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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】小牧基地航空祭二〇二五【7】巨人機の時代とブルーインパルス(2025-03-01)

2025-08-30 20:12:28 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■ブルーインパルス
明日が松島基地航空祭という今夜の特集はブルーインパルスと。

小牧基地航空祭、巨人機の時代、という月刊”丸”の特集が大昔にあったよう記憶しますが、文字通り巨人機の時代になったものだ、と認識しますのがこのところの小牧基地航空祭でして、3機種が並ぶ。

E-767早期警戒管制機、1990年代最大のお買い物と言える航空自衛隊の装備で4機を揃えた、当初計画ではE-3早期警戒機が欲しかったと云い、それは1981年に日米合同演習で搭乗して以来の悲願だったという。

KC-46A空中給油輸送機、自動給油システムに不具合があることがアメリカ空軍での運用で指摘されていまして、いちぶにはA-330MRTTを採用した方が良かったのではと云う聲もありますが、今日的に見ると。

E-7Aウェッジテイル早期警戒機がアメリカのE-3早期警戒管制機を置き換える計画が白紙撤回され、E-2D早期警戒機に置き換わることとなったものの、E-2CとE-767の違いを考えると大丈夫かなあ、と考えるが。

KC-767空中給油輸送機とE-767早期警戒管制機と。E-2Cの話を聞きますと遠隔地展開が相当制限され、E-2Dについては管制能力が強化されたもののオペレーター不足から副操縦士までオペレーターを担うとかで。

ブルーインパルス飛行展示準備の開始、この小牧基地航空祭はブルーインパルスが飛行展示を行うということで来場者が数多く集まりまして、実際展示があるかないかで5万の来場者数のひらきがあるという感じ。

C-130H輸送機の前にひとひとひとひとヒトヒトヒトヒトとうう感じの情景です。ブルーインパルスの集客能力を実感するところで、もともと普段の小牧基地航空祭は3万くらいの牧歌的な来場者の航空祭なのだけど。

航空祭は脚立禁止が徹底されていますのはご覧の通りでして、20年前ならばいざ知らず、エアショーへの関心、というか無料イベントと映える風景への関心への高まりからこんなに混雑しているという時代ゆえ。

松島基地からのブルーインパルス飛行展示へ、その飛行展示の時間帯が、ブルーだけ見れれば良いという方も大勢居ますので、マア、混雑はこんな感じ、一番前でみるか、いちばんうしろで見るか、今回は後ろ。

C-1FTBとC-1、そう今回の小牧基地航空祭は主役は退役間近のC-1輸送機なのですから、構図にブルーインパルスとC-1をいれる最後の機会と云うこともありまして、いちばん後ろから撮影しようと云うことに。

T-4練習機の離陸、明日が松島基地航空祭、ブルーインパルスのホームベースの航空祭ということですから、午前と午後とにブルーインパルスが飛ぶらしい、これ、こんなかたちで混雑するのですかねえ。

小牧基地とT-4といいますと、この航空祭の後、フェリーの新田原基地所属T-4が離陸直後に犬山市の入鹿池に墜落する事故が。浜松基地でのブルー墜落事故で重傷を負われた方が犬山市現住とこの日聞いたことが、後々心に響きました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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【G3X撮影速報】練習艦隊江田島出航二〇二五【7】練習艦隊単縦陣(2025-03-14)

2025-08-28 20:12:33 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■江田島
この特集も間もなく完了します。

江田島の練習艦隊、雨天の撮影に難渋しましたことは気泡の通りですが、雨天で風がある場合は最悪、そしてこの季節は考えなくてよいのですが、撮影方法と撮影環境でもっとも厳しいのは、吹雪、続いて強風下での霙です。

雨天でも風が無ければ、これは今年の祇園祭山鉾巡行、前祭りの豪雨で、傘があれば基本的にレンズに雨粒は来ません、すると案外撮影しやすいことがある、祇園祭を例に挙げますと猛暑のように熱中症の可能性も減じますから。

練習艦隊の場合は風が吹いていたからなあ、しかも、今回痛感したのは撮影立地で風を遮るものが無いと、傘の内側に雨粒が来るという以前に、傘そのものが強風で吹き飛ばされそうになる、この片手を笠に封じられて撮影する難しさ。

吹雪の場合は、レンズに張り付くと、雨粒以上に撮影を制限します、まえまえからわたしは、カメラレンズにワイパーが欲しいものだ、しかも電動式のワイパーで雨粒を弾いてくれるようなものが、と考えるのですが、流石に出てきません。

