根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

『cue』と『からくりハウス』!

2009-05-30 04:47:56 | エッセイ、コラム
写真は左(left-side)が高野寛(TAKANO Hiroshi)の『cue』、右(right-side)がレピッシュ(LA-PPISCH)の『からくりハウス(karakuri-house)』というアルバム(album)です。
この2枚のアルバムに共通項を見い出す方は、20年前にキチンと音楽方面にアンテナを張っていた人でしょう。

私もそんなに昔の人間という訳ではないので、リアルタイムでTodd Rundren(トッド・ラングレン)という人物についての知識はないのですが、一般的にはポップ・ロックの鬼才と認知されている人物です。

1991年に『マイ・ガール(My Girl)』という映画がありまして、そのサントラ盤(sound track CD)にトッド・ラングレンの「I SAW THE LIGHT」という曲も収録されていたでしょうか。
これも非常に好い曲です。

そんなミュージシャンそしてプロデューサーとして海外の大物ミュージシャンのプロデュースも手掛けるトッド・ラングレンが、80年代も終わりを告げようとしていた頃、日本人アーティスト(japanese artist)のプロデュース(produce)する話しが持ち上がりまして、当時「イカ天」、原宿の「ホコ天」バンド・ブームで非常に活気づいていた日本のミュージック・シーンでもありましたし、幾つかの日本人アーティストの音をトッド・ラングレンが聴き選考の上、抜擢されたのが高野寛(TAKANO Hiroshi)とレピッシュ(LA-PPISSH)で、その後、トッド・ラングレンとの共同作業の上で出来てきたのがこの2枚のアルバムです。

高野寛はこのアルバムに収録されている「虹の都へ」がヒットして一躍ネオアコの旗手の1人になりました。

レピッシュは当時まだ馴染みの薄かった「スカ(ska beat music)」という音楽ジャンルを世間に知らしめ、その後もコンスタントに活動を続け(現在は活動休止中らしいです)、更にはレピッシュ脱退後元メンバーの1人の故上田現(2008年没)は“元ちとせ”の「ワダツミの木」のソングライター・プロデューサーとして一躍脚光を浴びました。

『cue』、『からくりハウス』の両アルバムは中古CDショップ(used CD shop)を何軒か巡ると安い場合は¥100くらいの値段(price)で売られてもいます。
両アルバム共に非常に好いアルバムです。
機会があればぜひ聴いてみて下さい。
20年の時を経ても色褪(あ)せないクオリティの高いアルバムですよ!

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