根無し草のつれづれ

日々の雑感をひたすら書き綴ったエッセイ・コラム。また引用部分を除き、無断掲載の一切を禁ず。

cicada at 代官山 LOOP 2016/4/17

2016-04-19 01:21:12 | エッセイ、コラム

cicada presents “detail” act,4 というマンスリー・イベントのファイナルに行って来ました。
Orland さんというバンドとの2マンです。
まずは対バンのOrlandさんが会場をあっためます。
80年代後半のJ-ポップ、そうだな、TMネットワークさんあたりにルーツを持つバンドと言った感じでしょうか。
彼らのTシャツを着込んでノッてる女子多し。
私にはどこか懐かしい音でしたが、一回りして、今の子達には逆に新鮮に感じるのか! っと自分の歳を考えてしまいました。

で、お待ちかねのcicada さんの登場かと思いきや、舞台転換の時間を長く取っていました。
機材チェックをかなり入念にされてましたかね。
仕上げにはミュージシャンの顔も持つ敏腕マネージャーが一通り機材のサウンドチェックをやられていました。
微妙に緊張感が漂う中、及川さんなりのセットアップなのでしょう、既にテンション高くはしゃいで、オーディエンスを笑顔にさせていました。
機材のセッティング風景もなんか好かったので、興味の赴くままシャッターを切ってみました。
おっと、バスドラにcicadaの文字とドローイングによるイラストが。
どこまでも、シャレオツですなぁー。

















テンションマックスではしゃぎ踊っていた及川さんも、スタッフに引きずられるように半ば強引に一旦舞台袖へと。

それで、会場の照明が落ちステージが浮き上がります。




自然発生的に期待の響めきが会場全体から…。
DJの音も止み、ショーの始まり。
あれはビートだったか、ベースの音だったか、我々を焦らすように鳴り、聴衆の期待を高め、まずは男性メンバーが持ち場に着き、ヴォーカルのあき子さんの登場を煽ります。






拍手喝采と共にあき子さんが現れ会場の興奮も最高潮に。







ヒップホップも彼らが紡ぐ音には重要な要素としてあるのですが、ぱっと聞き、チルアウト・ラウンジ系の音なのに聴衆は思い思いに身体を揺らし、あき子さんが投げるコールにすかさずレスポンスを返し、イントロから楽曲へと。











そうしてるうちに、あき子さんが、Orlandさんのステージでもゲスト・ヴォーカルを務めていた仮谷せいら さんを呼び込み、ツウィン・ヴォーカルで既に名曲の呼び声高い「夜明けの街」をデュエット



せいらさんのパートの時、姉が妹を見守るような表情を浮かべているあき子さんが印象的でした。
別のライヴの時の模様ですが、この共演は削除されてなければ、投稿動画サイトに上がっているので要チェック。
そして、一晩の時間経過の心模様を秋の季語を巧みに盛り込み作ったのが叙情派ソングライターの若林ともさん



です。
時に複雑なビートを叩き出すのが櫃田さん



黒子に徹し黙々とベースを奏でるのが木村さん



そんな5人の個性がぶつかり合い放たれるcicadaサウンドが1部の若者を中心に音楽業界を席巻しています。





















そんな、良質な楽曲群を堪能し、アンコールで唄われた

CICADA(シケイダ)- YES


をリピートで口ずさみながら、山手通りのLOOP



を後にし渋谷駅まで散歩がてら歩いたのでした。

セトリ
1,イントロダクション
2,No Border
3,ふたつひとつ
4,stand alone
5,夜明けの街
6,Naughty Boy
7,熱帯魚
8,FLAVOR
9,Bomb Tracc
10,アウトライン
11,Colorful
12,閃光
13,YES


追記、「YES」という楽曲、何ゆえ YES なのかという疑問が残ると思うのですが、それは来月・5月26日 渋谷 クアトロでの彼らのワンマンCICADA One man Show"Absolute"の折、制作者の若林ともさんに直接訊いてみて下さい。
音楽好きなら、おぉー! なるほど!! と納得する筈です。