防滴を考えますとスマートフォンの方が、可動部分を抑えているのである程度雨滴に強く、また可動部分が少ないというのは防水カバーに収納した場合でも操作性が失われないという利点がありますけれども、わたしの場合はなあ、と思う。

スマートフォン全盛の時代、十年ほど前に友人が秋葉原のヨドバシでコンデジを買おうとしたところ、映像センサーと処理機能からいずれスマートフォンに淘汰される、こういわれたそうで、地方の家電量販店はコンデジの無いところも出始めて。

ただ、どうしても拡大していますと信号処理技術が補正技術で実際のセンサー光学画像を“加工”しているものが多く、拡大してみると意味をなさない、変な文字情報や補正画像が出ているところを見ると、スマホで写真は撮れないのか、とおもう。

画像データ作成が補正の行き過ぎで画像データ生成になっているのに対して、デジタルカメラは、多少補正の部分はあるのは理解しているけれども、撮影はしているのだ、こう格差を考える一方、すると写真機が画像機に圧されている、ということ。

他方で、スマートフォンの望遠機能が、ひと昔にはレンズ部分に望遠鏡を装着するというもので、広告では上手く撮れている宣伝をしているものの、周りではそういう撮影方法で航空機などを狙っている事例はないなあ、とおもうのですが、それは。

複数のレンズを複眼のように疑似望遠レンズとして用いることで、高倍率ズームを実現しているというスマートフォンがでています。2017年でしたか、富士総合火力演習で90式の発砲焔をスマホで撮れた方が、隣にいらしたことはありましたが。

望遠機能は技術発展により、レンズ駆動部分のような長さを必要とするものを超えて発達しているというのは、正直にすごいなあ、と思うのですが、カメラの即応性という面で、例えば新幹線の車窓に急に編隊飛行が見えた瞬間など、撮れるかどうか。

使い勝手という部分でカメラの利点が大きいと思うものの、撮りたいものを執るカメラよりも、撮れるもので妥協するスマホの時代になっているようで、カメラとともに進化してきました北大路機関としては、ちょっと寂しく思ったりもするのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【M-5撮影特報】プリンスオブウェールズ日本寄港,ノルウェーイージス艦ロアールアムンゼン(2023-10-29)

2025-08-24 20:20:20 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■ロアールアムンゼン
 横須賀での撮影の速報その続報を掲載いたしましょう。

 ロアールアムンゼン、今回のプリンスオブウェールズを旗艦とする空母打撃群の日本訪問では、ノルウェー海軍が本邦を史上初めて、これは戦前も含めてですが訪問したということで、注目すべきでしょう。

 フリチョフナンセン級ミサイルフリゲイト、スペイン海軍のアルバドデバサン級ミサイルフリゲイトにも興味があったのですが、こちらは拡大改良型のホバート級、オーストラリアのものを日本でも見られる。

 ノルウェーのフリゲイトは列記としたイージス艦で、しかし基準排水量は4681t、満載排水量で5121tと、基準排水量では護衛艦もがみ型を上回りますが満載排水量では同程度、そういう意味で注目の。

 オスロ級フリゲイトという、クラスター弾規制でもありそうな名前のフリゲイトをノルウェーは1966年から2007年まで運用していましたが、これが満載排水量で1760t、つまり5121tというのは大きい。

 ヘルゲイングスタッド、フリチョフナンセン級といいますと2018年に貨物船と衝突されて沈没したヘルゲイングスタッドを思い出すのですが、まあ、思ったよりも大きいという印象を受けたのですね。

 アルバロデバサン級を縮小した、スペインのバサン社設計の船体にAWSイージスウェポンシステムを搭載していますが、SPY-1Fレーダーは上部構造物に対して大きさがぎりぎり、積むの精一杯さを感じます。

 ホバート級を例に挙げますと、逆にアルバロデバサン級よりも若干大型化したのとは対照的ですが、ノルウェー海軍はNATOの一員として有事の際には北海は勿論、北大西洋まででなければなりません。

 アーレイバーク級などを見慣れた横須賀の視線からは、もがみ型の親戚のようなフリゲイトではあるのですが、ステルス性、というよりも北大西洋を想定して開口部を最大限抑えた形状が印象的でした。

