北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】KTR-8000系気動車,東海道新幹線保線車両事故に伴う運休への考察

2024-07-27 07:00:51 | コラム
■京都駅は大混乱
 先日の東海道新幹線保線車両事故では京都駅はちょっとした混乱状態になっていましたが。

 KTR-8000系気動車、東海道新幹線の三河安城と浜松の間で発生しました保線車両衝突事故による丸一日の運休は衝撃でした、一応京都駅から名古屋駅までは新幹線ひかり号、こだま号が毎時各1列車運行されていたようですが、諦めるか、空路か北陸新幹線をつかうか。

 新幹線が混乱している場合、例えば特急まいづる号などは長時間西舞鶴駅で車両を留置する程余裕ある運行なのですから、例えば東舞鶴行をそのまま小浜線に乗り入れさせて新幹線敦賀駅まで延長運転する、というような、サンダーバードの補完運行はあっていい、と。

 はるか号、京都駅と関西空港を新大阪駅経由で運行する特急です。伊丹空港の連絡鉄道がモノレールとなっていますので直通運行が不便ではあるのですが、しかし、新幹線に万一の事が在った際には空路も重要な代替交通手段となっているのはたしかです。

 新幹線、東海道新幹線は営業運転開始以来営業列車事故が皆無という新幹線ですけれども、しかし、台風などでは先手を打って運行を停止しますし、なにより、東海地震の想定震源域をも直通しているのが東海道新幹線ということも留意する必要があるのでしょう。

 代替交通手段、基本的には北陸新幹線大阪開業と中央新幹線開通を待つほかないのですが、それまでの間に不測の事態は、今回のような事故も含めて想定しておかなければならないように思うのです、すると、つなぎとして、在来線特急の延長運転等が必要だ、と。

 サンダーバードは増便されていましたが、それだけではなく、東海道新幹線は不通でも東海道本線は無事なわけですので、国鉄時代と異なり東海道本線はJR西日本とJR東海とJR東日本、複数の会社にまたがる路線とはなっていますが、柔軟に運行して欲しいのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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令和六年度七月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.07.28-2024.07.29)

2024-07-26 20:01:44 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 東北地方では山形県を中心に大変な豪雨災害が起こってしまいましたが皆様ご無事でしょうか、こうした状況ではありますが今週末の自衛隊行事紹介です。一部行事は変更の可能性がある事をご理解ください。

 北恵庭駐屯地創立74周年記念行事、2024年7月28日に行われます。この駐屯地は第72戦車連隊と第11戦車隊が駐屯しています戦車部隊の駐屯地で、納涼行事ではなく駐屯地祭、観閲行進も行われます。冷戦時代にこの駐屯地内道路で撮影された第1戦車団の戦車がずらり並んだ写真は有名ですが、ここで観閲行進などが行われるもよう。

 八戸航空基地サマーフェスタ2024、2024年7月28日に実施される。今年の一般公開はこのサマーフェスタだけという事ですが、夏祭りではなくP-3C哨戒機による飛行展示が予定されていて、陸海空自衛隊航空機などが展示される。キッチンカーなどもやってきまして、時間は0830時から1500時まで、まさに真夏の航空祭という装い。

 佐世保地方隊サマーフェスティバル2024、2024年7月27日と28日に開催されます。今年は事前応募による護衛艦じんづう体験航海、新みなと埠頭での護衛艦みくま一般公開と自衛隊装備品展示、三浦岸壁での補給艦はまな一般公開と米軍艦艇一般公開、倉島岸壁ではミサイル艇おおたか、潜水艦一般公開、特別機動船体験航海、電灯艦飾が実施だ。

 苫小牧西港護衛艦いせ一般公開、2024年7月27日に予定されています。ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦二番艦いせ、このところ北海道で毎週公開していますね。一般公開は苫小牧市入船町にあります苫小牧西港南ふ頭3号岸壁にて行われまして、午前の部0900時から1200時と午後の部1300時から1600時まで公開が予定されています。

 釧路港補給艦ましゅう一般公開、2024年7月27日と28日に予定されています。ヘリコプター展示としてOH-6Dの写真が示されていますので退役機が置かれるのでしょうか、このほか軽装甲機動車も展示される。時間は両日とも1000時から1600時まで。場所は釧路市南浜町にあります釧路港耐震岸壁、滑りにくい靴でお越しください。

 鹿島港掃海艦あわじ一般公開、2024年7月27日と28日に予定されています。鹿島、といいますと練習艦かしま艦名に繋がる鹿島神宮のちかく、茨城県神栖市の鹿島港鹿島北公共埠頭にて執り行われまして、27日土曜日は1300時から1500時まで、28日日曜日は1030時から1130時までと1230時から1430時まで、一般公開が行われます。

