感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

「今」に真摯に取り組む姿が「未来」へ繋がる

2013-03-08 21:22:44 | 家づくり職人物語
正念場の一週間も明日の土曜日を残すのみと成りました。

明日に控える総社市での住宅増築計画の見積提出期日に間に合わせるべく朝からデスクで書類作成に励んでいます。

事前の下準備をしていたおかげで、こちらも無事に期日に間に合いそうな雰囲気にひと安心。

ここ二週間ほどは工事規模の大きな物件の見積作成の連続でしたが、取り敢えず現段階ではこの物件が最終と思いきや・・・

以前から当社の家づくりに興味を持ってくれていた、お客さんから急な連絡があり、「そろそろ家も手を入れたいと思っているのだけど?」とありがたいお話。

こちらは一時、良く耳にする事が多かった冬暖かい家、○○ソーラーにて建築されたのですが、確かに冬は確かに暖かいようですが、夏は限りなく暑いので何とかして欲しいと、数年前に断熱改修の工事をさせていただいたお客さん。

ありがたい事に「暇な時で良いから」と言ってくださるのですが、暇な時と言われると・・・

中々、お伺い出来ない現状は昔っからの当社の欠点。

先ずは早めに日時を決めて現地の調査と工事要望をお聞きする為にお伺い致しますので宜しくお願いします。

と、この手の話で思い出したのが先日の出来事で、去年の秋頃から岡山市北区で古くなった家を、随分と気に入られているファース工法にて「ファースの家」に建替えか?リフォームか?と悩まれていたお客さんと偶然お会いした時の事・・・

こちらのお客さんも暇なときで良いからと言われ続け半年も計画中断に、「又、消費税が上がって暇になったら林さん来てくれるよ」と主人と話をしているのよ(笑)との言葉に去年の暮れからの忙しさにかまけてしまい本当に申し訳ない気持ちで一杯です・・・

リフォームにしろ、建替えにしろ、その時が来たら絶対に「待って良かった」と思っていただける「家づくり」をお約束する事を誓いますので、もうしばらくのお時間の猶予をお願いします。

さて、午後からは倉敷市玉島での某企業さんのトイレ改修現場にて設備屋さんの器具の取付に立会い、その足で都窪郡早島町での大工さんたちが作業している都窪郡早島町での住宅改修現場へ・・・

こちらでは「しんちゃん」、「まっちゃん」、「信くん」の三人の大工さんが床の下地を作る作業に取り掛かっていました。

毎回の事ながら懸命に作業する彼らの姿は私たち林建設の一番の広告でもあります。

当社へ「家づくり」の依頼があった場合は手間受けの大工さんや下請け大工さんに作業を一任する事はありません。

それは竣工の時に「大工さんたちが懸命に作業する姿が本当に良かった。」と仰ってくれる、お施主さんの喜ぶ笑顔が見れるから・・・

その笑顔に支えられ、当社への工事依頼の約8~9割がOB施主さんからのリピートや紹介での受注の要因のひとつでもあるようです。

しかし何分にも倉敷の片隅にある小さな建築会社の為に、折角の多くの工事依頼も同時には行えず、ついつい「暇なときで良いよ」と仰ってくれるお客さんの言葉に甘えお待たせしてしまう事が多いのはつらい所でも・・・

それでも決して慌てる事なく「今」目の前にある一件、一棟に全力で取り組む事がお施主さんにとっても、私たちにとっても「家づくりから始まる感動としあわせ」に繋がる事だと私たちは解っているから、常に「今」という時間に懸命に取り組むのです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村