北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】小松基地-武士道23日豪共同訓練(2)器材準備-小松基地航空祭への備忘録(2023-09-07)

2023-09-24 20:21:05 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■北陸特急の車窓から
 撮影に行く前に今一度カメラバッグの中を点検しトラブルへの想像力を高めて事前の対策を行おう、小松基地航空祭への備忘録だ。

 え、えらいことや・・・、せ、戦争じゃ・・・。いや間違えたかな。え、えらいことや・・・、せ、清掃じゃ・・・、が正しい。前回、小松基地へ行くぞとの意気込みと共に小松駅で特急を撮影するとCMOSセンサー真ん中に特大のホコリが付着、撮影に支障する程と気づきました。

 EOS-7Dmark2と、そしてコンパクトで実績を積んでいる70-300mmDOレンズにするか、EF100-400mmISレンズにするか。サブカメラはEOS-7Dでは重すぎるし、EOS-5DmarkⅣは更に重いし、EOS-M5でもいいよね。そしてpowershotG3Xを持って行くかあ。

 小松駅に到着して、CMOSセンサーの一番大事なところに特大のホコリが貼り付いていた、ブロワーで吹き飛ばすのが一番なのだけれども、肝心のブロワーを置いてきてしまった、さあ大変だ。小松基地武士道2023演習撮影は、それ以前の問題から始まった。

 キタムラ。偶然だけれども、小松市には織田家縁の寺院が内陸部にありまして、特急の車窓から小松駅到着まえに特に意味もなくその方角を眺めていたのです、するとちょうどあと一分少々で小松駅に到着するところで、カメラのキタムラ看板が、と気づく。

 CMOSセンサーに異物が貼り付いたままでは撮影なんてできません、金沢まで家電量販店を探すか、いろいろ考えた先に思い浮かんだのがさっき見えたキタムラ、ということでとりあえず行ってみたわけです。案外中古品コーナーなど揃っていて驚きです。

 EOS-7Dmark2、ここまで特大のホコリがついたのは初めてかもしれない、無事店内でホコリを吹き飛ばすと、店員さんが一応点検してみましょう、と親切に確認してくれまして。これでいよいよ万全の体制で臨むことができるようになりました、ブシドーに。

 武士道2023、オーストラリアからはF-35A戦闘機が長躯日本間で展開しているという、そして見えましたヴェイパーを曳いてF-35が大きく旋回する姿を、北陸新幹線の高架付近で。いや遠すぎますよ、しかし探してもこのあたりにタクシーは全く見えません。

 小松空港到着は、予定よりもかなり遅くなりました。そして見えていましたよ、F-35が着陸してゆく様子がね。ブロワーをしっかり確認していれば、小松空港展望デッキでみることができたのだろうなあ、今日は成る程ランウェイチェンジしているのかあ。

 ランウェイチェンジ、ちょっとこれも気がかりでした。そういうのも小松空港展望デッキから、金沢方面へ向けて離陸するランウェイチェンジでは、離陸は迫力ある構図を撮影できる、けれども着陸は完全に滑走路上を車輪で動く様子しか撮影できない。

 北陸までやってきたのだから飛行している様子を撮影したいものです、けれども肝心のオーストラリア空軍は既に着陸してしまった。どうなるのかなあ、というものでした。考えればイタリア空軍も台風遅延により撮影はあまりしっかりとできなかったなあ。

 イタリア空軍のことばかり考えていましたら、F-15戦闘機の日伊合同訓練特別塗装機が出てきてくれまして、そうそうこれも撮りたかったのだよ、とちょっと安堵しました。オーストラリア空軍との特別塗装機も撮影できましたので、さすがに気分が高揚します。

 台風といえばこの撮影に行きました費は突如出現した台風13号が今年の台風としてはあり得ない速度で日本に接近しており、なんと三沢基地航空祭をねらっている経路をとっている、ただ、この日はその関係でしょうか、晴天なのですが風が常に吹いていまして暑くはなく、快適でした。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-花園,アイスコーヒーはコードネーム“花園”香り立つ時間です

2023-09-24 18:28:05 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 京都散歩はカメラ片手に寺社仏閣拝観参拝に書店巡りと焼き物巡りに調度品巡りと鉄道散策から美術館まで様々な見どころがあるのですが、その際にちょっとだけ喫茶店へ立ち寄る。

