怒りを抑えられない障害、若い男性を中心に急増
 
(2015.3.22 朝鮮日報)


瞬時の怒りを抑制できなかったり社会的規範に適応できなかったりして対人関係の摩擦や怒りの表出などの問題を引き起こす人格および行動障害を患う患者が少なくない。

健康保険審査評価院が2日に発表した「成人の人格および行動障害」についてのここ5年間(2010-14年)の資料を見ると、1年間の患者数は1万3000-1万4000人に上る。」

また男性が女性に比べて2倍以上になることが分かった。

これらの障害で診療を受けた患者の3人に2人は、10-30代の若者だ。

特に20代の男性の診療はここ5年間増え続けており、増加人数も最も多いことが分かった。

2014年に20代は全体の診療者数の28%と最も高い割合を占めた。

次いで30代が18.4%、10代が17.3%の順だった。

人格障害とは正常な社会的機能を遂行する上で障害を引き起こす性格異常のことで、疑い深くなり、冷淡さや攻撃性などが持続的に表れる場合をいう。

絶えず対人関係に問題が生じたり、さまざまなことを疑ってみたり、法や倫理に背く行動をためらわなかったりする。

「習慣および衝動障害」は、明確な動機のない反復的な行動が特徴で、病的な賭博、放火、盗癖などがある。

怒りを調節できず、雰囲気にそぐわない爆発的な怒りを表出するケースもこれに該当する。

明知病院精神健康医学課のキム・ヒョンス課長は「幼いころに自分の欲求や葛藤を解決する過程で家庭と学校教育を通じて適切な社会化が行われなければならないが、過保護やゲームへの没頭、一人ぼっちの生活などで、そうした経験ができないまま成長してしまった結果だ。

男性がより攻撃的で暴力の程度がひどいため、病院を訪れるケースが女性より多いが、内的障害の要因は女性にも多い」と説明する。

問題は、こうした人格障害と行動障害が犯罪につながる恐れがあるということだ。

突発的な理由で暴行犯罪を引き起こした人は1年に約5万人、傷害犯罪を引き起こしたケースも5万人だ(2011-13年警察庁統計)。

白病院精神健康医学科のウ・ジョンミン教授は「韓国は葛藤そのものが多い上、これを適切に解決する市民意識や制度的装置が存在しない。

従って、子どもがてんかんを引き起こしたり若者が乱暴を働いたりするように、人格障害や行動障害が怒りの表出として発展する可能性が高い。

小さな葛藤や怒りが習慣化すると規模が拡大する傾向があるため、積極的に治療を受けることが望ましい」と促す。

同教授は「このような障害を持つ患者は自ら診療を決心するのが容易でないため、周りの人々が激励し診療を勧めることが必要だ」と付け足した。

セヌリ党の申宜真(シン・ウィジン)議員=小児青少年精神科専門医=は「人格障害と行動障害は脳が柔らかな青少年期以前に治療しなければならず、大人になってからでは固まってしまう恐れがある。

学校で道徳教育はもちろんのこと、問題を抱える生徒たちのための治癒プログラムを取り入れるべき」と主張した。(抜粋)


あまりにも削る記事が少ない、珍しいほど情報満載の"素晴らしい"記事ですね。


ただ、この記者は問題の本質が全く読めていないのが残念。

 
「家庭と学校教育を通じて適切な社会化が行われなければならない」と素晴らしいことを書いてあるのに、
なんで読者の記憶に残りやすい最後の締めで「学校で道徳教育はもちろんのこと、
問題を抱える生徒たちのための治癒プログラムを取り入れるべき」と家庭を抜いちゃったのでしょうか。

どうしても最後は権威付をして終わらせたかったのでしょうが、一番大切なのは学校ではなく、家庭なのです。
 
過保護すぎる育児、ゲームさえ与えていたら大人しくなるからと言って、ゲームをさせっぱなし、大学も寮に入れれば後はどうにかなると、ケアを怠る。そんな事をするから激ギレする若者が激増するのです。

で、南朝鮮人が好きな日本との対比がないので付け足しましょう。

平成26年の犯罪白書を見ると、傷害事件の検挙人数は2万3527人でした。
 
南朝鮮は5万人なんだそうですね。これだけでも、人口比からすると5倍もの発生件数です。
 
こんな人たちが"急増"ですから、社会としては危険水域に突入しているんですね。


それでは、どうすれば家庭を変えられるのでしょうか。

残念なことに、特効薬は存在しません。人を恨む教育を止め、他人を蹴落とす教育を止め、科挙もどきの成果教育を止め、そして、甘やかしを止める。
 
そんなことがすぐにできるはずがありません。
 
唯一できるとしたら、子どもは全て他国の家庭に育児をお願いする。
 
もうそれしか方法はないのです。