 タイコンデロガ級が122基のVLSを搭載していまして、アーレイバーク級や、こんごう型が90基や96基、しかし昨今、紅海シーレーン防衛などでミサイル搭載能力の重要性が指摘されているところですが。

 フリチョフナンセン級のVLSは8セルのみ、ここに1セルあたり4発を装填できるESSMを備えている。ちなみにアルバロデバサン級とホバート級は48セル、共同交戦能力を見込んだVLS数ということなのか。

 NSMミサイル、射程が350kmというハープーンミサイルの後継としてアメリカ海軍などでも採用が進むノルウェーのコングスベルク社製ミサイルと、その横の12.7mm銃座のよこにはこちらを見張る兵員が。

 アムンゼンといえば、スコット隊と極点到達を競ったノルウェーが誇る冒険家、いやそれがイギリス海軍と同道かあ、とおもいつつ、日本来港という歴史的瞬間が、教も横須賀に広がっているのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】小牧基地航空祭二〇二五【6】C-1輸送機完全退役前(2025-03-01)

2025-08-02 20:25:42 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■C-1輸送機
 この並びこのC-1輸送機の。

 C-1輸送機、こう写真を振り返ってみますと、同じ2025年の撮影なのですけれども、このC-1はすべて退役しているというのが、ちょっと不思議におもうのですよね。この装備の開発はかなりの大事業となっていましたので。

 防衛庁記録を見ますと昭和45年度防衛庁記録の初飛行ではT-1練習機を随伴機として飛行している様子とともに、その初飛行に至るまでのモックアップ製造から初飛行後の各種試験、空挺団による降下試験など記録されていた。

 C-130H輸送機、もともとここ小牧にもC-1輸送機が配備されていましたが、C-1輸送機の製造終了後に輸送機増強方針が示されたことでC-130H輸送機が、輸送機部隊の増強という名目で導入されていますが、この導入も紆余曲折ありまして。

 防衛庁内局では、C-130H輸送機の輸送力が大きすぎるという反対論、今考えると笑ってしまいますが、外国の侵略につかえるという論点で、そんなランボーやメイトリックス大佐を大隊規模で準備できない限り成り立たないような反論があった。

 輸送能力強化、C-1輸送機には沖縄返還前の航続距離や空輸能力の制約があった為に、小笠原返還、奄美返還、沖縄返還後の空輸任務に対応できなくなったという上京がありますが、C-1には胴体延長などの検討があったとも側聞していまして。

 C-1輸送機は航続距離が小さい分だけ、その速度が大きいことから24時間当たりの飛行回数、ソーティを強化することで空輸能力を一回当たり少なくとも回数を増やすことで強化するという、長大な旅客列車と新幹線の対比のような思想があり。

 8tしか搭載できないC-1輸送機とC-130H輸送機は16tを輸送できますから、この差は覆い難いものがあるのですが、飛行隊単位の空輸能力ならばC-130Hを15機装備する小牧の輸送力は、C-1ですと30機を必要だ、ということに。

 30機を、しかし増産するならば、派生型開発にもつながったでしょうし、31機で終わったC-1輸送機量産計画が61機まで増やす必要が生まれたならば、改良型開発、C-1block2のような機体へ発展することも可能だったかもしれない。

 8tを搭載できるC-1は、機内容積さえ確保するならば、例えばUH-1H多用途ヘリコプターの空虚重量は2.2tですし、60式自走無反動砲も8t、60式装甲車は無理でもF-7型警備車は6t、それほど搭載できない輸送機ではない。

 C-130H輸送機ならば、96式装輪装甲車は搭載可能ですが、しかし自衛隊はそれほど輸送機による装甲車輸送を考えていませんでしたし、それならばC-1輸送機を増強して、その上で改良型を、航続距離延伸など考えても、とおもうのですよね。

 C-2輸送機をみていまして、いや、先日、パリ航空ショーにてボーイング社の事業部長が、日本など特定顧客から一定数の需要があればC-17の生産再開は可能だ、と発言しました。C-17はC-130H輸送機の4倍の空輸能力があります。

 自衛隊の輸送機調達は、飛行隊当たりの輸送需要があり、このためC-1とC-2は1:1では置き換えられなかった、するとC-130Hを15機、4機で置き換えられるのですが、するとC-1の逆の可能性を考えて、しまうのですよね。

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【G3X撮影速報】岐阜基地航空祭2024(9)移転準備と自衛隊行事紹介(2024-11-17)