 コードネーム花園-香り立つ時間です。・・・、うん。北大路機関というのは影響されやすいわけではないのだけれどもハマると延々続くという印象がある。だからこそこういう文章を延々と紹介し続けているのですが。こちらは花園駅前にある。

 スパイ教室、面白いですねえ。スパイ小説というもので姿勢を正しすぎますと肩すかし膝かっくんを喰らいますが、日本の創作物は斜め上からの一撃が得意だ、例えば世界のサメ作品の一石を投じた怖くないサメモノ、お出かけコザメのように。

 アイスコーヒーを注文、そして落ち着く。煙草のニオイが少々ノドに厳しいですが、花園のリリィさんはそういうものに耐性があるのだったか、わたしには無いや。看板だけをみて入った、いや喫茶店があるのは知っていたが風景の一部でしかなかった。

 珈琲を、甘くせずブラックで正解だった、少々煙草のニオイがたん絡むけれども、一口含み周りを見渡すと、古いが磨き上げられたカウンターと喫茶店らしいおおきすぎないテーブルにレンガの壁という落ち着いた店内、時間が磨き上げた店だ。

 マダム、お店をきりもりするのは宮津出身、テレビはいっさい見ないが無類の映画好きで歴史の好き。聞けば、かの勝新太郎御大の事務所がとなりにあって、大映撮影所も近かった故に映画のスターが昔はよく立ち寄り、上でドラマ撮影ロケがあると。

 藤田まことといえば、京都殺人案内か、いや必殺シリーズよ、と。夫婦旅さらば浪人もなかなか、というような話題から、水面に水滴が弾んだり流れたりする情景を撮影できる場所や葵祭の散策まで、ちょっと面白い話題が自然にただよっている。

 珈琲の香りとともに、こういうお店では雰囲気を楽しむというところなのですが、常連のご婦人ともども歴史と映画と写真にカメラ、雰囲気が客を選ぶといい、同好の方々が自然に集う、ということを実感します。ちょっとの休憩のつもりが、楽しい。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都発幕間旅情】養老鉄道600系/旧近鉄600系,ラビットカーサイクルトレインにみるローカル線の輸送力

2023-09-24 07:00:46 | コラム
■サイクルトレイン
 鉄道の利点は大量輸送力だといわれるところですが所謂満員の通勤電車や貨物列車以外にも当てはまる点があります、単純に車内がバスよりも広い。

 近鉄600系電車、現在は養老鉄道600系電車、1992年に近鉄が通勤電車近代化の一環として導入し2007年の近鉄養老線の養老鉄道への移行に際して近鉄から養老鉄道に移管された車輛、なのですが順次東急電鉄中古車により置換えが進み転換点を迎える車両という。

 ラビットカーと呼ばれる電車なのですが、養老鉄道ではサイクルトレインとして自転車の持ち込みが可能となっていまして、57kmに及ぶ揖斐川駅から大垣駅を経由し桑名駅までの路線、自転車がそのままもちこめます。自転車、バスには載せられぬ鉄道の輸送力だ。

 鉄道の輸送力、というものが今後代替交通手段との比較として問われる事となるのかもしれません。それはバスの大きな限界、車椅子での移動に対する輸送力です。もちろん、赤字路線に対して車椅子移動補助を要請することの難しさは理解しているのですが。

 車椅子補助は、社員十数名と運転士数名が若干数の車両を運行する零細鉄道会社には負担であることは理解するのですが、かつての400系新幹線の様なホームと車両を繋ぐ自動渡し板構造物追加などで、電動車椅子ならば自力乗車することは不可能ではありません。

 バス一台に車椅子一台二台、というならば鉄道をバスに代替した場合でも輸送することは不可能ではないでしょうが、五台十台となれば、鉄道の輸送力が必要となることは間違いありません。現行法で、車椅子移動は待ってもらうことは出来ますが拒否は許されない。

 鉄道の輸送力、これからの超高齢社会、既に今年の敬老の日で、人口の一割が80歳以上となっている状況で、車椅子移動の需要は増大することは必至なのです。もちろん、高齢化の進む地方では、この場合、駅中心の集住など再転換の必要性は生まれるのですが、ね。

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