上善如水

ホークの観察日記

今年もお世話になりました

2015-12-31 06:27:05 | 日記

ブログの更新どころか、大掃除も年賀状もおせち料理の用意も何も手に付かないまま大晦日になってしまいました。

そして12月31日は夜勤。

休日はそれなりにあるのですが、最近は体を動かすのもおっくうになってしまいついダラダラと(苦笑)

それに勤務が不規則なので曜日の感覚が無くなりがちで、気がつけばいつの間にか今年が終っていた、という感じです(笑)

 

介護の現場に入って認知症って本当に大変なんだと思い知らされました。

服を何枚も着込んだかと思えば、数分ごとに着替えを繰り返す人。

ご飯を食べたことを忘れ、家族の顔を忘れ、自分が今どこにいるのかも忘れてしまう人。

汚れたままの下着で出歩き、血が出るほど自分の体を掻きむしり、料理を服やテーブルに塗り付ける人。

徘徊、幻覚、妄想、暴言、暴力、異食、弄便、不眠、精神不安。

そうした症状に一番困っているのは本人。

でも周りの家族も同じくらい大変なんですよね。

たまにイベントでお寿司やケーキを出すことがあるのですが、「おいしい」「おいしい」と食べてくれるのは嬉しいのですが、数分後には何を食べたのか忘れてしまう。

お風呂やトイレの介助をすると「ありがとう」と言ってもらえる時があってそれはとても嬉しいのですが、同じ人から「人殺し!」「もう帰る!」と叫ばれることもあります。

自分たちは仕事でそれなりに専門知識も勉強しているのでそれが認知症の症状だと理解して対応できますが、一緒にくらしているご家族は元気な頃を知っているだけに余計に辛い。

本当、自分だけで抱え込まずに地域包括支援センターや病院などの専門機関に相談して欲しいです。

 

・・・そうはいっても介護保険制度の改正で施設を出なきゃいけない人を何人も見てきましたし、施設に入りたくても入れない人もたくさんいますし、介護現場の人手不足は深刻だし、まだまだ問題は山積みなんですけどね。

 

今年は初日の出も職場で迎えることになりそう。

一人で24人を起こして、着替え介助して、顔を拭いて、ベッドから車椅子に移乗して、トイレ介助して、水分介助して、朝食が始まるまでに食堂にお連れしなきゃいけないのでそんな余裕があったらいいんですけど。

 

最近は全然更新できていませんでしたがマイペースでこれからも続けていきたいと思っています。

今年も一年お世話になりました。

皆様、よいお年をお迎え下さい。