上善如水

ホークの観察日記

勤続10年の介護福祉士に処遇改善8万円支給

2019-03-29 09:00:17 | 日記

さっそく現場では不満爆発です。


うちの施設では「勤続10年」「介護福祉士」という条件に合う人が一人しかいなくて、自動的にその方が給料8万円アップ。

・・・でもその人、職場で有名な新人クラッシャー。

これまで何人の将来有望な新人が辞めさせられてきたか。

かくいう私も新人時代にいじめられました(苦笑)


文句(?)が多いというか、細かいというか、物の置き方ひとつにしても「どうしてこうなってるの? いつもと違うでしょ?」とくる。

素直に「これはここに置いてね」で済む話を「どうしてこうなってるの?」「なぜこうしたの?」「何考えてるの?」と追い詰めるタイプ。

自分からは素直に教えない。

まず相手に非を認めさせて、理由を聞き(たいてい新人は何も考えていない)、謝らせて「私はこうはしないけどね〜」と正解も教えない。

食い下がって正解を聞こうとすると「前に教わったよね?」「メモとってないの?」「そのメモちょっと見せて」と火に油。

万事この調子なので、お年寄りに寄り添いたいという優しい志を持って入ってきた新人は心が折れてしまう。

逆に「○○さんコワイ〜笑」とか笑って流せるギャルの方が長持ちしたり(決して介護に向いている人材ではない場合が多い)

では介護技術は優秀かというと、私が見ても決してマネしたいほどじゃないし、お年寄りの評判もそれほど良くない。

勤務年数が多く役職もついていますが、リーダーというより立ち位置は平社員並。

全体を見渡して「この日は人員が少ないから出てくる」とか「この人は疲れているから勤務変わろうか」なんて考えたこともないタイプで常に自分の都合優先。

そんな方が給料8万円アップとなったら、同僚や部下は心中穏やかでいられるわけがありません。

 

しかも自分の給料が上がるとわかったからなのか何なのか、最近やけに優しくて、文句もいわなくなったから逆に不気味なんです。

自分から率先して仕事したりして(そんなことしたことないのに!)

 

今年10月に新設される「特定処遇改善加算」

勤続10年以上の介護福祉士に8万円の処遇改善を加算するというものですが、では“勤続10年以上”の具体的な定義とは何なのか?

厚生労働省の審議会によると 「“勤続10年以上”の定義は個々の事業所の裁量で設定できる」 となっています。


同一の法人で10年以上働いていなくても、介護福祉士の資格を取ってから10年以上経っていなくても構わない。別の法人に務めていた期間も、医療機関で仕事をしていた期間も、障害福祉の現場を支えていた期間も、全て考慮に入れることも可能、だとか。

つまり事業所の裁量で決めていい、解釈は各事業所にまかせる、ということらしいです。

 

そもそも厚労省が重視しているのは、現場を牽引するリーダー級の介護福祉士が最も高く評価されること。

 

極端にいうと、必ずしも“勤続10年以上”にこだわって考える必要すらない。

そのスキルや仕事ぶりなどを勘案し、事業所が「この人は経験・技能のある介護福祉士だ」「この人の給料を上げたい」と判断すれば、たとえ“業界10年”に至っていなくても対象として扱える。

“勤続10年以上”はあくまで目安でしかない、というのです。

日本語あいまいすぎるわ!