2025-07-31 20:25:16 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■自衛隊行事
岐阜基地をなかなかしっかり撮影出来ない今日この頃の暑さですが。

岐阜基地航空祭のしょうかいもいよいよ今回が最終回となってまいりまして、Weblog北大路機関移転準備のさなかで、第4師団祭、中部方面混成団祭、第3師団祭、第10師団祭、第4施設団祭、こういったものが掲載準備中となっています。

航空祭と練習艦隊、今掲載しているものを掲載した上で移転するというのが理想でして、その先に、何しろ今年の自衛隊行事は大幅に予定が変わっていますし、観艦式も今後十年単位で行えない時代がきているといい。

観艦式と中央観閲式および航空観閲式は今後情勢が大幅に変わらない限り行えない、という方針を防衛省が発表しましたし、富士総合火力演習の一般公開も終了、展示訓練は2021年が最後ですし、自衛隊を知るのが難しくなる。

防衛予算は増えて行くのですが、その予算の使い道がブラックボックスのままでも歓迎、という方は少ないでしょうから、こうした状況があるとか、この部分は大丈夫なのか、というような視点をどう維持するかは課題ですが。

北大路機関を確実に移転しなければそれも難しくなると云うわけですので、そのための準備を進め、かりにWeblogという媒体が消えた先にもデータを残し公開する方法というものをも策しているというこうずですね。

移転先で掲載するために、一段落と云うことを考えているのですが、北大路機関は何しろ20年の歴史がありますので、9800もの記事がありますし、コメントはこれよりも遙かに多く、その確実な保存を先に行っているのですが。

移転に際して全てのデータをもっていけるわけではなく、そのために一年分だけを移転したという話もありましたし、移転に時間が掛かるという、膨大なデータの代償というものもありますので、慎重に進めているのです。

掲載前データ、万一のことがあった場合に備える事前作成記事の移転も開始しましたが、なにしろこの北大路機関は備蓄してある未掲載の記事も多く、これも一つ一つ、データが消えた場合でも再建できるようにということで。

OCNブログ時代とは記事の数がかなり違いますので、移転準備は大変なのですが、移転先もWeblogという媒体がいつまで残るのだろうかという素朴な不安とともに、なにより掲載のレイアウトもおおきくかわるでしょうから。

投稿を確実に維持するという方式、というよりもOCNブログとgooブログでさえ、まったく違うWeblog方式でしたので、サイドバーを中心にしたレイアウトを切り替えるのも文章作成から苦労していましたので。

日曜日と土曜日に行事特集、月曜日と火曜日に時事関連、水曜日に寺社仏閣、木曜日に行事特集か特集記事、金曜日に行事予定紹介、そして週末を除く平日朝に時事の話題、週末は鉄道とグルメ、こうしたダイヤグラムで。

関心事というのは人によりけりですので、この一週間に掲載する内容のダイヤグラムを画定するにもそれなりに試行錯誤がありましたので、移転先はしばらくは試行錯誤になるのだろうなあと、いまから思いやられるのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】練習艦隊江田島出航二〇二五【6】練習艦隊単縦陣(2025-03-14)

2025-07-27 20:00:26 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■沿岸防備と戦力投射
 いよいよ北大路機関創設記念の7月29日がちかづいてきましたが。

 練習艦隊出航を観ていますと、海上自衛隊は大型水上艦艇を中心とした組織であるのだなあ、と実感するとともに、先日の輸送艦にほんばれ一般公開を思い出しますと、陸上自衛隊も沿岸防備に重点を置いて海上自衛隊は外洋任務に就いた方が、とおもう事が。

 パワープロジェクションとシーレーン防衛に重点を置ける基盤と任務分担する必要もあるのだろうか、という、まあこのところの一つの視座です。一つの方向性としては、陸上自衛隊の一部を沿岸砲兵、スウェーデン型の沿岸砲兵に置き換えて。

 海上自衛隊の地方隊が担う沿岸防備戦闘を分担して受け持つことで、海上自衛隊はヘリコプター搭載護衛艦などの増強に注力できるのではないか、という視座です。日本のシーパワーの難しさは、欧州と日本、中東と日本、東南アジアと日本の間に。

 冷戦時代の1000浬シーレーン防衛構想が、在比米軍が安全を確保している南シナ海まで船団護衛を実現したならば、南シナ海まではソ連海軍の原潜以外は、巡洋艦もバックファイア爆撃機も到達できないという一つの安心感でしたが。

