今年で18回目を迎えた「目黒のさんま祭り」
今まで何度か話には聞いていたが行ったのは初めて。
JRの目黒駅を降りて目黒通りに出ると大勢の人の群れ
道路沿いにさんまを焼くもうもうたる煙がたなびき、
ちかづくにつれサンマの匂いがぷんぷん、
例年3万人以上の人が訪れるという人気イベント。
大根おろしとすだちを添え細長いスチロールのパックに横たえられた
焼き立て熱々サンマを食する人たちの満足そうな顔
整理券が配られるかなり前に早朝から並んだに違いない~
だって11時頃、着いた時には行列は延々と長く続き
(ここが最後尾です)の看板を掲げていた警備員さんに聞いたら、
まだ3時間以上はかかるでしょうとのことだったから・・・
この蒸し暑い陽気の中、時々小雨がぱらつく中、長時間た~いへん、
苦労して延々並び続け、ようやく目的のものを手にした時の満足感
(おいしいね~)と語らいながら食べた秋の味覚は
夏の思い出の1ページとして、いつまでも残る事でしょうね。
それにしても大量のさんまを焼き続けるひとの苦労もたいへん。
大勢の人々が一丸となってこのイベントを盛り上げているんだろうな~
例年、岩手県宮古市で水揚げされたさんまが提供されていたのが、
今年は海水温の上昇が影響して不漁だったため、
初めて北海道の根室市で水揚げされたさんまを宮古市が仕入れ提供したとの事。
サンマ6500匹、すだち1万個(徳島県神山町)、
大根500本(栃木県那須塩原市)、備長炭(和歌山県みなべ町)が
同イベントのために各市町村から提供されたという。
サンマにありつくためには2時間から5時間は並ぶとの
前情報で初めから参加はあきらめていたし、
駅に着いた時には、係の人が(もうさんまの整理券配布は終わりました)
と大きな声で告げていたっけ。
少し離れた場所にあったご飯屋さんで昼食をたべたが
周りの客はほぼ、サンマ定食を注文。
炭火で焼く香ばしい匂いに食欲を刺激された者の気持ちは同じなんだね
近くの会場ではいろいろ楽しいプログラムが組まれ
人々の人気を集めているとのこと。
イベント広場ではバンドの演奏で盛り上がっていたり
観光大使のタスキをかけた美人さんが美声を披露していた。
友人が西馬音内音頭を踊る時間になったので、良く見える場所に
移動、写真を何枚か撮った。
優雅な手つきで軽やかに踊り続ける踊り手さんたち。
無我の境地でひたすらおどりつづける幸せが
全身にあふれていた。
何か打ち込めることがある人は本当に幸せですね。