北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【M-5撮影特報】ラファール戦闘機来日,フランス空軍&航空自衛隊-百里基地日仏共同訓練(2024-07-19)

2024-08-01 20:24:52 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■ラファール来日
 優美としか言いようのない程に曲線美のデルタ翼をもつ双発の第4.5世代戦闘機、それがフランスの誇るラファール戦闘機です。

 フランス空軍百里基地到着、ラファール戦闘機がようやく撮影できたのでした。もっとも、まあ、この日は様々な撮影器具を準備していたので、ミラーレス一眼カメラのM-5は望遠レンズの性能が限られていて、ほとんど速報用の写真のみを撮影したのだけれど。

 M-5カメラ、そして最大望遠が2400mmのG3X,それにEOS-7Dmark2、カメラ見本市のような状況で撮影です。まず、百里基地で航空祭以外で、これは予行のことなのだけれども、撮影するのは今回が二回目ということで、小松や小牧や岐阜ほど勝手が分かりません。

 撮影位置をどうしようか、いろいろ考えて袋小路にはまるよりは前回、インド空軍のフランカーを撮影した定番の位置にしよう、と茨城空港を撮影位置に選定したのですが、ああ、インド空軍を撮影したときは冬だったのですね。気温のことではない、風向き。

 Su-30戦闘機が来日した際に撮影したのが百里基地の航空祭予行以外での実質最初の撮影でして、このときはうまく着陸を撮影できました。けれどもあのときは北風の冬だったので、航空機は全部南側から滑走路に進入していたわけです、そして今は、夏なんだよなあ。

 南風が吹くのですから北側から着陸する。岐阜基地なんかはよほどのことがなければ進入方向は変わりませんし、小牧もなかなか。小松は撮影位置の関係からどちらから発着しようと撮影できるのですけれども、茨城空港駐車場付近からは、逆方向は厳しかった。

 フランス空軍百里へ。これも実は昨年一月にSu-30が日本到着を待つ際、ああ贅沢は言わないのでつぎはフランス空軍のラファールでもきてくれないかなあ、と贅沢な願いをしていたものなのですけれども、言ってみるものなのだなあ、本当にラファールが。

 エアバスA-330-MRTT空中給油輸送機もエアバスA-400M輸送機も全部、なかなかみることができない航空機ですので、ちょっと百里基地は遠かったですけれども、三沢基地や新田原基地ほど交通機関が行きにくい基地でもないので、なんとか撮影できている。

 ラファール戦闘機、それでも撮影できたのはよかった、そういうのもいままで北大路機関はラファール戦闘機の話題を掲載する際に同じ4.5世代戦闘機ということでF-2戦闘機の写真、全然違う形状のF-2の写真でお茶を濁していたのだから。

 デルタ翼のラファールは、ほかににている形状の機体がない。にていると言われる中国のJ-10戦闘機も細部というか、曲線美があるかないか、というほどに別物の形状なのですから、これは暑かったけれども撮影に行って、しかも撮影できてよかったですよ。

 熱かった。そしてこの話題しかないのか、といわれるかもしれませんが、涼しかったなんて書けば自律神経失調かフェイクニュースになってしまうのだから熱かったとかくほかないでしょう。なかなか到着しないラファールに、そしてA-400Mにこれは堪えた。

 ローソンあたりで凍結したペットボトルを四本ほど買い込む予定が百里基地は田舎のイナカ、コンビニがセイコーマートという北海道のようなコンビニだけで、しかもかなり遅い時間、コンビニは24時間ではない、そんな時間にしかひらかないのだ。

 凍結ペットボトルは、そのままからだを冷却するのにも役立つ、血管を直接冷やせば熱中症だけは回避できるので、この夏の決戦兵器のように毎度外出の際には重宝しているのですが、これが百里基地周辺では入手できず、これは熱中症手前の苦しさでした。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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イスラエルガザ戦争-武装勢力ハマス政治部門トップのハニーヤ氏がイラン訪問中に空からの攻撃で暗殺

2024-08-01 07:00:28 | 国際・政治
■イスラエルガザ戦争
 日本は未だ紅海のシーレーン脅威に対する商船への海上警備行動を実施していませんが多くの船舶が紅海を避け喜望峰経由に切り替えた事で世界規模の物流障害が発生しています。

 ガザ戦争、昨年10月から続く、ガザ地区の武装勢力ハマスによるイスラエル本土攻撃と大量拉致事件を契機とし、イスラエル軍が軍事介入したことで、中東全域に緊張が走っています。特にイエメンの武装勢力フーシ派が、サウジアラビアやアラブ首長国連邦の油田施設への攻撃から、商船の無差別攻撃を開始して以降、世界のシーレーンが脅かされている。

 ハニーヤ氏暗殺、こうした中でハマスの政治部門トップ、しかしガザ地区には居住していない有力者のハニーヤ氏がイランのテヘランで暗殺される事件が昨日発生しました。ハニーヤ氏はイランの新大統領ペゼシュキアン大統領就任式に出席するべくイランを訪問中でしたが、ここに空からの攻撃、恐らく無人機、が加えられ死亡するという事態となった。

 紅海でのフーシ派による攻撃の背景にはガザ戦争による非戦闘員被害とともにガザ地区のパレスチナ人への連帯を掲げ、イスラエルに向かう船舶とイスラエルから来る船舶、要するに紅海の北側出口にはイスラエルに隣接するシナイ半島の先にスエズ運河が有るので、航行する船舶は事実上、全てイスラエル関係船舶と主張できる、この攻撃が行われていた。

 ハニーヤ最高幹部の暗殺により、イスラエルはハマスの武装組織について、少なくとも指揮中枢を無力化したこととなりますので、ガザ地区における治安作戦は終了し得ることとなります。この原則論に依拠するならば、漸く出口戦略が見えた、といえるのかもしれません。ただ、現実的にはもうしばらく紅海での商船攻撃が続く可能性があります。

 フーシ派の自爆型無人機によるテルアビブ攻撃、これによる死者が出た事からイスラエル軍はイエメン空爆を実施、一過性の攻撃でしたがイエメン国内の石油関連施設を攻撃し大きな被害が生じました。双方に一定の報復が完了した事で、イスラエル本土への攻撃を終了する決断が為されれば、こちらも出口戦略へ発展する可能性は出てくるのですが。

 しかし、こうした視点はかなり楽観的要素を含んだもので、具体的に言えばイラン政府、イスラエル国家の存在を認めていない、そのイラン政府から見た場合、新大統領就任式に自国の首都に敵対勢力による空からの攻撃を許す事態となった訳ですので、何らかの報復措置を取る可能性が高く、中東情勢は今後も格段の緊張が継続することとなるのでしょう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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