 自衛隊みなと祭り2024 in 鹿児島港北埠頭、2024年7月28日に予定されている。内容は中々凄く、護衛艦あきづき、訓練支援艦くろべ、ペトリオットPAC-3、基地防衛地対空誘導弾、19式装輪自走榴弾砲、軽装甲機動車などが展示されます。艦艇一般公開は0900時から1700時まで、場所は鹿児島市本港新町の本港区北埠頭1号岸壁です。

 令和6年度北千歳駐屯地北部隊夏まつり、2024年7月27日に予定されています。第1特科団の駐屯している駐屯地で東千歳駐屯地と区別するために北部隊と呼ばれている北千歳駐屯地の祭事、会場は駐屯地ではなく自衛隊施設となっていて一般にも開放される駐屯地西側のスキー山で、盆踊りや野外売店に加えて、打ち上げ花火も行われます。

 令和6年度八戸駐屯地納涼盆踊り大会、2024年7月27日に予定されています。第2対戦車ヘリコプター隊や第4地対艦ミサイル連隊などが駐屯する八戸駐屯地の納涼行事で、予定では1700時から2030時まで、盆踊りや太鼓演奏と野外売店とともに打ち上げ花火も行われるとのこと。打ち上げ花火は1940時から開始されるとのことでした。

 令和6年度姫路駐屯地納涼行事、2024年7月27日に予定されています。ここは編成完結成った中部方面特科連隊本部が今年から置かれている駐屯地で、納涼行事では太鼓演奏、盆踊り、野外売店、打ち上げ花火、そう、特科部隊の花火大会がみられるのですね。納涼祭の開門は1600時からとなっていて打ち上げ花火は2000時から開始とのこと。

 令和6年度宇治駐屯地納涼夏祭り、2024年7月27日に開催されます。黄檗の宇治駐屯地にて執り行われる行事でして、1630時から2040時まで一般公開が予定されています。音楽演奏に大久保駐屯地吹奏楽部と大久保駐屯地の三施太鼓、そして宇治市の学校吹奏楽部演奏が行われ、盆踊りや屋台村、そして1950時から打ち上げ花火が始まる。

 令和6年奈良基地平城山納涼会、2024年7月27日に執り行われます。航空自衛隊奈良基地といえば奈良県唯一の自衛隊基地となっていて、航空自衛隊幹部候補生学校が展開しています。開門は1600時から、盆踊り、ステージイベント、打ち上げ花火、という予定で、今年は航空自衛隊創設70周年、納涼祭も気合が入ったものとなるのかもしれない。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・2024年7月28日:北恵庭駐屯地創立74周年記念行事
・2024年7月27日:令和6年度北千歳駐屯地北部隊夏まつり
・2024年7月27日・28日釧路港補給艦ましゅう一般公開
・2024年7月27日:苫小牧西港護衛艦いせ一般公開
・2024年7月28日:八戸航空基地サマーフェスタ2024
・2024年7月27日:令和6年度八戸駐屯地納涼盆踊り大会
・2024年7月27日・28日:鹿島港掃海艦あわじ一般公開
・2024年7月27日:令和6年度姫路駐屯地納涼行事
・2024年7月27日:令和6年度宇治駐屯地納涼夏祭り
・2024年7月27日:令和6年奈良基地平城山納涼会
・2024年7月27日・28日:佐世保地方隊サマーフェスティバル2024
・2024年7月28日:自衛隊みなと祭り2024 in 鹿児島港北埠頭

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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臨時情報:山形県記録的豪雨-第二次大雨特別警報発令,緊急安全確保-分水嶺分り難い豪雨災害の危険性

2024-07-26 03:33:54 | 防災・災害派遣
山形大雨特別警報
 豪雨災害は普通の大雨と災害の分水嶺と云いますか日常が災害に切り替わる瞬間が分り難く判明した時には被災地は危険な状況になっている事が多いのです。

 山形県では25日に二度に渡り大雨特別警報が発令され、最上川流域全体等で洪水被害の警戒が高まっています、日向川などいくつかの河川では既に氾濫が発生しています。気象庁によれば梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となり、東北地方では記録的な豪雨となっているもよう。大雨特別警報発令下ではすこしでも人命が助かる方法を呼びかけています。

 大雨特別警報が同一地域に一日の間で二度発令されるのは、気象庁が大雨特別警報気象警報制度を制定して以来初との事で、山形県内では7月の一ヶ月間雨量の1.7倍という雨量を24時間で観測する地点が有るなど、過去にない規模の豪雨となっています。豪雨被害は山形県に加え、秋田県でも大きな被害が有り、新潟県でも床上浸水などの情報があります。

 豪雨被害、この災害を警戒しなければならない最大の理由は、地震災害や台風災害と津波災害と比較し、そのはじまりが日常的に発生している“降雨”であることに尽きます。降雨は日常的に観測されるものであり、これが大雨であってもある程度の大雨は経験しています、しかし、それが河川氾濫に直結しているとは気づき難いのが降雨のこわさでしょう。