 現代では南シナ海そのものが中国の聖域となっているという現状です。東南アジアの中央部にある。東南アジアから日本までのシーレーンを南シナ海抜きに考えるのは不可能ですから、ここにポテンシャルを示して戦争を回避する努力が求められるのです。

 ただ、先日、柔軟反応ドクトリンと大量報復ドクトリンの区別も曖昧に防衛政策が画定しているのではないかという懸念を示しましたが、そもそもドクトリンを立てることが憲法違反だ、という神学論争をいまだに続けているために前に進めない現状から。

 必要な防衛力のあり方を防衛戦略から導き出せていないという実情に直結しているという、こうした現実はあるのですが、沿岸防備は陸上自衛隊がSSM-1を6個連隊、教育所要含めれば6.5連隊を整備した時点で既に既定路線であったのだろう、と考えるのですね。

 ちょうど陸上自衛隊が導入するMQ-9無人機はASWポッドが開発されていますので、かつて小松島などに配備されたS-2哨戒機が対応していた重要水道の対潜哨戒も陸上自衛隊がある程度担える可能性が出てきましたし、用途は広がっていますから。

 MQ-9,ああASWポッドを調達できればという前提だが。MQ-9は実用化できるかは別としてAEWポッドが開発されて早期警戒機として運用出来得るというゼネラルアトミクス社の提案があり、サイドワインダー空対空ミサイルも搭載可能です。

 03式中距離地対空誘導弾改と19式装輪自走榴弾砲と25式偵察戦闘車と93式近距離地対空誘導弾と混成編成とした沿岸特科連隊を編成して、その沿岸特科連隊の支援下で陸上自衛隊がミサイル艇を運用するならば、沿岸部の防衛にはかなりの威力を発揮し得る。

 ミサイル艇は、その中の意志を示す海軍力の一端、という形で、テルピッツ型の海洋接近拒否型沿岸海軍を陸上自衛隊が担えるでは無いか、現状の空への備えが艦砲のみのミサイル艇よりも遙かに運用の自由度が高められるよう、おもうのですよね。

 大型水上戦闘艦不要論、というものが1990年代を中心に軍事ヒョーロン家一部の間でも提唱されましたが、シーレーン防衛を考えますと真逆であり、戦争を抑止しなければはじまってからでは。選択と集中という選択肢を逆に考えるべきと考えるのです。

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【G7X撮影速報】桂駐屯地創設70周年記念行事(7)AH-1S対戦車ヘリコプター(2024-12-01)

2025-07-26 20:07:05 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■AH-1S対戦車ヘリコプター
 この一枚の中からAH-1Sを瞬時に見つけられた方はある種の才能が有ると思いますが実際問題至近距離でもAH-1Sは見つけにくい、AH-64Dは背景の山の稜線あたりから撃ってくる。

 桂駐屯地創設記念行事、この最終回はAH-1S対戦車ヘリコプターの地上展示のための飛来とそして装備品展示です。AH-1S対戦車ヘリコプターは1981年より導入が開始され陸上自衛隊航空打撃力の主柱として96機が富士重工においてライセンス生産されていますが。

 その後のAH-64D戦闘ヘリコプターの導入計画が、防衛費縮小の時代とともにミサイル防衛という当時の喫緊課題への対応に主軸を置いたため予算不足に陥り、その結果調達を維持することが出来ずAH-1Sそのものが陳腐化しているとともに。

 戦闘ヘリコプターというものが時代遅れ、つまり陳腐化、その評価を下されたことで区分ごと、無反動砲やロケット弾のように消えてゆく結果となりました。いまだ残っては居ますが、稼働率低下に見舞われていて、特に主たる対戦車装備が射程3750mのまま。

 BGM-71-TOW対戦車ミサイル、しかも有線誘導型では十分な任務遂行は難しく、既に過去の装備を維持しているという状況なのかもしれません。ただ、ロシアウクライナ戦争を契機にドイツとアメリカで脱戦闘ヘリコプターの気運があり。おれたちは間違ってない論が。

 戦況分析荒出ているのは理解していますが、対戦車ヘリコプターの大きな損耗は緒戦の一年間をフランスの元第4戦闘ヘリコプター連隊長を中心としたエアバスヘリコプターズ社による戦況分析があり。これは匍匐飛行をせず単に低空飛行していたものが損耗に。

