こだわりメモ帳

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・ おどろきのチンパ

2007年03月18日 | ◆ メモ
中之島公園 070317

 「京都からの提言」の一環で、京都大学霊長類研究所松沢哲郎所長の講演を聴いた。
興味ぶかい話が盛りだくさんで楽しいひと時であった。
 その一.先進国でサルがいるのは日本だけです。G8等先進国にはいなく、ドイツ猿、イギリス猿などいません。
 その二.チンパンジーとヒトはヤッパリ近い。
ヒト科四属とは、ゴリラ、オランウータン、チンパンジー、ヒト。
チンパンジーとヒトのDNAの差異は1.23%しか違わない。例えばウマとシマウマの差異は1.5%である。
ヒトゲノムが100%解読され、チンパンジーと人間がいかに近いかがわかる。
 その三.チンパンジーは数字が読める。
チンパンジーの瞬時記憶はヒトより優れている。
タッチモニターを使い、0~10の数字カードを表示させた時、学習により0⇒10の順にタッチできる。
さらに、カードの0~10の数字を1~2秒見せた後、カードを白紙にしても100%正解できる。
カードの位置はモニター内でランダムに変化しても、100%正解できる。
このゲームは、大学院生にさせても誰も100%できない。
 その四.チンパンジーは7色を当てられる。
色別カード7枚をモニターに表示しつつ、別に色名漢字カードを1枚出すと7色カードから指差しタッチで正解できる。
7色カードは、表示位置はランダムに変化しても100%正解できる。
その逆で、色から色名漢字を正解できる。
これらの実験はビデオ映像で紹介され一目瞭然の学習光景は、驚きの研究成果であった。
 その五.チンパンジーの脳の発達と成長 (3月24日追記)
ヒトは、子供から大人へと成長の間、脳は3.26倍伸びる。一方チンパンジーは、ヒトに近い3.20倍の伸びを示す。
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