 河川氾濫は避難路である道路を簡単に塞いでしまいますし、日常で意識していない高低差から一軒避難路が自動車などで通行可能に見えた場合でも、手前は浸水数cmであっても数百m先が浸水数十cmとなり自動車が通行不能、エンジン停止などで行動不能になる場合や、見知った道路でも水没する、田畑や用水路と道路の境界線が識別不能となることも。

 落雷を伴う豪雨では、先ず停電など需要な情報源となるテレビラジオを封じる状況も起こり得ますし、特に夜間の豪雨では情報閉塞状態、それは深夜の内に周囲の状況が激変しており孤立している、孤立している中で河川氾濫などで危険な状況が悪化するということも生じます、住宅街に水が押し寄せていても夜間では気付かない事があるための事象という。

 こう、書きますのは、過去、西日本豪雨において、これが西日本における災害史に特筆される規模の災害の始まりである事を気付かず、舞鶴にロシア艦を撮影に行きまして翌日は沼津へ陸上自衛隊の上陸を撮影に行っていて、しかしその間に大雨は歴史的な水害に発展していた、ということがあったためです。大雨は災害となる分水嶺がわかりにくいのです。

 夜間の避難は、災害が差し迫っている状況では自動車でも避難経路によっては既に移動不能となっている場合がありますので、先ず現在特別警報や洪水警報など危険な状況に居られる方は、スマートフォンなどで現在位置のハザードマップを、現在位置の市町村HPから確認し、避難所と現在位置の間に燈色や赤色の危険表示が無いかを確認すべきでしょう。

 自宅が三階建て以上である場合は、多くの場合で二階までしか浸水する事例はありませんので、自宅の上層階に避難するのが一つの選択肢です、この場合は一階部分の電気冷蔵庫や水道から必要な飲料水や非常食を上層階に移動させるのが選択肢です。二階建の場合は、二階部分の押入れ上部に屋根裏へ至る点検口などがありますので、万一に備えその確認を。

 洪水の場合は、河道というかつての河川の流れを土地改良した地形などは、再現する様に浸水します。平屋にお住まいの方は、斜面や河川近くの場合はその逆方向に、浸水しますと固定していない家電や家具は浮き上がり押しつぶされるなど危険が生じますので、押し入れなど平屋でも高い位置を確保する、浸水時には、屋根に上る検討なども必要です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】小牧基地航空祭2024【6】救難飛行展示と邦人救出体験(2024-03-03)

2024-07-25 20:07:29 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■救難教育隊救難展示
 小牧と云えばC-130H輸送機の基地であるのだけれどももう一つの主役が救難教育隊のUH-60J救難ヘリコプターですね。

 小牧基地救難教育隊によるUH-60J救難ヘリコプターによる救難飛行展示が開始されました、UH-60Jの機体後部部分に何か赤みがかって見えるのは、想定要救助者が炊いたスモークによるもの、此処に向かって、UH-60Jが飛来してきた、という構図だ。

 ブラックホーク、UH-60から救難員が降下します。航空祭ならでは、という印象でしたが、足繁く平日の小牧基地に隣接する航空公園に散策していますと、日常的にこうした訓練は実施していまして、平時の訓練あっての本番、航空祭の本番も実任務にも。

 採点はいかほど、ううむまあまあ、いやウチのほうが、機材好いなあ、という声が聞こえてきそうなのは名古屋市消防局消防航空隊の方、一緒に撮影していた名古屋の方が、この構図の方が航空祭らしい、と工夫されていた構図をこっちも真似てみる。

 航空祭らしい構図、という事でもう少し探してみますと、どうですか、P-1哨戒機にF-15戦闘機とF-2戦闘機にU-125救難機とU-125,じゃあなくてこれは、なんだっけか、あのCOVID-19の最中に入った新装備の、そう、U-680A飛行点検機が並ぶ。

 C-130H輸送機による邦人輸送展示、といいますか、邦人輸送体験です。先着順に乗れるという事ですが並んだ頃には一杯になってしまい、邦人救出作戦に乗れなかった場合の視点か、若しくは邦人救出の様子を取材するマスコミの方の視点、なのか。

 邦人救出、邦人輸送、呼称は色々あるのでしょうけれども要するに、紛争地に孤立した国民を助けに向かう実任務を体験できるもので、アフリカや中東地域での企業活動、特に3.11以降、原子力発電に頼れないわが国には資源を確保するための活動が広がり。

 アルジェリアガスプラント邦人企業襲撃事件やアフガニスタンカブール邦人救出任務では、自衛隊の当時の法制度では救出に向かえないとか自衛隊派遣が間に合わないという状況がありましたが、スーダン騒擾事案などには何とか間に合わせることができまして。

 輸送機へ続々と乗り込んで行く状況などは、これ、一応、誘導に関して航空祭の一行事という事にはなっていますが、本番、というものが、今日にも明日にも来るかもしれない状況で、その手順を第1輸送航空隊の隊員さんが演練する一助にはなったのか。