 携行地対空ミサイルの格好の標的となったもので、23mm機銃弾に耐える装甲を持つ戦闘ヘリコプターがミサイルを発射できない林間を匍匐飛行した場合の生存性に結論を出したものでは無く、今後は無人機対処用に30mm機関砲が小型装甲車を含め普及してゆきます。

 こう考えられるなかにあって。30mm機関砲弾に耐えられるかが難しい現状では、かつてのような無敵、という存在ではないものの、スパイクNOLSのような射程20km級のミサイルがヘリコプター用に開発され、状況はかなり変わるように思うのですよね。

 機関砲を搭載した装甲車両を射程外から一方的に駆逐したのちに暴露した補給段列や車列に機関砲とロケット弾で刈り取るような運用を行う運用は、そもそも固定翼機の無人機では匍匐飛行が行えませんので、戦闘ヘリコプターでしか対応できないだろう、こう考える。

 ことSEAD防空制圧任務、航空自衛隊にはこの専門部隊がありませんし、この任務はMQ-9無人攻撃機でも難しく、いや155mm榴弾砲なら可能なのでしょうが。すると地上戦だけでなく対地攻撃そのものは砲兵がいなければ不可能という、航空機不要論となり。

 これは本末転倒です、ここに、ウクライナを見すぎて視野狭窄になっているのではないかと危惧し、安易に乗っかる自己弁護のような論理は不安を感じるのです。アメリカはAH-64E不要論は同時に早期警戒機不要論など錯乱の一環であるという認識が必要ですし。

 ドイツのEEC-665戦闘ヘリコプター廃止論は、維持費用をケチり過ぎた結果に稼働率が低下しすぎたという理由がありました、なにか引きこもり正当化論のように。他の国でも実例はあるもん、という考えは危険なのでは無いかと考えるのですね。

 このあたり、大量報復ドクトリンと柔軟反応ドクトリンの考え違いをせず、日本有事はヘリさえ飛べない全面戦争を念頭に反撃能力でも整備している最中、地域紛争では使えない装備に注力しているようで、ちょっと危惧してしまうのです。

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【G3X撮影速報】小牧基地航空祭二〇二五【5】安全保障におけるリアリズム-明日の海の日を前に考える(2025-03-01)

2025-07-20 20:15:46 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■安全保障におけるリアリズム
 航空祭などの写真と共に連載のように尺を繋ぐ特集は。

 安全保障におけるリアリズム、これが難しい、リアリズムで自衛隊は必要だ、と言うところ、つまり二項対立で必要ないというものの存在もある程度想定したような議論在れば、どういった戦争を自衛隊が展開するのか、そのドクトリンまで踏み込むことが出来ず。

 結果、防衛政策は戦車や戦闘機や護衛艦の数、防衛費の金額と自衛官の人数、ここくらいでお茶を濁すしか無い、という問題に転じてしまうのだろうなあ、と。憲法を変えれば、と全部解決するのかと問われれば、それが可能ならば、となる訳ですね。

 そもそも今ほど政治無関心と大衆迎合主義が横行しファクトチェックさえ出来ずに陰謀論が流布され続ける状況にあって憲法制定権力を自ら決めて国民参加の上の憲法を制定できるのか、其処まで政治参加という時間というリソースを国民が出せるのかという問題に。

 事なかれ主義、モラトリアム、こういうまま、いや前例踏襲主義的のように安全保障が流れて要ってしまい、結果的に防衛力、必要な防衛力、必要というのは戦車の数や戦闘機の数では無く、それを算出する為の硬式に当るものが必要ということなのですから。

 日本が必要に迫られた場合に行う戦争を遂行するための軍事機構のグランドデザインとその遂行するために必要なマヌーバ能力や打撃力について考える入り口に立てないのだなあ、と。結局の所、防衛費の無駄という単語は、軍事力のグランドデザインの入り口にある憲法という問題をモラトリアムにより考えないようにしているという結果、がある。

 これは民主主義の結果として醸成されてしまっているのだなあ、と考えるのですね。他方で、防衛政策をかなりの部分官僚主導で考えていた時代は、どのようにでも出来る防衛力整備と、変な意固地のような制服組と内局の対立が、一つ背景にあった事は確かです。

 装備体系をゆがめていた時代が確かにあったわけですが、ここが現代では政治主導となっています現在において、依然としてNATOやアメリカなどでは装備体系と稼働率や装備定数の充足率などが明示されて議論のたたき台となる一方、自衛隊にも問題はある。

