〔沖縄県知事選〕民主党が伊波洋一候補の支援を事実上禁止

2010-11-02 08:29:26 | 沖縄
岡留安則(元「噂の真相」編集長)東京-沖縄-アジア 幻視行日記
■10月某日 カヌチャリゾートなどを経営する白石グループの会長であり、沖縄囲碁連盟会長を約40年つとめた白石武治会長の慰労パーティが那覇市内のホテルロイヤルオリオンで開かれたので出席する。
後任の会長に選ばれたのは沖縄タイムス専務をつとめた後、県立美術・博物館を運営する文化の杜の平良知二社長。
副会長には琉球新報社元専務の山根安昇氏が就任することになったのだという。
これを機会に沖縄囲碁界のために長らく貢献した白石会長を労らおうというパーティだ。
筆者は囲碁はやらないが、前会長も新会長も、そして副会長も知り合いのために参加することにした。
 会場には沖縄県元知事や副知事、沖縄タイムスの幹部などが勢ぞろいしていた。
先日の共同通信50年記念パーティ同様に、知り合いの参加者が多いパーティだった。
それだけ、筆者も沖縄に根付いたということか。
白石会長の挨拶の中で、囲碁連盟発足時に、新報、タイムスの間でちょっとした争奪戦があったという逸話が面白かった。

確かに、沖縄には地元紙が二紙存在するため、マラソン、エイサー祭りなども別々の主催となっている。
一般県民にすれば関係ないことだろうが、地元紙としては事業部としての商売であり、お互いライバル意識もあるのだろう。
かつて、この二紙の間で印刷部門だけを統合する計画があったが、実現には至らなかった。
インターネットの普及と景気の低迷により新聞やテレビの危機が叫ばれる中、シロウト目にはイベントくらいは共催の形でやる方向性が必要ではないかと思うのだが、全国紙でもまったく同じことをやっているのが現実。
これはメディアの宿命ということかもしれない。
 メディアだけではない。沖縄政界もしかり。
沖縄県知事選は現職の仲井真知事と宜野湾市長の伊波洋一の一騎打ちと言う構図の中で、第三極を模索する勢力がいまだに暗躍している。
第三極の中心人物は民主党沖縄県連代表の喜納昌吉氏と国民新党幹事長の下地幹郎氏。
普天間基地の県外・国外移設を主張して政権交代を実現した民主党が辺野古新基地建設容認へと豹変したことで、沖縄政界も大混乱なのだ。
政権交代前は辺野古基地建設容認派だった現職の仲井真知事が「日米合意を見直し、県外移設」を主張し、伊波洋一氏も「普天間基地の閉鎖と国外移設」を主張。
辺野古新基地建設が争点から外れた形になったのだ。
仲井真氏を支持する自民党と公明党の本部はいまだに辺野古新基地建設派。
しかし、自民党沖縄県連や公明党沖縄県連は本部と違う県外移設を主張するというネジレ現象がおきているのだ。
沖縄県民の世論を思えば、仲井真知事陣営が党本部と違う方針で選挙戦に臨むのはしごく当然の話だろう。
 情けないのは民主党本部の迷走と逆切れぶりだ。
今や、地元の名護市長も市議会も建設反対派で占められており、日米合意に基づく辺野古新基地建設の可能性は限りなくゼロに近い。
にもかかわらず、最終的には沖縄県民を裏切って力づくでも新基地建設を強行するつもりなのか、民主党本部はまったくの無為無策状態。
そこへ「日米合意を尊重して、レビュー(検証)して深化させる」と独自候補擁立を民主党本部に提案したのが喜納・下地コンビである。
しかし、岡田幹事長はクビを縦に振らず、伊波洋一支持を打ち出した斉藤つよし議員には除名をちらつかせ、民主党沖縄県連が伊波氏を支持する事はまかりならんと逆切れ状態。
すでに民主党県連の県議と市議の二人は離党を宣言して伊波支持を打ち出している。
自民党よりもはるかに強権的なファシスト・岡田幹事長はまさにタリバンの本性を剥き出しにした感じだ。
このままでは沖縄民主党は解体か分裂、消滅間違いなしだろう。
そのすべての責任は菅―仙谷体制にあることも間違いなし、だ。
http://okadome.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-ec6d-2.html

県外議員の応援認めず=沖縄知事選で民主/時事
民主党の岡田克也幹事長は1日の記者会見で、同党が自主投票を決めた沖縄県知事選(28日投開票)について「節度ある慎重な行動を要請する」として、沖縄県連以外の国会議員が選挙応援のため沖縄に入ることを認めない方針を明らかにした。
 同知事選をめぐって民主党は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)を名護市辺野古に移設するとした日米合意を重視する党本部と、「県外移設」を主張する沖縄県連との「ねじれ」から、候補擁立を断念した。岡田氏としては、県外の議員が応援に入り、混乱を助長する事態を回避する狙いがあるとみられる。
 同知事選は、現職で自民、公明両党が支援する仲井真弘多氏と、社民、共産、沖縄社会大衆各党が推す前宜野湾市長の伊波洋一氏による事実上の一騎打ちとなる見通し。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101101-00000134-jij-pol

沖縄知事選で民主党、県外選出議員の応援禁止/讀賣
民主党は1日の役員会で、自主投票を決めている沖縄県知事選(11日告示、28日投開票)について、党沖縄県連に所属しない議員が特定候補を応援することを禁止するほか、沖縄県連所属の議員についても、「節度ある慎重な行動」を求めることを決めた。

 党執行部が地方選挙の応援を禁止するのは極めて異例だ。

 岡田幹事長は1日の記者会見で「党で決定したことを守れないとなれば、ペナルティーの対象になりうる」と述べ、違反した場合は処分する考えを示唆した。

 同知事選に立候補予定の現職の仲井真弘多氏と前宜野湾市長の伊波洋一氏は、米軍普天間飛行場移設問題に関し、仲井真氏が「県外移設」、伊波氏が「国外移設」を主張している。一方で、党内では沖縄県連を中心に候補者の応援を模索する動きがあり、「名護市辺野古への移設を目指す菅政権の方針を否定する候補の応援は許されない」(執行部)と判断したものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101101-00000978-yom-pol



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