 現行憲法は平和的生存権を含めて、人命、というものをかなり重要視した制度になっているとは読み取れるのですが、しかし、この数年前までは、自衛隊を外に出さないこと、それが同胞の生命を見捨てることとなっても、平和への道と信じられていた訳だ。

 C-130H輸送機の輸送能力というのは、まあ、目いっぱい詰め込んで92名、空挺隊員だと60名、という。5機派遣できれば460名、昔の政府専用機のボーイング747一杯分か。ただ、3000m級滑走路が必要なボーイング747が下りられる飛行場は限られて。

 CH-47J輸送ヘリコプターによる放水展示が実施されました、邦人救出と並行してなのですが、バンビバケット、最大6tもの水を吊るすことができるのですけれども、よく見ると、からっぽ。実際に水を入れると後が大変なのか、ちょっと物足りない展示だ。

 SH-60K哨戒ヘリコプターとU-36訓練支援機の上空を往くCH-47輸送ヘリコプター、救難飛行展示の終了と共にいろいろと地上を走るC-130H輸送機に上空を飛行するCH-47輸送ヘリコプターと、この騒々しさこそが航空祭なのだなあ、と実感しました。

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ウクライナ情勢-ロシア軍戦略予備第27自動車化狙撃師団編成完結前の投入とプーチン和平案を83%が拒否のウクライナ世論

2024-07-25 07:00:19 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ戦争
 今回は写真を選ぶ時間が有りませんでしたので過去の富士総合火力演習の映像とともに厳しいウクライナ情勢の概況を。

 ロシア軍はアウディイフカ近郊での攻撃強化に予備部隊を過早に投入した、ISWアメリカ戦争研究所7月14日付ウクライナ戦況報告によれば、ウクライナ軍事評論家マショヴェッツしの発言として、ロシア軍はアウディイフカおよびトレツク方面での戦略予備として中央軍管区隷下に第27自動車化狙撃師団を編成ちゅうであったとのこと。

 第27自動車化狙撃師団はしかし編成完結以前に先ず隷下の第433自動車化狙撃連隊をアウディイフカ近郊の戦闘に投入、また編成完結前の第506自動車化狙撃連隊および第589自動車化狙撃連隊もトレツクへ前進を開始させているということで、戦略予備部隊は本来一定の状況にかたがつくか、戦線が崩壊直前に投入する部隊を既に投入しているもようです。

 戦況全般では、ウクライナ軍はハリコフに侵攻したロシア軍に対し反撃を成功させヴォフチャンスクにおいてロシア軍陣地を奪還、ロシア軍情報筋としてハリコフ州のロシア軍部隊は3万から7万まで縮小していると指摘します。チャシブヤール戦況では、ロシア軍は大規模攻撃を棚上げし、小規模な歩兵攻撃と無人機攻撃に切替えているとのことでした。■

 ウクライナ国民の83%はロシア軍東部四州からの撃退を支持している、ISWアメリカ戦争研究所7月15日付ウクライナ戦況報告によれば、ウクライナメディアの世論調査結果を報道、ロシアのプーチン大統領が示した和平案、ウクライナからの東部四州割譲を条件とする停戦案を明確に拒否した構図です、この調査結果は15日に発表されたものという。

 ウクライナのNATOやEUへの参加を拒否するプーチン大統領の和平案についても58%が反対しているとの事。こうしたなかでウクライナ軍はトレツク近郊のニウヨークでの戦いにおいて南部のロシア軍陣地複数を奪還、ロシア軍はクラスノホリフカ近郊で前進している他、アウディイフカとウクライナ軍反撃圏外のトレツク近郊で一定の前進を果たした。

 ウクライナ軍の反撃における主軸は無人機によるロシア本土エネルギーインフラへの攻撃が担っているようで、ロシアリペツク州において変電所と石油貯蔵施設を攻撃したとロシア側知事の発言を発表、またISWは未確認という事ですが、クリミア半島フォレント岬においてロシア軍S-300ミサイル部隊と黒海艦隊電子戦部隊の攻撃に成功した情報がある。

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【京都幕間旅情】祇園祭二〇二四-後祭り宵々山,大船鉾とともに意外な冷涼さを愉しむ

2024-07-24 20:24:09 | 日記
■豪雨と稲妻と祭事
 なのです。すでのな。急に何をと思われるかもしれませんけれども本日行われました後祭り山鉾巡行の宵々山は豪雨と稲妻と祭事というかんじなのでした。

 祇園祭後祭りの宵々山は、涼しかった。午前中が湖北でお仕事があり、もうこれ駄目だよたおれちゃうよお、というような湿気の高温とともに歩き回っていましたので、これよりも地獄を覚悟して京都まで戻しましたところが迎えてくれたのは意外な冷涼さ。

 気候変動対策が漸く功を奏した、わけではない、滋賀県が豪雨だったのです。そうこの日、晴天のはずなのですが正午ごろに猛烈なゲリラ豪雨が湖北地方を襲いまして、なんてことだコーヒー一杯の合間で天候激変だ、と右往左往していますとこれは不思議で。

