上善如水

ホークの観察日記

腎盂腎炎

2019-06-30 20:10:42 | 健康・病気

入院していました。

病名は「急性腎盂腎炎」

前回の投稿は病院で書いていました。

ま、簡単に言うと腎臓が細菌に感染し炎症する病気。

病状は排尿時の痛み、頻尿、背中の痛み、38℃を超える高熱、ブルブルふるえるほどの悪寒、血圧の低下、全身の倦怠感。

前日から排尿時に痛みがあり、体調も悪かったのですが出勤。

勤務途中で耐えられなくなり早退。そのまま病院に直行し、即入院でした。

 

これまでも尿路結石とか、けっこう痛い病気にはかかっているのですが、今回の痛みはヤバかった。

内臓をしぼられるような鈍い背中の痛みと、排尿の度に起こる焼け付くような痛み。

これまでの風邪とか筋肉痛とは違う「異常さ」をビンビン感じました。

 

入院し、抗生剤と水分補給の点滴。

あとはひたすら安静。

もうトイレが苦痛でしょうがないのに、頻尿ですぐ行きたくなってしまう。

高熱で体が熱いのに、時折悪寒が襲ってくる。

もう難儀でした。

 

今は熱もそこまで高くないということで自宅療養に切り替わりましたが、退院初日の夜に38℃超えで排尿痛もまだまだあります。

処方された抗生剤を飲みきるまでは自宅安静が必要なので、水分とりながらトイレとベッドを行き来する日々です(苦笑)

疲れがたまっていたからなぁ。

もう無理はきかない年齢になりました(笑)

 

 


節約 お弁当

2019-06-25 12:35:57 | お弁当

節約お弁当。

洗い物を楽にするため、おかずの下にはサランラップを敷いています。

 

 

メニューが代わり映えしないのは食材がほとんど同じだから(笑)

ブロッコリーは冷凍物、キャベツもひと玉買って、その日のうちに刻んで冷凍にしました。

自分ひとりが食べる分ならこれでOK

細かいことにはこだわりません!

 

今月は外食も控えたので、ここまでの月の食費は2万円台。

毎日飲んでいるトマトジュースがセールで安く買いたのが大きかったかな。

まずは一月3万円以内におさえたいなぁ。


保存療法は「ほったらかし」ではない

2019-06-21 10:07:08 | 介護

大腿骨頸部骨折の利用者さま。

過去に何度か骨折しており、年齢的にも手術すると歩行困難になる恐れがあるため、ご家族が保存療法を選択されました。

要するに、骨折したまま病院から帰ってみえました。

もうね、毎晩コールの嵐です!

 

「痛い」「助けて」「何とかして」

 

そりゃあ骨が折れてれば痛いわなぁ。

保存療法の場合、疼痛(とうつう)コントロールをはかりながら、一方で廃用症候群の予防も考えねばなりません。

でもうちの担当NS(ナース)。

サマリーを送ってきただけで、利用者の顔も見にこない!

当然現場の介護士への指示もほとんどなし。

さすがに他のNSが気を使って、様子を見に来てくれたのですが、その際いくつか質問したところ、後になって主任さんからお叱りが。

「あのNSはパートだから私はあえて質問しなかった」「パートの指示で動くとあとあと問題になってNS間でケンカになるから担当NSに直接聞くように」

 

だって、その担当NSが説明に来ないじゃん!!

 

質問したのは、足はある程度固定した方が良いのか、クッションなどで安楽な姿勢をとらせたい、移乗の際の注意点など。

パートNSはクッションなどを使ってもいいと言って色々アドバイスをしてくれましたが、後日さっそく担当NSから指示書が。

「クッションなどを使う必要なし」(ここでも直接説明にはこない)

 

なんですかね、派閥争い?

NSの力関係なんて知らないよ。利用者さん第一で考えてよ。

 

利用者さんは認知症もあるので、自分が骨折していることも忘れて立ったり、動こうとして痛みを訴えます。

特に夜間、横になった姿勢が辛いのか、毎晩「痛い、痛い」と泣き叫び、他の利用者が心配したりうるさくて眠れなかったりで、結局個室に移されました。

それでも担当NSは薬のみで疼痛コントロールをするよう指示してきます。

 

毎晩泣き疲れて日付が変わった頃に眠りますが、朝は6時には痛みで目が覚める様子。

起きている間は連続コールで「何とかして」「もう死んだ方がいい」「痛い、痛い」と訴えるので、一人で他の利用者さんも見なくちゃいけない夜勤さんは大変です。

 

まだ自分なりの対処法を身につけているベテランさんはいいとして、新人さんたちがつぶれてしまわないか心配。

心に余裕が無くなると、他の利用者さんへの対応もおろそかになってしまいますからね。

優先順位を間違えると事故も起こりやすくなります。

 

ちなみに私はパートNSを普段から個人的に一番信頼しているので、クッションを使って楽な姿勢をとってもらいました。

一時間ほど痛みの訴えもなく寝ることができましたが、その後やはり痛みで起きてしまいました。

なかなか難しい。

 

本来なら、NSと介護員、関係部署で話し合って、今後の介護方針や介護計画を立てるべきなんですが、うちは残念ながらできていない。

せめて介護員同士で話し合って、新人さんへのフォロー、情報や技術の共有ができればいいのですが、それすらできない。

一応主任さんには提案してみたんですが、うやむやに受け流されてしまいました。

みんな自分のことで手一杯なのかな。

あぁ、今夜も「痛い、痛い」の悲鳴が続く・・・

 

 

 


「長くつ下のピッピの世界展」見て来ました!

