「黒田バズーカ」炸裂で韓国経済窮地 ウォン高進み輸出産業に大打撃
2014.11.04
産経 ZAKZAK
一部省略
ロイター通信によると、朴大統領は10月6日と23日の2度にわたり、円安が国内経済に悪影響を与える一因だとの認識を示したと伝えた。
青瓦台(大統領府)によると、同大統領は工業団地の着工式典で「円安など、外部環境が急速に変化する中、競争相手国が(韓国に勝とうと)追い上げを急いでいる」と述べたという。
韓国銀行は3日午後、日銀の追加緩和の韓国への影響を点検するための緊急会議を招集したと聯合ニュースは報じた。
そこでは「実体経済と金融市場に及ぶマイナスの影響が大きい」「輸出企業の採算性が悪化すれば債務償還が厳しくなり、金融システムの安定にも支障が出る可能性がある」などと警戒する韓銀の為替担当者の声を紹介している。
週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏は「韓国経済は成長率も低下しており、“失われた20年”の泥沼に入り込もうとしている。
アベノミクス級の抜本的改革が必要であることを朴大統領は認識すべきだ」と指摘している。