 富士学校祭、この前日の富士駐屯地祭では正午ごろから豪雨という予報が出ていたので、状況終了っ、と訓練展示が完了しますと、もう装備品展示よりは撮影機材を雨にぬらさない方が重要だ、と撤収、ただ、予報は幸いにして外れた様なのですけれども。

 ゲリラ豪雨は三十分ほどで対岸の伊吹山が見えるほどに天候回復しまして、ちょうど近くに米軍の大将さんが来ていたので、大将の威光は凄いな、映画のパットン大戦車軍団みたいだ、と感心していたものの、三十分の豪雨程度では地面は冷えることもなく。

 蒸し暑い、以上の表現が欲しいですよね、かえって温度が炙るような暑さになって、湿気が凄いと噴き出た汗がそのまま不快感を増やすだけという状況で、こればかりはどうにもならない。ただ、その帰路に湖西線で、近江旭までは晴れていたよう思う。

 堅田まで数駅というところで、濃霧と快晴の境界線みたいなものが湖西線の車窓にはっきりとみえまして、トンネルを超えるとそこは雪国だった、わけではないが、トンネルを超えた瞬間に航空消防車に放水されたような水が窓に叩きつけられた。

 豪雨だった、と書くのは簡単なのですが、此処にせん光と轟音が同時に来るような、そう前日に聞いた富士学校のFH-70榴弾砲の空包射撃さえクラッカーの音に聞こえるような、弾着いま、としか言いようのない落雷が、効力射のように降り注いできて。

 223系電車だったからいいものの、113系電車とかで油断して窓開けていたら凄いことになっているような。新快速用の乗り心地の良いステンレス車両がこの湖西線に潤沢に回ってきたことに感謝しつつ、ああ、これ宵山この雨ではむりだなあ。

 落雷には驚いた、いまはなき74式戦車の空包射撃のような迫力だったのだけれども、水冷クーラーというか、堅田駅に列車が到着すると、すう、っと涼しい空気が車内に流れ込んできまして、そうか、このくらい降ると蒸し暑さを克服できるのか、と。

 夕刻だったので豪雨がさました大地を太陽が再加熱することを防いでくれたというのも大きいのかなあ、冷房の吹き出し口がそのまま列車の乗降口を兼ねている感じ。ただ、いずれにせよこの雨では祇園祭など、あとの祭り。まあ、後祭なんだけれどもね。

 山科駅で、この日は驚きが多い日だった、今一度驚いたのは、滋賀県と京都府の境界線をちょっと超えただけで、山科駅は小雨になっていた、傘が要らないくらいの。実はこの日、一日中猛暑と聞いていたので、富士では手放さなかった傘を用意していなかった。

 山城国、もう不幸ではないわ、というくらいに近江国から山城国への律令制境界線を越えるとともに雨が上がり初めまして、なんとなく想像できると思いますが、京都駅では、雨あがる、なのですね。そして同時に空気も冷涼さを戻した。もう不幸ではないわ、とね。

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【京都幕間旅情】祇園祭二〇二四-前祭り宵宵々山,初夏の季節と思わせぬ猛暑と気候変動

2024-07-24 20:00:43 | 日記
■鶏鉾の椿事
 暑かったですよこのところ何処に行くにも涼しいというのがゲリラ豪雨の直後かその最中くらいしかないのでは、ねえ。

 祭事と気候変動、祇園祭も直撃するのかなあ、と思っていたところ、ちょっと前祭山鉾巡行は多忙、まあ、饗庭野とか百里とか富士とか明野とか今津とか三宮とか、色々ありまして行けなかったのですけれども、気候変動の影響か老朽化の影響か、鶏鉾が。

 山鉾巡行にて四条河原町の手前で鶏鉾の車輪が割れてしまうという、破断というよりはひび割れでたてに割れただけですので、動かないけれども倒壊する懸念はないものの、椿事というにはちょっと大きな出来事がありました、経年劣化か温度の影響なのか。

 鶏鉾、四条通が歩道拡幅工事をしましたので、こまったのは山鉾のなかでも有数の大きさを誇る鶏鉾が立ち往生してしまったことで、昔の四条通ならば、ちょいとよことおりますよと、山鉾追い越しできたはずです、車は四条通は追い越し不可だったかな。

 椿事というには、と思いましたのは、山鉾は車輪が木でできていますので、舗装されたアスファルト道路の高温を真正面から受けてしまう、ということなのですよね。2000年代はなんとか、2010年代の気温でもまあ何とかなったのかもしれないけれども。

 車輪が高温のアスファルトに耐えられないということはあり得るのだろうか、いや、実は曳き手のほうが高温に耐えられないということを懸念していたのですけれども、そのまえに我慢できる人間と違い、山鉾の車輪がやられたのではないかなあ、と思った。