 自衛隊はたとえば護衛艦の艦隊編成くらいならば提示していますが、師団の装備定数など細かい部分を非開示としていて、議論しようにも足りているのか居ないのかさえ分からない、という実情が放置されているように思えてなりません。これでいいのか。

 政治主導としたにもかかわらず、つまりその場合は政治家を選ぶ国民に対して、必要な情報が出ていないと云うことは、ちょっとなあ、と思いつつ、手の内を敵に見せないという説明は同時に、ならば手の内を見せている国はどうなのかとなる。

 アメリカ軍やNATO軍は自衛隊にくらべれば脆弱な組織と云うことなのか、と言う素朴な疑問にも繋がってしまうのですよね。実態はブラックボックスそのものともいえまして。

 防衛力を金額だけで判断するのでも、法律の範囲内だけで判断するのではなく、これからの日本は、どういった周辺国の可能行動があるのかを冷静に分析した上で、国家というものをどのように維持してゆくのかという具体的な防衛政策が、必要です。

 実のところ、いずも入渠さえ中断しなければならないような状況が、この後に起こるかもしれない現段階で、国民主権のわが国では、防衛をブラックボックスとせず、民主国家の統治行為論の下で憲法を過度に意識せず、話し合う必要があると考えるのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】入間基地航空祭二〇二四(9)明日の参院選を前に雑感(2024-11-03)

2025-07-19 20:00:14 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■入間C-1最終章
 連載のような続き物と共に自衛隊行事を紹介して参りましたが今回の掲載写真は昨年十一月の入間基地航空祭の最終回です。

 核兵器について、化学兵器そのものは暴動鎮圧用の化学兵器禁止条約の定義を満たさない、意図的に満たさない致死性と非致死性の分水嶺で限りなくブラックに近いグレーの装備が実際に投入されている実例があります、ウクライナでもロシア軍が使用している。

 ウクライナでのロシア軍が使用した装備は催涙弾ではあるものの、非致死性とは言い切れない成分が使用というイギリス国防省やオランダ国防省の調査が先日報告されていますが。生物兵器については、具体的なものは確たる証拠のある使用例は幸いにしてありませんが。

 さて、現在の戦略兵器というものは基本的に核兵器を示すものとなっていますが、この核兵器は運搬手段とともに、一旦使用された場合の防護の難しさという点で化学兵器や生物兵器とは根本から異なる難しさがあります、熱戦と爆風と放射線は防げない。

 そして日本のシーレーンが南シナ海を経由しているという事実、もう一つの事実の中国海軍が戦略ミサイル原潜の聖域として、南シナ海を位置づけているという現実を併せますと、日本がシーレーンを維持しようとしてシーレーン防衛を南シナ海に延伸するも必至です。

 これは結果的に米中核軍事力均衡に影響を及ぼしかねないという問題を正面から受け止める必要があります、だからするな、という視座では絶対無い、けれども、日本側の航行の自由に関する試みを、平時においては問題なく通行できている南シナ海が。

 南シナ海が場合によっては冷戦時代のオホーツク海のように、突如閉塞海域となりうる、という現実は直視しなければなりません。こと中国が、お笑いのように核心的利益、譲らないという代名詞のように提唱しているものの中には海洋閉塞は含まれていない。ただ。

 核心的利益、台湾や五独、これはチベットと内モンゴルと新疆ウイグル自治区と香港に台湾、なぜここにマカオを含めないのだろうかという質問はさておき、こうした地域の独立を認めないことを始め南沙諸島など革新的利益として絶対に譲歩しないという事例が。

 ここに南シナ海の閉塞は含まれていませんが、中国は権威主義国家であり民主主義的過程を経ずに国家規模の対外政策変更を行い得るため、突如として此処が閉塞される可能性があるわけです、ただ、中国の戦略ミサイル原潜聖域を破綻させることは。

 アメリカのイラン核開発への絶対的な拒否姿勢を筆頭にある程度正当性はあるものではありますが、なにしろ核兵器を使いにくくなるのだから、しかしそれを原因として核兵器が使われる懸念に直結する、これは安易には行えないのです、北朝鮮のように、ね。

 つまり事態と問題量域が解消されるまでの過程の緊張を同時に考えなければ鳴りません、すると、南シナ海のシーレーン防衛と南シナ海の原潜聖域の尊重を両立し得るのか、ダメなのか、こうした視点も含めて安全保障の視点で考えておかなければならないのですね。

