■北部方面隊実動演習
北部方面隊による平成27年度方面隊実動演習が来る10月1日より開始されます。

平成27年度方面隊実動演習は、北部方面総監岡部俊哉陸将を担任官とし、北部方面隊の師団と方面隊直轄部隊や転地演習参加部隊を以て方面隊の各種事態における対処能力の向上を図る目的で実施される演習で、10月1日から10月12日の期間に千歳市と恵庭市にまたがる北海道大演習場において実施されます。

参加部隊は、北部方面総監部、第7師団、第1特科団、第1高射特科団、北部方面施設隊、北 部方面航空隊、第1電子隊、北部方面対舟艇対戦車隊、第12旅団を以て実施され、ここには平成27年度東部方面隊連隊等協同転地演習参加部隊が加わっていることが読み取れるでしょう。第12旅団からは第30普通科連隊が参加するとの事でした。

演習規模は人員4500名と車両900両及び航空機15機が参加し実施されるもので、車両900両には戦車60両を含む参加部隊となっています。なお、東部方面隊の協同転地演習参加部隊は第12旅団の人員1000名、車両350両、航空機5機が参加します。

戦車60両という参加の規模から7師団は1個戦車連隊基幹、という参加規模が考えられるところです。この他に北方対戦車隊が参加するので12旅団の30普連の12対戦中隊の代わりを務める可能性も想定できるでしょう、北方対戦車隊は96式多目的誘導弾システムを装備する部隊です。

更に北部方面隊の車両参加規模は900といった数値となっていますが、北部法j明太、特に第7師団は戦闘職種は勿論としまして、通信部隊や施設部隊から後方支援部隊に至るまで、非常に多数の装甲車を装備している事から考えまして、額面通りに読み取らないよう注意が必要でしょう。

北部方面隊は新防衛大綱において南西有事の際には、本土駐屯の初動部隊に続く機動打撃部隊として緊急展開する事となっています、ただ、人員4500名と車両900両及び航空機15機が参加する演習ですが、この演習のような60両の戦車を南西方面へ緊急展開させるには、海上自衛隊輸送艦などの不足は著しいのが現状です。

一方で即応機動連隊が全国の方面隊の師団および旅団へ創設され、相当数の機動戦闘車を装備し装輪装甲車等により機械化されます、即応機動連隊の装備車両は航空自衛隊が装備に向け開発中のC-2輸送機に搭載可能となる車両群により構成される計画ですので、海上輸送の北部方面隊重装備部隊とともに二段構えの防衛力統合機動により対応する事が主眼です。

参加する第12旅団は将来的に即応機動連隊編成旅団に含まれていますので、重装備のっ行使団である第7師団との共同訓練を同じ方面隊実動演習へ参加する事で演練する意味は大きいといえます、このほか、電子隊が参加している為地対艦ミサイル等の訓練参加も考えられるでしょう。
北大路機関:はるな くらま
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
北部方面隊による平成27年度方面隊実動演習が来る10月1日より開始されます。

平成27年度方面隊実動演習は、北部方面総監岡部俊哉陸将を担任官とし、北部方面隊の師団と方面隊直轄部隊や転地演習参加部隊を以て方面隊の各種事態における対処能力の向上を図る目的で実施される演習で、10月1日から10月12日の期間に千歳市と恵庭市にまたがる北海道大演習場において実施されます。

参加部隊は、北部方面総監部、第7師団、第1特科団、第1高射特科団、北部方面施設隊、北 部方面航空隊、第1電子隊、北部方面対舟艇対戦車隊、第12旅団を以て実施され、ここには平成27年度東部方面隊連隊等協同転地演習参加部隊が加わっていることが読み取れるでしょう。第12旅団からは第30普通科連隊が参加するとの事でした。

演習規模は人員4500名と車両900両及び航空機15機が参加し実施されるもので、車両900両には戦車60両を含む参加部隊となっています。なお、東部方面隊の協同転地演習参加部隊は第12旅団の人員1000名、車両350両、航空機5機が参加します。

戦車60両という参加の規模から7師団は1個戦車連隊基幹、という参加規模が考えられるところです。この他に北方対戦車隊が参加するので12旅団の30普連の12対戦中隊の代わりを務める可能性も想定できるでしょう、北方対戦車隊は96式多目的誘導弾システムを装備する部隊です。

更に北部方面隊の車両参加規模は900といった数値となっていますが、北部法j明太、特に第7師団は戦闘職種は勿論としまして、通信部隊や施設部隊から後方支援部隊に至るまで、非常に多数の装甲車を装備している事から考えまして、額面通りに読み取らないよう注意が必要でしょう。

北部方面隊は新防衛大綱において南西有事の際には、本土駐屯の初動部隊に続く機動打撃部隊として緊急展開する事となっています、ただ、人員4500名と車両900両及び航空機15機が参加する演習ですが、この演習のような60両の戦車を南西方面へ緊急展開させるには、海上自衛隊輸送艦などの不足は著しいのが現状です。

一方で即応機動連隊が全国の方面隊の師団および旅団へ創設され、相当数の機動戦闘車を装備し装輪装甲車等により機械化されます、即応機動連隊の装備車両は航空自衛隊が装備に向け開発中のC-2輸送機に搭載可能となる車両群により構成される計画ですので、海上輸送の北部方面隊重装備部隊とともに二段構えの防衛力統合機動により対応する事が主眼です。

参加する第12旅団は将来的に即応機動連隊編成旅団に含まれていますので、重装備のっ行使団である第7師団との共同訓練を同じ方面隊実動演習へ参加する事で演練する意味は大きいといえます、このほか、電子隊が参加している為地対艦ミサイル等の訓練参加も考えられるでしょう。
北大路機関:はるな くらま
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)