 経年劣化だろう、と結論を出すのは簡単なのでしょうけれども、タマゴが目玉焼きになる、という最近のアスファルトの気温上昇は、そもそもこの祇園祭を始めた頃に想定していたのか、という事になるのですね、いや、熱さが経年劣化を早めたとさえいえて。

 宵宵々山、今回の写真は宵山の前日のそのまた前の晩を探訪しまして、いやこれ、提灯が灯されて幻想的な情景を愉しめるのですが歩行者天国になる訳では無いので、それほどひとごみがない、という点が、さあ散策してみよう、と思い立った経緯なのです。

 宵山はいかないのか、とおもわれるでしょうが、昨年、おおおーばーつうりずむ、と嘆きたくなるほどに、というよりもどこかの花火大会の後の歩道橋のような混雑が四条通を覆っていて、圧力も凄いのだけれども、熱気も、摩擦熱なのか、凄かったゆえ。

 気候変動というのもなんですけれども、兎に角このごろは宵の口ではまだまだ気温が下がらず平気で温度計が三十五度とかかかれている、昼間は三十八度線も簡単に超えてしまう、北緯三十八度線よりも京都では気温三十八度線の方が、いまそこにある危機だ。

 烏丸通を渡りきるのに十五分かかった、変な話、航空祭のC-1輸送機コックピット一般公開に並んでいるような速度でさえ進まない、96式装輪装甲車体験試乗の列くらいゆっくりとしか進まない状況で烏丸通を渡るのだから、その先の長刀鉾なんてとても。

 暑さというよりも熱さ、と書いている今日この頃、このまま気候変動、特に太平洋高気圧の張り出しが長期化したり大陸高気圧による台風接近が阻まれる気候変動が恒常化してゆくと、そもそも、日本文化、その要諦が気候の面から脅かされかねないのでは。

 温室効果ガス、といっても、先進国が過去大量に排出した分、途上国が漸く温室効果ガスで駆動する機関の恩恵により人並みの生活が成り立つようになったところを、果たして先進国が取り上げてしまう権利があるのか、と考えると、暗澹となるのですね。

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ウクライナ情勢-NATO高官発言"ウクライナ軍の反撃再開は2025年になる可能性",ロシア軍ヴォフチャンスク戦線部隊再編制

2024-07-24 07:00:12 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ戦争
 装備の事前備蓄重要性を示すと共に、いっぽうで装備品は想定される運用体系に最適化されるものである為に泥縄式の装備集約は結局泥沼式の戦闘長期化を生むという実情も感じるところです。

 ウクライナ軍の反撃再開は2025年になる可能性が高い、ISWアメリカ戦争研究所ウクライナ戦況報告として7月12日に公開した内容にはニューヨークタイムズ紙の11日付報道でのNATO高官発言を引用しており、この背景にはウクライナ軍の反撃開始に先立ち欧米からの軍事援助により前線へ兵力が充分配備されるのを待つ必要があるとしました。

 反撃について、ウクライナ軍は前線において現在は守勢ではあるものの、ロシア軍の攻撃に対して部分的な反撃を維持しており、こうした動きを通じて主導権の確保をこころみているもよう。これはせかされる構図で開始しとんざした2023年夏季反転攻勢の反省を活かしている可能性があります、現在は前線維持へ兵力を補充する事の方が優先という。

 前線の概況は、ウクライナ軍ホルティツイア郡報道官のヴォロシン大佐の発言として、ロシア軍は攻撃軸をチャシブヤール周辺からトレツク方面に移していると発言、こうしたなかで戦域情報ではロシア軍はアウディイフカ北東部のノヴォセリヴカペルシャとドネツク州ザポリージャ州の境界線付近ウロザイン集落中心部で前進しているもよう。■

 ロシア軍はヴォフチャンスク戦線などで部隊の再編制を試みている、ISWアメリカ戦争研究所7月13日付ウクライナ戦況報告によれば、ロシア軍はヴォフチャンスクとリプシ戦線で停滞している攻撃を再開する為に、部隊の再編制を実施しており、再編成による新戦力の投入によりこの方面での正面緊迫が増大する可能性が示唆されています。

 ヴォフチャンスクでは第153自動車化狙撃連隊、第138自動車化狙撃連隊を再編制中という。第153自動車化狙撃連隊はモスクワ軍管区第1親衛戦車軍第47戦車師団隷下、第138自動車化狙撃連隊はレニングラード軍管区第6諸兵科連合軍の隷下部隊で、一方でロシア軍はドネツク州ザポリージャ州の境界線付近での攻撃も大幅に強化しているとのこと。

 戦線全般の概況としては、ウクライナ軍はクピャンスク北西のライマンペルシイとスヴァトヴェ北西地域で前進に成功、対してロシア軍はクレミンナ北西のマキイフカやトレツク南東のザリズネ、アウディイフカ周辺部のノヴォセリフカペルシャとウロジャイネにおいて前進しているという。ともに大きな突破作戦などは実施されていない模様です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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【防衛情報】リバティーリフター計画と次期ISR情報収集機,UH-72輸送用無人型とMRZR特殊戦車両電子戦型

