朝から穏やかな空模様。
真冬であることを忘れるほどだ。
午後零時の時報と同時に、周辺が動き出す。
「さて、今日はいずこへ？」となり、天候にも誘われ、繰り出したのはＴＯＮＫＩＮ。
昨年の１２月１３日以来なので、もちろん今年初ＴＯＮＩＫＩＮだ。
午後零時半に到着。
入店前に駐車しようとしたのだが、前回、話が出ていた店の前の駐車場は既に工事用フェンスが囲ってあった。
これにはチョイ困った。
仕方がないので、隣接の駐車場にイン。
それにしても、この駐車場は思わぬ特需だろうなぁ。
と、まぁそんなことはどーでもよくって、店に入るといつものように満席。さらに２人が待っている。でも、ここは回転が良いので待てばよい。しかも、待っている間に注文を聞いてくれ、着席すると早く出てくる。
今日も待合の椅子に座るや否や、ホール担当の昔のネーさんが「なんにしましょ？」と聞いてきたので、間髪入れず
バーグカレー
をお願いした。
５分ほどで席が次々空きはじめた。
狭い店内、カウンター席のすぐ背後に待合の席がある。
そこに次の人が座って待っていると思うと、食べ終えてコーヒーを飲んだりできる雰囲気ではない。それは、それは「食べたら早く去れ」という無言のプレッシャーをヒシヒシ感じるので、だれもがとっとと出て行くのだ（笑
今日はカウンター席でも、角の席に着席。
ちょうどＬ字の角の部分、とても中途半端なポジションだった。
隣はオヤヂがチキンカツカレーと野菜サラダを、まさに淡々と食べてる。それを横目で見ながら、出て来るのを待った。
同行者と同時に注文したのだが、最初に同行者のチキンカツカレーが出てきてから、しばらく待たされた。調理担当の昔のネーさんの手際が良いだけに、こんなことはチョッと珍しい。
「何でだろ」と思っていたら、チキンカツカレーオヤヂの向こう側に着席していた老夫婦のジーさんの方が「バーグカレーはまだかいな」と声を上げた。
すると、ホール担当の昔のネーさんが「バーグカレーはハンバーグを焼くのに時間がかかるからね。もうチョッと待って」と答えた。どうやら、何人分か一緒にまとめてハンバーグを焼いていたらしく、それに巻き込まれたようだ。
待っている間、結構冷静に店内観察。
今日は特に客の高年齢化が顕著だった。
１５、６人の客がいたが、どう見ても４０歳は超えている。
いや、５０歳平均か？あと１０年もすれば、これが一般的な光景になるかもしれない。そう思うと、チョッとヤバイかも。
アダルトな雰囲気の店内は、とても静か。
テレビのスピーカーから流れるみのもんたの妙なハイテンションの声だけが響き渡り、時折ジュージューという揚げ物の音が聞こえる程度。ほとんどの人が、黙々と黙って食べている。
不気味だった。
そんな店内を見回していると、やっと出てきた。
いつものことだが、ハンバーグに添えられている目玉焼きが完全に焼き過ぎで、黄身がしっかり固まっている。
カレーの目玉焼きは、黄身は半熟以下の柔らかさで、スプーンを入れるとドロリと流れ出なければいけない、と自分では決めている。それだけに、この固まり方は許せない。
その一方で、ハンバーグはいつもの超レアではなく、今日は完璧な仕上がりだった。
いつもだと、ほぼ間違いなく中央部分は生焼けというより生だ。しかし、今日の状態はミディアムとウェルダンの中間より、若干ミディアム寄りといえばいいか。
直径１０センチ、厚さは５センチ以上あろうかという大きなハンバーグの中央部分にスプーンをぐさりと突き刺し、割ってみると、断面から「ジュワ～、ジュワジュワ～」っと肉汁が流出。見るからに美味しそうだった。
カレー、固まった目玉焼き、完璧なハンバーグをミックスさせながら一心不乱に食べた。
途中、隣のオヤヂが去り、それと交代して今日の客の中では最年少と思われるアベックが着席した。
男性はカツカレー大盛りを、女性は普通のカツカレーを注文し、ほどなく出てきた。男性大盛りを見てビックリ。
ものすごい量だ。そして、「よかった、大盛りにしなくて」と自分に言い聞かせた。
カレーは見た目以上に辛く、食べれば食べるほど汗が出てきた。額から、後頭部からダラダラ。下を向くと汗がズボンに滴り落ちた。
真冬だというのに、真夏より暑かったので、持参した青いハンカチで流れ出る汗をせっせとふき取った。
それは、まるで昨夏の甲子園決勝で見られた光景だった。
しかし、「ハンカチ王子」ではなく「ハンカチおやじ」なのだが（爆隣の女性はきっと驚いただろうな。
本日の天気は
のち
よろしければポチリと押してください
人気blogランキングへ