秋晴れのある日 ふらりと散歩にでかけました。
少し風が吹いていて 空気がおいしい午後
辺りの景色はすっかり秋色に染まっていました。
ベージュ系の自然界の色に交じって鮮やかに色を添える種々のみのり.....
梅もどきの深紅 かりんやぼけの黄金色 たわわに実ったつやつやの柿の実
柚子の実は鋭いとげのある枝の間から濃緑色の硬そうな顔をのぞかせて。
真夏に妖艶なレース花をみせてくれた烏瓜の実はカーキ色に染まりぶーらぶら
からすうりの蔓は 人目につかない高~い木のはるか上の方に巻きついていました。
見上げて見上げてようやく
柿の古木に中くらいの大きさの実が鈴なり。。。。。
あちこち傷ついていたり(鳥につつかれたのかな)黒ずんでいたり
勿論つやつやお肌の美人さんもひしめき合っています。
さて、日本で一番大きな柿はなんでしょう?
何年か前ご近所の前庭にびっくりするような大型の柿がドカ~ンと一つ
それが甲州百目柿でした。
重さは400g前後、時には500gを越すのも多いそうです。
一方一番小さい柿、琉球豆柿(信濃柿)は直径2センチ足らずの豆柿です。
両者とも渋柿。大きい種は焼酎漬け・干し柿にしてとろとろの甘さに、
小さいのは、柿渋を採るために利用しているそうです。
夏のあいだ、威勢よく大きな葉を茂らせていた芭蕉は
すっかりうらぶれた姿に変りました。
葉は風雨に もまれて折れたり破れたり....
実だけは立ち枯れ状態で定位置を守っています。
すももの白い花がまた咲き出していました。
枯野にはユリの花殻、ススキ セイダカアワダチソウ イノコズチなど
庭では、山茶花が咲きだし、銀梅花の実も色付きました。
草刈を済ませた後からミントがまた青々と元気。
こぼれ種から芽を出した紫花菜(諸葛菜)が緑の絨毯のように広がっています。
大粒の実をたくさん付けて楽しませてくれたブルーベリー
葉がすっかり赤く染まりました。来年は枝切りを控え、伸びやかに育てよう!
そう思って、傍にあった ほうしょうの木を根元から切りました。
この木は小鳥さんからのプレゼント。葉の匂いがすっきりと爽やかだし、
一年中艶のある緑の葉が美しいので、抜かずにいましたが、
このまま行くと 数メートルの大木になってしまいます。
そこで 泣く泣くさようなら~