕事を覚えるまでには沢山の練習をしなくてはいけないし、
 練習をしていても壁にぶつかる時期もあるので、忍耐力は必要だと思います。」


何を質問していいのか、わからないってところもあるのでしょう、
質問が出てきません。

そこで、私が
「去年の生徒さんの質問にこんなのがありました。
 今までで、一番困ったことは何ですか?
 これはね~、こんな髪型にしてくださいって持ってきたのが漫画の切り抜きだった時。
 それも、後姿の絵だよ~
 これは困ったね。だって、前髪がどうなっているのか分からないんだもん
 でね、そのとき考えてみたんだよね。
 例えば、花形満の髪型あるじゃない。
(それは分かってもらえなかったので、正面から見ても、側面からみても前髪が横に流れている髪型ってことで
 あれを実際にやってみるとしたら、どうすればいいか。
 きっと、3つの角みたいに前髪を3つ作った髪形になるんじゃないか?ってね。
 
 だから、床屋さんでも、美容室でも、持ってくるなら漫画じゃなくて写真にしてね。


なんだか、ここの話しは先生の笑いの壷にはまったみたいで、
クククって声を出さずに笑ってました


他にも話したし、質問もありましたが、大体こんな感じの内容でした。

私に依頼の電話をしてくれた先生は、
「3年一区切りということでお願いします。」
ということでしたので、今年で終了ですよね?
また来年もお願いしますって電話はご勘弁を

体が弱いので、緊張で寝込んでしまわないか心配な hf-matsu No.2 なのでした。


 

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