上善如水

ホークの観察日記

試験勉強追い込み

2017-10-31 09:32:23 | 悩み

介護福祉士国家資格試験の問題集に載っている問題から。

 

 問い 正しいものを選びなさい

1 生活困窮者自立支援法による事業は、2016年度(平成28年度)より開始された。

2 障害者虐待防止法では、虐待の通報や届け出の受理は、市町村障害者虐待防止センターの業務であって、都道府県障害者権利擁護センターの業務ではない。

3 雇用保険法は労働者災害補償保険法より前に制定された。

4 1974年(明治7年)に制定された恤救(じゅっきゅう)規則では、国家の責任を基本として貧困者を救済した。

5 ソーシャルインクルージョン(social inclusion)は、すべての人々が社会的孤立や排除などから援護し、社会の構成員として包み支え合うという概念である。

 

・・・介護の現場でこんな知識使ったことないよ(汗)

試験に合格するための勉強と、現場で利用者さんのためになる勉強とは、まったく別物なんですね。

あぁ、何で試験って小中学校からずっとこんな感じなんだろう?

暗記って苦手なんです。

調べればわかることは調べればいいじゃん! と思ってしまう。

ちなみに正解は5。

 

1の生活困窮者自立支援法が開始されたのは2016年度(平成28年度)じゃなくて、2015年(平成27年)4月から。

2の虐待の通報や届け出の受理は、「市町村障害者虐待防止センター」でも「都道府県障害者権利擁護センター」どちらも業務として行っているので、「都道府県障害者権利擁護センター」の業務ではないというのは誤り。

「障害者権利擁護センター」は、主に使用者(雇用者など)による虐待に係る通報又は届出の受理を行っており、他には市町村ごとに設置された「障害者虐待防止センター」の相互連絡の調整や情報提供、助言なども行っている。

3の雇用保険法は1974年(昭和49年)に制定されたので、労働者災害補償保険法が制定された1947年(昭和22年)より前に制定されたというのは誤り。

4の明治時代に制定された「恤救(じゅっきゅう)規則」というのは公的扶助の原型みたいなもので、国家に救済責任をおいたのではなく、地縁、血縁による相互扶助を基本とし、身寄りのない貧困者(無告の窮民)のみを救済対象としていたので、国家の責任を基本として貧困者を救済した、というのは誤り。

5のソーシャルインクルージョン(social inclusion)はソーシャル=社会的な、インクルージョン=包括、包含、という言葉からもわかるように、1980年代にヨーロッパにおこった政策理念で全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念であり、説明分の通り。


ちなみに「インクルージョン」(inclusion)の反意語は、「エクスクルージョン」(exclusion)で「排除・隔離」を意味する単語。

1980年代からヨーロッパでは移民問題や若者の失業問題が大きくなり、マジョリティー(多数派)とマイノリティー(少数派)の格差の問題が取り上げられてきました。「インクルージョン」とは「エクスクルージョン」=「排除」の対義語として出て来た言葉で、「排除」の対象になっている障害者や、ニートなどの若年失業者、移民など社会保障制度から抜け落ちてしまう社会的弱者といわれる人々を、社会(ソーシャル)から「排除」するのではなく、社会の構成員として包み支え合おう、という弱者救済のキーワードとしてヨーロッパで生まれた考え方です。

 

・・・はぁ、おぼえるの大変。

 

法律が何年に制定されたとか、横文字の意味だとか、これは市町村じゃなくて都道府県だとか、なんでこんな引っ掛け問題みたいなのが介護の資格に必要なの??(ちょっと被害妄想入っています 笑)

 

もちろんこんな問題はごく一部なんですが、筆記試験の合格基準に「総合得点60%以上」という条件の他に「11科目群(項目ごと)すべてにおいて得点があった者」というのがあるので、苦手科目も得点しないとその時点でいくら総合得点が高くても落とされてしまう。

 

筆記試験まで残り2ヶ月ちょっと。

 

だんだん不安になってきました(苦笑)



パンケーキ

2017-10-25 22:12:46 | グルメ

先日行われた第48回衆院選。

与党が衆院の総定数(465)のうち3分の2にあたる310議席を超える議席を獲得して終りましたね。

立ち上げたばかりの立憲民主党は55議席。

小池百合子東京都知事が代表をつとめる希望の党は50議席でした。

株式市場は世界的な株高を受けて日経平均が約21年ぶりの高値水準。

為替相場も1ドル=114円台まで円安ドル高が進みました。

はてさて、私たちの生活にどんな影響が出ることやら。

どの党も選挙中はいい事しか言わないので、選挙後、どの公約を本気で取り組むのか、しっかり見ておきたいと思います。

やっぱり、保育や介護従事者の処遇改善より、憲法改正、消費税増税が優先されちゃうのかな?

