山本太郎氏、国会議員除名をちらつかされる 「憲法の原則から、許してはいけない行為」と指摘されていた
投稿日: 2015年09月25日
参院議長の山崎正昭氏(自民)は9月25日、山本太郎参院議員を議長室に呼び、厳重注意をした。
18日の参院本会議に喪服で出席し、
安倍三首相の問責決議案の投票で、
焼香のしぐさをしたり、安倍首相や自民党席に向かって合掌したりしたことを問題視した。時事ドットコムなどが報じた。
山崎氏は「次は容赦しない。
議員バッジを外すことになるかもしれない」と述べ、
国会法に基づく除名をちらつかせて警告。
「神聖な本会議場の品位を汚す行為だ」と批判した。
これに対し、
山本氏は「安全保障関連法の強行採決は、
議会制民主主義を破壊する行為であり、
それに対する自分としての表現だった」と説明。
その後、
記者団に対し「山崎議長が公平な立場で見て、厳重注意が妥当だというのであれば、謹んでお受けするしかない」と述べた。
なお、山本氏の参院本会議での焼香などのしぐさについては、
次世代の党の参院議員・和田政宗氏は「宗教的儀式」と批判。
「政教分離という憲法の原則からしても、極めて、やってはならない行為。
絶対に許してはいけない行為であり、懲罰に値するだろうと思っている」と指摘していた。
憲法20条は政教分離について触れており、
「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」としている。
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