北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】今津駐屯地創設71周年記念行事(1)戦車最後の駐屯地祭へ近江今津駅前は大行列(2023-09-03)

2023-09-09 20:15:44 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■自衛隊関連行事
 湖北は高島市にて執り行われました先週の今津駐屯地祭その活況の様子をお伝えしましょう。

 自衛隊は変わってゆく、専守防衛の概念が大きく"日本国土においてのみ自衛のために戦う"という概念から"領土的野心を持たない上で国を守る"という、つまり戦場が日本列島から攻めてくる相手へと大きく転換している、その象徴的な転換が本土戦車廃止です。

 快晴という名が相応しいいい天気じゃあないですか、今津駐屯地祭、今年は快晴でした。ここは琵琶湖を眼下に収める滋賀県高島市、湖北という通り日本海の若狭湾が稜線の先にひろがり、天候は変わりやすく急な雨さえ降る、そんな今津駐屯地はこの日快晴だ。

 今津駐屯地創設71周年記念行事、この日のシャトルバスが運行される近江今津駅前は、開闢以来、はいいすぎにしてもとにかく駅前アーケード街がひと人ヒトで目一杯になるほどの活況です。別に夏祭りでも商店街セールでもない、シャトルバス待ちの行列が。

 クマ注意の看板が散見される今津駐屯地への近江今津駅からの道は大型車両の出入りが多く、例年は駐車場が用意されまたシャトルバスを待ちきれない方はタクシーで移動していた、徒歩でもそれほど時間はかからないのですが、ことしは明示された、お断り、と。

 徒歩もお断り、実に悲しい光景ということですが、側聞した話でシャトルバスを使わず徒歩で向かった家族連れなども営門のところで駅に戻るよう戻されたという。タクシーでなく徒歩の往復はなかなか辛い。歩いて向かう様子はバスからも見え、教えてやりたい。

 近江今津駅前の活況は、今年駐屯地祭に行くにはこのシャトルバスを使うほかないということで、昨年は速く並びすぎたので今年は0800時まえならば大丈夫かな、とおもい新快速を降りてみたならば、いやもうこれすごいですよ、アーケード街を三往復しているぞ。

 第10戦車大隊は年度末に廃止改編が予定されていまして、そして昨年度に赤獅子の部隊マークとともに拍手を送られた第3戦車大隊は既に廃止改編を経て第3偵察戦闘大隊となって最初の行事となりました。偵察戦闘大隊は機動戦闘車のみ、戦車はありません。

 祇園祭の宵山、ほどではないにしてもしっかり混雑している背景には74式戦車にお別れする行事、という点で注目の行事となっていまして。しかし、シャトルバス以外お断りというのは、もう廃止改編前の部隊ですので駐車場など警備の要員がいないのでしょう。

 第二世代戦車の最後を飾る戦車として三菱重工が国産開発した74式戦車、かつてそのカタログスペック故にサウジアラビアが石油危機下でも石油とバーターに欲したという戦車は、考えれば大きな不具合もなく傑作といえる戦車でした。しかし現役のものは今や僅か。

 105mm砲を備えるとともにレーザー測距装置と弾道コンピュータを開発時から標準装備、被弾経始に考慮した形状の鋳造砲塔は車内容積をある程度妥協して逆に装甲厚を稼ぎ、車体は与圧式で核戦争の放射性降下物に備える、そして油圧式懸架装置を備えています。

 戦車大隊が減ったために、昔は駐屯地祭では戦車格納庫、タマネギ型倉庫と勝手に呼んでいる古い倉庫、その目の前に2個戦車大隊の74式戦車がずらりと並んでいました。北大路機関が最初に紹介した今津駐屯地祭の2005年度、7個戦車中隊がいたことに改めて驚く。

 中隊が減ったぶん、駐屯地記念行事ではこれまで戦車が並んでいて一般開放されなかった場所が開放されるようになりましたので、ちょっとシャトルバスで出遅れた当方にも最高の撮影位置が三カ所残っていて選べる状態でした、でも戦車を撮りに来たのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-愛知一宮,榛名さんが小松基地に行った理由。小牧基地近くの焼き肉

2023-09-09 14:11:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 小松基地に自衛隊がF-35を配備する前に先月はイタリア空軍がF-35を展開させていて、今月は15日までオーストラリア空軍がF-35を訓練させている。

 榛名さんが小松基地に行った理由。彼女が公爵家に行った理由、というアニメがありますが、この夏は小松基地がアツかった、気温ではなくイタリア空軍にオーストラリア空軍と台風がやってきたため、なのだけれどもコマツは心理的にちょっと遠く感じるですよね。

 小牧基地ならば所用で名古屋に行った際などに立ち寄る、いわば心理的に近い基地なのです。F-35戦闘機とかもかなり撮影しましたし、C-130HとKC-767,それに外来機もかなり撮りましたね、オーストラリア空軍や米軍機なども小牧基地で撮影したものですよ。

 焼き肉。さて、榛名さんが小松基地に行った理由なのですが、実はかなり行こう行こうと考えていたものの、どこで時間を捻出するものか、というところで、行けたら行こう、これは来ないやつとみた、てきな踏ん切りがつかない状況の中、小牧基地の帰路に昼食へ。