 

未来にあまり期待できないので、今を楽しむ(笑)

少し前になりますが、友人夫婦とパンケーキを食べに行って来ました。

私の好みじゃありません。

友人夫婦には中学生になる女の子がいるんです。

 

 

パンケーキ、初めてお店で食べましたけど、なかなか美味しかったです。

人気のお店で、30分くらい待たされましたけど(苦笑)

 

 


介護と選挙

2017-10-22 11:07:09 | 国際・政治

今日は衆議院議員選挙の投票日ですね〜

私は台風(21号)が近づいて来ていることもあって期日前投票で済ませて来ました。

投票所で1時間も並びましたよ。

こんなの初めて。

みんな今回の選挙にはどうしても「参加」しなくちゃ、て思ったのかな?

 

うちの施設でも利用者様用に期日前選挙を行いました。

でもお年寄りに「希望の党」だとか「立憲民主党」だとか、なぜ「民進党」候補がいないのか、誰かちゃんと説明したのかな?

まぁ、説明したって混乱するだけかも知れませんけどね。

私もどの党がどんな政策なのか、誰がどの党で立候補したのか、最初混乱しましたから(苦笑)

一応フロアのテレビで政見放送は流しましたけど。

 

今月はただでさえ人手不足なのに「選挙」てイベントもあり大忙し。

職員が2人ほど長期休養に入ってしまったんですよね。

お一人はご病気で入院。

もう一人はメンタルをやられて休養。

利用者様より職員の健康がヤバいです。

さすがにこれでは回らないので、他業種からの転職者が新しく採用されましたが、新人教育に主任さんが取られてしまい、忙しさは変わらない!

ホント、今回の選挙で当選なさる代議士さんは、本気で介護現場の改革しないと、現場は崩壊します。

 

施設入所の条件をより介護度の重い(基本)「要介護3」以上にしたのなら、その分常勤換算の人数も増やしてもらわないと。

人手不足人手不足ていうけど、シフト制で不規則勤務、おまけに夜勤をやっても手取り15,6万円。もちろんお盆も正月もなし。昇給するにも介護報酬は年々減らされて会社の収入自体が伸びないこの現状で、毎日「死」と向かい合わなきゃいけないストレスと重い責任にさらされるこの職場に誰が入ってくるの?

介護報酬毎年値下げして、消費税や介護保険やその他増税、おまけに介護福祉士の受験料も値上げ(1万3140円→1万5300円)して、これで人が増えるわけないよ〜


一応自民党は「介護職員のさらなる処遇改善」(基本給とはいっていない)をうたっているけど、介護報酬削減、高齢者負担の増加を決めたのも自民党だし、立憲民主党は「保育士・幼稚園教諭、介護職員等の待遇改善・給与引き上げ、診療報酬・介護報酬の引き上げ、医療・介護の自己負担の軽減」をうたっているけど、2009年にマニュフェストで「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」といって実現しなかった(多少引き上げたが4万円に届かなかった)のも(旧)民主党だからなぁ。


最低限、常勤換算の人数を増やして欲しい。

もちろん今の条件では人が集まらないから給料も上げて。

さて、今回の選挙、結果はどうなることやら。

今夜出る結果を見守るしかないですね。

 


介護福祉士国家試験

2017-10-03 11:58:03 | 日記

 

来年の介護福祉士国家試験を受験することにしました!

実技試験は実務者研修を終了しているので免除。

筆記試験は来年1月になります。


実質3ヶ月ちょっとしかない(汗)


資格を取っても給料はあまり増えませんが、挑戦するからには受かりたい!

受かるには過去問の問題集を最低3回やるとか、先輩たちの話を聞くと結構苦労したとのことなので、勉強頑張らないと。

疲れて寝てる場合じゃないな!

 

著者 :
中央法規出版
発売日 : 2017-06-01