 

うちの事務所、絶対そんなことわかってないよ。

単純に「ここで10年以上働いている介護福祉士」て条件で決めてる。

じゃなきゃ、むしろ早く辞めて欲しいと現場が望んでいる新人クラッシャーが選ばれるわけがない。

処遇改善全体にいえることだけれど、事業所の裁量にまかせちゃダメだって厚労省。

現場を何も理解していない事業所の管理職にお金を渡したら、絶対現場の介護士には届かないんだから。

支配者たちは豪華な家や車を持っているのに国民は飢えている、どっかの独裁国家と同じ構図なんだって。

 

うちの現場では「10年以上働いている人は簡単には辞めない。むしろ生活の苦しい新人に8万円より少なくていいから少しでも支援してあげた方が介護業界全体のためになる」という意見で一致しました。

そもそも本気で介護職の待遇を改善する気があるのかさえ疑わしいですけどね。

ホント、現場を支えている人にお金が渡って欲しい。

 


人事異動の季節

2019-03-18 21:28:47 | 日記

3月も半ばを過ぎ、人事異動の発表がありました。

ベテランさんが異動になるかたわら、新入社員の補充はなし

エ〜〜〜

憤懣やるかたなしです!

どうして?

こんなに人手が足りないのに?

 

・・・どうも事態はもっと深刻で、他の系列施設ではここよりさらに人手不足が進んでいて、早番、日勤、遅番一人掛け持ちだとか、夜勤明け早番なんて勤務もあるとか。

そこで人手不足の中でもまだましな方であるウチの施設から、人を抜いていくそうです。

 

これが人手不足の負のスパイラルか!(意味不明)

 

当然他よりましとはいえウチの施設も人が(さらに)足りなくなるので、一人夜勤がはじまり(実質休憩時間なし!)、ユニットを一つ統合してベッドは空いているのに受け入れを中止するとか。

ま、介護する人がいないんだもの、そうなるよね。

 

でも一人夜勤て、35人の利用者さんを一人でみるなんて、不安しかない。

35人を朝ちゃんと起こして着替えさせて、トイレ介助して、洗顔介助して、食堂で飲み物を提供して、薬を飲ませて、朝食を食べれる状態にまで持って行くなんて、一人の人間に本当にできるの?

5分おきにトイレに行きたがったり、自分の部屋がわからなくなったり、車椅子から立ち上がろうとする認知症のお年寄りだよ?

服を盗まれた、家に帰りたい、娘に電話して、背中がかゆい、TVがつかない、数日何も食べさせてもらっていない、なんて訴えを聖徳太子ばりにさばきながら?

それを休憩も取れずに徹夜した9時間勤務のオムツ交換が終わった直後の最後2時間で?

ひとりあたり3分ちょっとしかないよ?(中には自立している人もいるけどさ)

さらにそれを月給16万円でしろとおっしゃる?

 

そりゃ介護職集まらないよ・・・

 

中には時間がないからと、朝の3時4時から利用者さんを起こし出す職員さんもいます。

お年寄りは朝が早いとはいえ、3時から起床介助かぁ、ちょっと早過ぎない?

では朝食時間を後ろにのばせばいいかというと、今度は9時からの入浴介助に間に合わなくなる。

ホント、この時間から時間のしばりが、自分の首をしめているんですよね。

管理はしやすいのかもしれないけれど、こんなの生活じゃない。

はぁ、4月から不安しかないよ。

 

 


体調不良

2019-03-01 08:33:02 | 健康・病気

風邪でダウンしていました〜

熱はたいしたことなかったのですが、喉が痛くて痛くて。

一応病院でインフルエンザの検査をしましたが、こちらは陰性。

絶対職場でうつったんです!

 

食事介助をしていると、こう両手で器とスプーンを持つじゃないですか。

その時、利用者さんがくしゃみをすると、手で庇えないから顔を直撃するんですよね。

座った状態でかなり体を近づけているから逃げられないんです。

 

職場でもらった病気でも、病院代は自腹だし、有給休暇の申請しなくちゃいけない。

昼勤はともかく、夜勤は代わってもらうの悪いなぁ。

ホント、病気の時くらい安心して休める労働環境にして欲しい・・・

 

今は回復してきたので何とか出勤していますが、入浴介助などすると真冬でも汗でビショビショになるので、油断をするとすぐぶり返しそう。

仕事中にのど飴は舐められないので、ペットボトルの水にのど飴を入れて溶かして飲んでいます。

早く治って欲しい〜