 日本の防衛政策が、アメリカのエアランドバトルやエアシーバトルのような具体性を持たせることが出来ないのは、結局憲法における平和主義が念頭にあって、つまり自衛隊は外に出ないという前提であるのだから、ドクトリンを提示してしまうと、どうなるか。

 日本の優勢確保という、避けられない論点に繋がるからでは無いのか、こう考えてしまいますと、平和憲法の現実性、つまり現実に基づいた平和主義、リアリズムの平和主義というものを入り口で拒否しているという問題に直結してしまう、こういうことになる。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】岐阜基地航空祭2024(8)冷戦期と冷戦後の南シナ海(2024-11-17)

2025-07-17 20:09:02 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■岐阜基地航空祭
 前回に続き航空祭の写真と共に時事的な話題を掲載しているところです。

 在比米軍は冷戦時代に強力であり、スービックベイには空母二隻がいた、その意味でも横須賀基地とは比べものにならない規模で、あのヴェトナム戦争にさいしてもアメリカ海軍へヴェトナム海軍はかなり長期間にわたる戦争の期間において対抗が難しかった。

 ヴェトナム海軍は幾度か魚雷艇で、二回という限られた回数ですが、攻撃を試みていますが勿論掠りもしていません、あとは機雷を仕掛ける程度であり、つまり冷戦時代はなんとか1000浬をシーレーン防衛していれば、日本はシーレーンを維持できたのですね。

 南シナ海の在比米軍がシーパワーを発揮している海域に到達できましたし、ソ連海軍はインド洋に戦隊をときおり派遣することはあっても母港は無く、ソ連海軍のミサイル爆撃機はせいぜい日本周辺までしか飛行できないことを考えますと、まあなんとかなった。

 ソ連太平洋艦隊の場合は、其処に潜水艦脅威が加わるものの、海上自衛隊の防衛力整備でなんとか手が届く範囲となっていました。しかし、南シナ海まで飛び込めば安泰、という安全保障の前提が、中国海軍のたいとうにより、条件が大きく変容したのですね。

 中国にとって、そもそも南シナ海そのものが策源地、という状況になっていまして、特に南シナ海は中国海軍にとり渤海湾とならんで数少ない戦略ミサイル原潜の聖域となっていますので、アメリカと核戦力を念頭とした対等な緊張関係、その根本という。

 中国がアメリカとの間で、従来の最小限核抑止という大都市を少数の戦略核で狙う抑止基盤、毛沢東時代の戦略を超えた相互核抑止の環境をこうちくするには、南シナ海に日本のシーレーン防衛が延伸しているということは甚だ問題である一方で。

 日本の場合は中東からの石油シーレーンならば豪州を大きく迂回して南シナ海やマラッカ海峡を航行しないという選択肢がありますが、これは国際経済学の関下稔先生が40年前に多国間国際分業と国際直接投資の、この関係を考えた場合は非常に問題が複雑に。

 多国間国際分業と国際直接投資、つまり40年前にサプライチェーンのグローバル化を提唱されていました実例を挙げまして、その多国間国際分業体制を日本は東南アジアに求めているわけですので、ここに南シナ海という地図を置くといみがわかるところでしょう。

 東南アジアから日本までのシーレーンを南シナ海抜きに考えることは非常に難しいという問題が生じてしまいます。現代の海上防衛はこうした点で厳しさを増しているという視座が必要なのでしょうね。策源地という意味で、単に近い海とは根本的に意味が違う。

 南シナ海と日本のシーレーンの問題ですが、ここに軍事力に関する明確なステージというものが存在すると言う認識を含める必要があるのかもしれません、それは、核兵器と通常兵器というものです。しかし、これを単純な違いと二分化できない問題があります。

 核兵器はNBC兵器として通常は特殊兵器と通常兵器という、核兵器と共に生物兵器と化学兵器も含めて特殊武器という概念がありますが、残念ながら化学兵器については過去、第二次世界大戦後に幾度か実戦使用された実例があり、この点でも核兵器とは違う。

 中国にとり核兵器というものの存在は、特に核兵器を抑止するには核兵器でしかならないという視点と共に、国共内戦と文化大革命により核戦力整備に遅れを問ていた中国が、送れながら策源地を必要とした、こういう実情が反映され南シナ海問題を複雑化させました。

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