2024-07-23 20:23:45 | 先端軍事テクノロジー
■防衛フォーラム
 今回は米軍の特殊部隊関連の話題です。

 アメリカ国防総省はリバティーリフター計画を推進します。リバティーリフター計画とは超大型飛行艇による高速輸送機計画で、これとは別にアメリカ合衆国特殊作戦軍司令部ではC-130J輸送機に取り外し式のフロートを装着させることで島嶼部への緊急輸送手段とする構想をすすめてましたが、これは来年度予算で中止されています。

 リバティーリフター計画は性格にはリバティーリフターシープレインウイングイングランドエフェクト計画といい、飛行艇というよりも巨大な地面翼効果航空機というべきものなのかもしれません。5月9日、ボーイング社の子会社であるオーロラ社が設計着手にかんする830万ドルの契約を国防総省とのあいだでむすんだとしています。

 超大型飛行艇というものですが、国防総省は具体的にはC-17輸送機と同程度の輸送能力を持つ飛行艇により離島への重装備を輸送するとしていまして、同時にその飛行艇は13フィートの波浪においても輸送できる性能をもとめているとのこと。開発には造船施設を有するオレゴン州のレコンクラフト社も参画するとのことでした。■

 アメリカ海兵隊はUH-72の無人型を輸送用に検討しているとのこと。エアバス社は海軍航空システム司令部との間で海兵隊無人ロジスティクスコネクタの開発契約を発表しており、具体的には海兵隊はMEU海兵遠征群のような大隊規模の戦闘よりも小さな、小隊や分隊規模での戦闘任務にあたる部隊への補給を無人機により構想している。

 UH-72はラコタシリーズとしてアメリカ陸軍州兵に広く採用されているもので、アメリカ国内での騒擾や災害と国境監視任務を想定しているヘリコプターですが、同時に整備負担が少なく運用費用や調達費用も低くおさえられるとともに、飛行制御にフライバイワイヤシステムをもちいているために無人航空機転用に利点があるという。

 ラコタシリーズの輸送能力は限られていますが、アメリカ海兵隊はLMR海兵沿岸連隊への改編などより小規模の部隊を分散運用する体系への変革を進めており、対艦ミサイルを搭載した無人装甲車などの導入も検討、このためには分隊単位で広範囲の島嶼部に分散配置された陸上部隊への補給が一つの課題となっていました。■

 アメリカ陸軍は次期ISR情報収集機の機種選定に着手しました。計画では2024年夏頃に具体的な機種選定が開始されるという。具体的な機種としてはボンバルディア社のグローバル6500ビジネスジェットが想定されているといい、センサーシステムとの統合改修試作をおこなう方向でボンバルディア社と調整が進んでいるとのこと。

 ISR機、陸軍は独自の情報収集航空機を運用し続けていますが次期ISR機に求められるのはL3ハリス社が開発を進めているHADESディープセンシング高度検出及び対電子妨害能力を搭載するものという。そしてアメリカ陸軍は現在のISR機について航続距離の限界があるとしており、グローバル6500はこれを解決する航続距離をもつという。

 アメリカ陸軍のISR機は現在60機が運用されていて、ビーチクラフトキングエアとデハビラントカナダDHC-8を改造した航空機が当てられていますが、近年アメリカの監視対象は中東や欧州などから太平洋をこえた中国に転換しており、このためには大幅な航続距離強化が求められ、10000km以上の航続距離をもつ機体が求められています。■

 アメリカ海兵隊はMRZR特殊戦車両の電子戦への転用を構想しています。MRZRはポラリス社が製造しているもので、比較的出力に余裕のあるエンジンを搭載していることから電力供給能力にも余裕があり、DC-DC24ボルトコンバータを搭載していて現在の状況では1キロワット、追加により5キロワットの発電能力を付与できるとしています。

 MRZR特殊戦車両はこうして発電能力を強化することにより小型の車体でも搭載可能とされるレーダーや電子妨害装置と電波標定装置などの搭載を見込んでいます。MRZRに海兵隊が電子戦装置を搭載する利点の一つにMV-22オスプレイで空輸が可能である点が挙げられ、今後は海兵隊戦闘研究所において各種試験が行われるとのことです。

 海兵隊フォースデザイン2030として進める海兵隊の変革では戦車や水陸両用装備の削減に対してミサイルと特に電子戦部隊の増強を明示していますが、広い島嶼部に分散運用をおこなう海兵隊がどのように電子戦部隊を分散展開させるかの方法論については研究段階でした。MRZRはその解決策の方向性を示すのかもしれません。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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令和六年度七月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.07.23-2024.07.24)

