上善如水

ホークの観察日記

『涙そうそう』

2007-04-08 17:41:31 | 映画

土井裕泰監督の映画、『涙そうそう』をDVDで観ました♪

主演は妻夫木聡。長澤まさみ。森山良子さんの名曲「涙(なだ)そうそう」をモチーフにした作品です。

幼い頃に親が再婚し、兄妹となった二人。しかし妹の父親は家を出て行ってしまう。病床の母(小泉今日子)から、妹を守ってやって、と言われ、約束をした幼い兄は、母親が亡くなってからも、その言葉を胸に妹を見守り続ける…

涙がポロポロ流れてきました!

妻夫木聡くんの笑顔がいい! 長澤まさみちゃんがカワイイ!!

舞台は沖縄。小さな島から那覇で暮らすにーに(兄)の元へ、高校に通うために妹がやって来ます。久しぶりの再会。そして始まる共同生活。

高校を中退して朝は市場、夜は居酒屋で働く兄は、妹を高校、大学へと進学させるのが生き甲斐。早く自分の店を持ち、しっかりした暮らしをしようと懸命に働いています。

血のつながらない兄妹。

にーにから彼女(医学部に通う大学生)を紹介されて、ちょっと複雑な表情を見せる妹が可笑しい♪

でもその彼女も、彼氏の妹にやきもちを焼いたりして♪

兄として、父親かわりとして、妹を守ろうとするにーに。その愛情をありがたいと思いつつ、兄を心配し、負担をかけたくないと思う妹。

そんな時、ある事件が起こります。

どんなに大変な目に遭っても「なんくるないさ」と笑うにーに。

もっと自分のことを考えて、私のことばっりじゃなく、私にも心配させて! と兄をたたく妹。

そして、にーにとケンカしてしまった夜、妹の前に出て行ったはずの父親が…

恋人とも違う、兄妹ならではの関係。ケンカしたり、本気で怒ったり、でもどこかでつながっている。そんな雰囲気をすごくよく表現していました。

あれ? でも自分とこも兄と妹だけど、かなり違うな(苦笑)

ラストに「涙そうそう」の歌が流れるのですが、感動して何度も再生。映画を観てからあらためて歌詞の内容を読むと、またジワァと。

「にーに」って沖縄の言葉、すごく好きです☆

こういうストーリーって、終り方が難しいよなぁ、と思って見ていたのですが、そこでもやっぱり泣いてしまいました。