2019-06-09 03:12:16 | アート・文化

せっかく名古屋まで出て来たので、ついでに寄って来ました。

松坂屋美術館で開催されていた

 

日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念

「長くつ下のピッピの世界展

~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~」



スウェーデンの国民的作家、アストリッド・リンドグレーンが描く、世界一つよい女の子「ピッピ」の話は、日本でも大人気ですよね!

リンドグレーンの作品はたくさんの国の言葉に翻訳され、書籍だけでなく、ドラマや映画、アニメやミュージカルなどにもなっています。

日本では1964年、岩波書店より大塚勇三さんの翻訳で『長くつ下のピッピ』として出版されました。

 

ピッピは力持ちというだけではなく、大人が勝手に決めたルールに縛られない、自由で心根の優しい女の子。

それはリンドグレーンの後年の活躍を見てもわかります。

子どもや動物の権利を守るために戦い、あらゆる虐待に対して反対の立場を貫き、不正に対して声をあげる。

1978年にドイツ書店協会平和賞授賞式で行ったスピーチ「暴力は絶対だめ!」は、翌年のスウェーデンにおける子どもへの体罰禁止の法制化へとつながりました。

 

今回の展示では、「長くつ下のピッピ」をはじめ、「小さいロッタちゃん」や「やかまし村」シリーズなどの貴重な原画や、オリジナル原稿など約200 点に加え、ピッピの住む『ごたごた荘』を精巧に再現した大型模型、リンドグレーンの貴重な映像、その愛用品などを見ることができます。

 

 

 

 

原画が思っていたより小さいことに驚いたり、修正の跡が見て取れたり、私たちが見ている「完成品」を作るために、作家たちがいかに苦労しているのかを知ることができて、とっても興味深かったです!

また2014年に宮崎吾朗監督によってアニメ化され、NHKBSプレミアムで放送されたリンドグレーン原作の「山賊の娘ローニャ」の資料も、ちょびっとだけですが展示されていました。

かつて宮崎駿監督と高畑勲さんが若かりし頃「長くつ下のピッピ」のアニメ化を企画し、原作者の同意が得られず挫折したのは有名なお話。

宮崎駿版「長くつ下のピッピ」も観てみたいなぁ〜

 

 

“子どもたちに愛を、もっと愛を、もっともっと愛を注いでください。
そうすれば思慮分別がひとりでに生じてきますから“

 

“もし誰かの悲しい幼年時代を明るくすることができたなら私は満足です”

 

                  ーアストリッド・リンドグレーンー

 

 


映画「ケアニン 〜あなたでよかった〜」

2019-06-06 21:19:29 | 映画

どうしても観たい映画があって、名古屋まで出かけてきました!

鈴木浩介監督。「ケアニン 〜あなたでよかった〜」(2017年)

 

 

 

そう、2017年公開の映画なのですが、当時は見逃してしまって。

2019年現在でも、自主上映会などが行われていて、次回作も製作予定だとか。

私は今回、名古屋のミニシアター「シネマコーレ」で上映されるのを知って観に行って来ました。

この「シネマコーレ」はアジア映画、日本映画、インディーズ作品と、普段大きな映画館では観れないような映画が観れる、映画ファンには有名な映画館らしいのですが、私は今回が初めて。スクリーンもひとつだけという小さな映画館です。

 

映画「ケアニン」は「ケアする人」という意味。介護施設を舞台にした介護の映画。

実在する神奈川県の小規模多機能介護施設「おたがいさん(株式会社あおいけあ)」をモデルに、多くの介護施設、専門学校、関連団体に取材し作られました。

現場の介護士である私が見ても、すごく考えさせられたし、すごく共感できたし、すごく感動しました!!

そりゃあ映画です。役者さんはスタイルいいですし、高齢者は粉ふいてないですよ(苦笑)

でも「スイッチが入る」とか現場でもよく使うフレーズが出てきたり、「介護」という言葉に代表されるさまざまな問題が、こちらはしっかりと「リアル」に描かれていました。

 

もうね、うちの施設の職員全員に見せてやりたい。

特にリーダーや管理職、理事の連中には強制的にでも観せるべき! と強く思いました。

 

自分の親が認知症だと思いたくない息子が、母親の変わりように絶望したり落ち込んだり、母親の中の幼い自分と出会ったり。

そのシーンがせつなくてせつなくて、涙、涙でしたよ〜

 

職業柄印象に残ったのは施設での食事風景。

うちは毎回戦場のような慌ただしさで、食事介助、服薬介助、歯磨き、トイレ誘導、後片付けと、とても利用者さんと向き合える時間なんてないのに、映画の中でのゆったりとした食事風景を見て、あぁ、家では食事ってこれが普通だよな、と衝撃を受けました。

なんで自分たちはあんなに毎日時間に追われて利用者さんを追い立てるように食事をしているんだろう、と。

 

人は誰でも年をとる

 

新人介護士の主人公を中心に、徘徊、妄想、拒否、失禁、同じことを繰り返す、家に帰ろうとする、家族の顔を忘れる、介護現場での事故、看取り、と認知症の様々な周辺症状、介護現場なら誰でも直面する問題が出てきます。

 

「こんな仕事やってられるか、

 どこにやりがいがあるんだ

 どこが楽しいんだ・・・ってか?」

 

「人間だから当然だよ。

 こっちも人間なら、むこうも人間。

 感情もあればプライドもあるんだ」

 

人間と向き合う。

認知症と向き合う。

それってとっても大変で、それって命と向き合うってことなんですよね〜

 

観て良かった。

これで明日からも頑張れそう!

 

この映画のモデルとなった「あおいけあ」に一年間密着したドキュメンタリー映画。

「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」も2019年5月18日に公開されました。

こちらもミニシアターを中心に上映されています。

機会があったら観に行きたいなぁ〜

「僕とケアニンとおばあちゃんたちと。」予告編