2024-07-23 07:01:20 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 自衛隊関連なつ祭り情報を集めてみました、花火大会と盆踊りなどの行事で駐屯地祭のような派手な展示はありませんが地元の方とのふれあい行事は重要です。

 令和6年度入間基地納涼祭、入間基地夏の風物詩は2024年7月24日水曜日の開催予定となっています。C-1輸送機からC-2輸送機への歴史的な転換が進む入間基地は中部航空方面隊司令部が置かれる航空防衛の要衝ですが、花火大会も予定という。なお、開門は1730時とのことですけれども、雨天時は25日木曜日に順延されるもよう。

 令和6年度航空自衛隊木更津分屯基地盆踊り、2024年7月24日水曜日に予定されています。第1ヘリコプター団の木更津駐屯地ではなく航空自衛隊第4補給処木更津支処が所在します航空自衛隊の木更津分屯基地の方ですのでご注意ください。さて、盆踊りがメインなのですけれども、花火大会も行われます。開門は1600時とのことでした。

 別府国際観光港護衛艦あきづき一般公開、2024年7月24日水曜日に予定されています。なにしろ夏休みですからねえ。一般公開が行われますのは大分県別府市北石垣の別府国際観光港第4埠頭、一般公開の時間は0900時から1530時まで予定されています。あきづき、あきづき型護衛艦1番艦で僚艦防空を担当する汎用護衛艦として建造されました。

 令和6年度伊丹・川西駐屯地 合同納涼夏祭り、2024年7月23日火曜日に開催予定です。今年は川西駐屯地は開放されず伊丹駐屯地のみですのでご注意ください。予定では1700時開門で1740時より太鼓演奏、盆踊りにじゃんけん大会、音楽演奏と野外売店が予定されているとともにもう一つ、おばけ屋敷、というのは、これどういうものか気になります。

 令和6年度真駒内駐屯地夏祭りが2024年7月24日水曜日に予定されています、札幌市営地下鉄真駒内駅の直ぐ隣ですね。予定では1600時から2030時まで一般開放となっていまして、打ち上げ花火と第11音楽隊による音楽演奏、野外売店などが予定されている、花火大会は会場が草地なのでレジャーシートが便利、とポスターにありました。

 令和6年度大宮駐屯地 夏祭り2024年7月23日に 開催予定となっています。さいたま市、化学学校と中央特殊武器防護隊に第32普通科連隊が駐屯している駐屯地ですが、なんと、花火大会も予定されています。ただ、幾つか留意点で、先ず乳児用飲料を除く飲料は持ち込みできません、また荒天時の予備日はないとのことで、この点ご注意ください。

 令和6年度東立川自衛隊夏まつり、2024年7月24日水曜日の開催予定です、気合の入った櫓が組まれまして盆踊りと模擬売店が。雨天時は25日へ順延とのこと。なおここ、地理情報隊が駐屯している駐屯地なのですが、基本的に駐屯地祭のようなものは行われませんので、何が何でも自衛隊駐屯地前部の行事を回りたい方には、必見、なのかなあ。

 令和6年度松戸駐屯地盆踊り大会、2024年7月24日に実施される予定となっています。ここは需品学校と関東補給処松戸支処とともに首都防空の一端を担う第2高射特科群の群本部や第336高射中隊が駐屯していますが、今回は盆踊り、1600時に開門なのですが盆踊りと共に1945時から打ち上げ花火が行われるという。なお、雨天は中止です。

 令和6年度久里浜駐屯地納涼祭、2024年7月24日水曜日に行われます。横須賀市の通信学校が所在していて、模擬売店と盆踊りに加えて花火大会も行われます。開門は1700時、久里浜駅と京急久里浜駅が最寄り。なおここ、東部方面混成団本部の駐屯する近くの武山駐屯地に行こうとして横須賀線を久里浜まで乗って行ってしまう方は多いはず。

 令和6年度古河駐屯地納涼大会、2024年7月24日開催予定です。茨城県の水戸よりもう少し先に行きましたところの第1施設団が置かれている駐屯地で、盆踊りと共に音楽演奏とじゃんけん大会などが予定されています。古河駐屯地納涼大会というのは今回で第70回を迎え、施設団本部での節目の盆踊り、気合の入った櫓が組まれるのでしょう。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・2024年7月24日:令和6年度真駒内駐屯地夏祭り
・2024年7月24日:令和6年度古河駐屯地納涼大会
・2024年7月24日:令和6年度入間基地納涼祭
・2024年7月23日:令和6年度大宮駐屯地夏祭り
・2024年7月24日:令和6年度東立川自衛隊夏まつり
・2024年7月24日:令和6年度松戸駐屯地盆踊り大会
・2024年7月24日:令和6年度航空自衛隊木更津分屯基地盆踊り
・2024年7月24日:令和6年度久里浜駐屯地納涼祭
・2024年7月23日:令和6年度伊丹・川西駐屯地合同納涼夏祭り
・2024年7月24日:別府国際観光港護衛艦あきづき一般公開

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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