 焼き肉大将軍、なんだ京都戻ったのか、と思われるかもしれませんが、ここは大宮駅前のいつものやき肉屋さんではなく、国道22号線の小牧基地から名神高速へ向かう途中に立地するお店、直ぐ未知の反対側に巨大な“大阪焼き肉”の看板が目立つところなのですが。

 ランチの焼肉がお手頃でうまい、千円ちょっとで美味しい焼肉を目の前で焼き上げてわっしわっしとお代わり自由の大盛ご飯を掻き込めるお店が、国道22号線という、五条通並みに幅広い国道のすぐ横にありまして、ここ、小牧航空祭の帰路に見つけたお店です。

 名古屋といえば名駅の焼肉屋さんを先日紹介しました、移転間もなくランチタイムの後半には店内貸し切り状態でCOVID-19感染リスクとか、なんだそれ美味いのか、というほど、ほかに誰も居なければ消毒さえ気配ることでほぼ感染リスクはありません。

 中層階の焼肉屋というのは結構リスクがあるよ、こう教えてくれたのは名古屋で自動車関係、空飛ぶような、お仕事をしている知人でした。前回紹介した名駅の焼肉屋さんではなく中心部のお店に行った知人は、エレベータに乗っていると途中階に停まったといい。

 エレベータの扉が開くと突然えっちなボンテージを着たおっさんが飛び込んできて、この店の教育方針はどうなっとるんだぁっ!といきなり怒鳴られたという。驚くやら怖いやらと思う間もなく、しっかりとした身なりの店員さん数名がおっさん引き取って行った。

 えっちなボンテージを着たおっさん、という都市伝説のような出来事に驚いて、焼肉屋さんでさりげなくこの話を店員さんに振ると、たしかその階は普通のオフィスだったという。ボンテージが男性制服の訳はないので特殊な業種だったのかなあ、と想像していた、と。

 大将軍さん、名前が京都っぽくていいよね、と入ってみたお店の焼肉は思いの外に美味しく、これはまあ写真を見てもらえば多少雰囲気伝わるでしょう。ここは穴場だ、しかも中層階ではないので、前述の、裏世界ピクニックに出てくるエレベータのような怪異もない。

 榛名さんが小松基地に行った理由。彼女が公爵家に行った理由。後者については焼肉の国韓国の異世界ものライトノベルで宮本侑芽さん主演にてアニメ化されていますが、さて前者の方です、小松基地どうしよう行きたいんだが決めないとイタリア軍が帰ってしまう。

 石川県のかたちのお肉、そう決め手になったのは、このかたちの焼肉のお肉で、そうか石川県が読んでいるので、明日は無理にしても仕事をまとめて明後日朝一で北陸新幹線延伸前サンダーバード・しらさぎ号撮影も兼ねて特急で行ってみよう、と決断しました。

 榛名さんが小松基地に行った理由。踏ん切りがつかない際には、なにかをきっかけにしておもいきって行ってしまうのがいいのだけれども、そんな分水嶺を超えるカギというのが、名古屋近郊の美味しい焼肉屋さんだった、というお話、このお店は美味しい、お勧めです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都発幕間旅情】大阪市営地下鉄20系電車,大阪関西万博巨大輸送需要後の動向と機能特化なメトロサービス

2023-09-09 07:00:52 | コラム
■箱型の通勤電車
 大阪市営地下鉄20系電車という人数を運ぶための箱型丸出しの電車とか今後どうなるのだろうなあ。

 大阪関西万博に向けて大阪メトロも新型車両が続々と導入されていまして、30000A系というのも気づけば導入されていました、2022年7月22日に運行を開始したばかりといい、続いて一年も経ず400系が運行開始となっていますので、まさに大増産という。

 30000A系中央線仕様車が次にやってくる、もっとも厳密には大阪市交通局30000系電車30000A系というもので、あの赤い車体正面と硬い座席で話題の御堂筋線用新型車両のマイナーチェンジ型といい、実際にはこちらは新型というよりも増備というべきなのかもしれませんが。

 万博に合わせて世界のお客様と日本中の観光客が万博会場へ向かうという、1970年大阪万博と違い、寝台列車は事実上ありませんので、ビジネスホテル需要などは大変なことになる、けれども今思うのは地下鉄駅のサービスは世界の客様を迎えられるか、ということ。

 SUBSTA、大阪メトロが大阪市営地下鉄であった時代には、今考えるとすごいことなのだけれどもすべての駅にSUBSTAという売店が設置されていまして、当たり障りのない、しかし必要な時にすぐ手に入るとありがたい軽食や飲料や小物に新聞を揃えていました。

 地下鉄売店SUBSTAは、閉鎖が広がり、いつしかコンビニ系の売店が、いまはローソンであるようですが、艦これフェアとかとは無関係な文字通りの売店、これが一部の乗降客数が多い駅に展開しているのみ。別に自販機があるだろうとは言われるのですけれども。

 ICカード決済対応により、この種の売店は万博という日本中世界中様々な地域から来場者が集まるからこそ、駅の売店設備などはしっかりしておかないと、大きな不便につながるように思う。それは車両やダイヤ以外、鉄道を構成する重要なサービスなのだからね。

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