上善如水

ホークの観察日記

介護施設のマスク事情

2020-09-26 22:50:01 | 介護

夜勤明けで帰宅。

夕方近くまで仮眠をとって、夕食に「にゅうめん」を作りました。

そろそろ、そうめんも片付けたいので。

 

 

職場ではとうとうマスク着用のまま夏をこえてしまいました。

コロナ対策で必要なことはわかっていますが、やはり暑い、表情が見えない、など仕事にも影響していて、ようやくガーゼマスクにかわるマスクが配給されました。

最近のテレビで芸能人などがつけているアレです。

透明マスク

一人一枚。

メイドインチャイナ。

 

 

 

う〜ん、確かに口元は見えるようになったけれど、やはり暑いし、すごい違和感。

慣れなんでしょうけど、やっぱり使い捨てマスクが一番便利で、一番衛生的で、一番使い勝手が良かったな。

単価は聞いていませんが、今の所一人一枚なので全然足りず、自分でドラックストアで買った使い捨てマスクと併用しています。

個人が買えるんだから、施設も使い捨てマスクにすればいいのにと思いますが、やはりコストがかかるのかな?

手袋も単価が上がり、一時期品薄状態だったし、今なら介護員が自分のお金でマスクを買ってくれるから施設は用意しなくていいいので、施設的には経費削減になっている?

入居者が病院受診の際に使う使い捨てマスク(施設が用意した物)も捨てずに再利用していますからね。

あと近所の中学校の生徒が布マスクを寄贈してくれたので、それも入居者用に使っています。

よくボランティアで歌声を聞かせに来てくれたり、劇を演じてくれたりしていたのですが、コロナ禍でそれもできなくなって、じゃあ布マスクを、ということで作ってくれました。

こういうの一番嬉しいし、実用的で助かっています。

 

しかし本来なら福祉政策として、自助や共助に甘えず公助できちんと用意すべきだと思いますけどね、使い捨てマスク。

中学生の作った布マスクでその場をしのいでいるなんて、昔の学徒動員じゃないんだからさ。

 

 


介護施設 入浴拒否百景

2020-09-22 07:11:06 | 介護

 

 

入浴拒否の多い入居者さん。

最初に声かけしたのは新人さん。

直球どストレートに「お風呂行きましょう」と話しかけ、

「行きたくないからいいわ」と断られる。

時間を置いて、もう一度声かけするも結果は同じ。午前中の入浴は諦める。

 

午後になり、今度の担当は中堅の介護士さん。

午前中の様子を聞いて「難しいかもね」といいながら、明るくハイテンションで声かけ。

「◯◯さんコンニチワ! 久しぶりだね、元気だった?」

「あれ、久しぶり。ありがとう、元気だった?」とハイタッチ。

・・・いや、毎日のように会ってますけどね。

 

「一緒にお風呂に行かない?」

「う〜ん」

「連れて行ってあげるから、一緒に行きましょう?」

「・・・じゃあ、お願いするわ」

「うれしい。じゃあ車椅子動かすね」

 

と会話しながら浴室へ・・・

 

これね、介護技術のひとつなんだけれど、ハイテンションで演技しなくちゃいけない介護士さんの大変さをまずわかって欲しい。

新人さんも断られて(どうしよう)って困っているだろうけど、雰囲気作りを考えず、ある意味、入居者さんの気持ちを考えずにこちらの要望だけを伝えているから、声かけとしてはサボっているんだよね。

もちろん中堅介護士さんのやり方がいつもうまくいくとは限らないし、同じパターンが他の人に通用するわけでもないんだけれど、考えて演技してコミュニケーションにボディタッチも交えて工夫してる。

この雰囲気、空間を維持するために中堅介護士さんがどれだけ気を使っているか。

そこを新人さんにはわかって欲しい。

 

相手の入居者さんは認知症がすすみ、以前のように周りの状況が理解できず、記憶も維持できない。それを不安に思い行動すること自体に恐怖を感じている。そんな想像力が働くと、その不安を軽くしてあげることのできる声かけができるようになる。

実際に入居者さんがどう感じているかはわからないし、想像が外れることも多いんだけれど、考え方としてはこんな感じ。

ベテラン介護士さんになると、「この人なら安心」という関係性をつくっているので、割と「お風呂行きましょう」でもすんなりうまくいくこともある。

「お薬ぬりますね。こちらへどうぞ」とか「足の調子はいかがですか?少し見せて下さいね」と浴室に案内する人もいる。

「温泉に入りましょう」「いいところに案内しますよ」なんて人も。

介護に正解はないので、人それぞれのやり方があっていいんだけれど、相手の気持ちを考える想像力は大切。

 

ちなみにこの入居者さんは、強引に連れて行こうとすると、車椅子の車輪回しをつかんで足を踏ん張り、テコでも動かないぞって感じで抵抗する方。

真夏でも「風邪を引くから入らない」という入居者さんもいるし、「家で入るから入らない」という何年も施設で暮らしている入居者さんもいるし、「今日はやめておくわ」という入居者さんとか、入浴拒否のパターンは千差万別。かなり演技力と想像力が試されます。へたな演出家より手強いです(苦笑)


秋刀魚の塩焼き

2020-09-12 03:29:51 | 食・レシピ

サンマが不漁で値段が上がっているそうですね。

うちの近所のスーパーでは、そもそも店頭に並ぶことが珍しく、めったにお目にかかれません。

サンマは近年不漁続き、昨年の日本の漁獲量は過去最低なんだとか。

ピーク時の昭和33年から実に92%のダウン。

名古屋の大須にあるスーパーがニュースで取り上げられていましたが、3年前なら1尾100円ほどで売られていたサンマが、その日は税込みで843円。

身も小振りになってきていると紹介されていました。

 

 

先日、好きなおかずを自分で選んで会計する、バイキング形式の定食屋さんで、サンマが一皿だけ残っていたのでラッキーと思いチョイスしました。

サンマの塩焼き一匹352円。

他にご飯と味噌汁、きんぴらごぼうを選んで682円でした。

 

うちの祖母が魚を食べる時、頭と尻尾、骨しか残さない人だったので、それを見て小さい頃からマネしていたからか、今でも小骨の多い魚を食べるのは得意。

祖母ほどではありませんが、できるだけ身を残さずに食べるようにしています。

骨は細かく取り除くタイプ。

小骨を取り除いた身をご飯の上に山盛りにして、一度に食べるのが好きなんです。

あまりお上品ではないけれど(笑)

 

 

でもサンマが高級魚になってしまうとさみしいな。