みなさん、暑中お見舞い申し上げます。
TVなどでご存知かと思いますが、京都府宇治市を中心に、今朝(14日)の豪雨で、大きな被害が出ました。
ウトロ地区では人的な被害はなかったものの、
床上浸水7~8戸。床下浸水は過半数、30戸以上のようです。(集落は約60世帯)
雷雨と豪雨。浸水は今朝4時と6時の2回、ひどいところで水深50~60センチとなりました。
あらゆる壁にゴミのラインが今もくっきりついています。
床上浸水の7~8戸の家のまえでは、水に浸かり使えなくなった畳や家財道具が山のように積まれています。
汲み取り便所の便槽にも水が入ったため、行政によって本日中に汲み取ってもらったもの、保健所による消毒は明日になるようです。
ともかく、お年寄りの一人暮らしでは、このままでは住めない状況にあります。限界です。
2~3年前にも大きな床上浸水の被害にあったKさんの家では、再び床上浸水し、在日1世のご本人は涙ながらに娘さんの家に引き取られていきました。
同じ1世のJさんのご自宅は、バラックですが、浸水は床の上まできてベッドだけ残った状態です。
週何回か訪問介護を使い、義理の子たちが弁当を差し入れていますが、90歳を過ぎて足腰が痛み、退院後は身動きが不自由なので、とても心配です。
今回の被害は宇治市のほぼ全域におよび、他の地域では行方不明者も出ています。被害はウトロ地域だけではありません。
しかし、毎回のようにウトロ地域に被害が集中しています。
宇治市が管理する「伊勢田6号水路」があふれ、ウトロ地域がいつも「プール」の役割を果たすことが構造的原因と言えます。
行政の放置責任は厳しく問われなければなりませんし、住環境整備事業の実施によって、安心して住める新しい町に一日も早く生まれかわることが何より必要です。
今回被災された、床上浸水の住民の方々に、守る会としてお見舞いのカンパを集めたいといま検討中です。
決まればお知らせします。
---------
ウトロを守る会の斎藤です。
8月14日早朝、京都府宇治市を中心とした豪雨被害は
市内だけで死者1名、行方不明1名、家屋の全壊12、半壊12、床上浸水500、床下浸水1400。
そのうち在日朝鮮人集落・ウトロ地区では、人的な被害はなかったものの約60世帯中、床上浸水10、床下40でした。
京都府は宇治市に被災者生活再建支援法を適用することを決め、住宅が全壊、半壊した世帯は最高300万円の支援金が
支給されますが、床上浸水は従来の例からして見舞い金程度になる見込みです。
17日午前中、私はウトロ地区の被災者を個別訪問しました。
3年前にも床上浸水の被害を受けたKさん(在日・1929年生、83歳、女性一人暮らし)は、隣町の娘さんに引き取られました。
3年前にみなさんのカンパで畳をプレゼントしましたが、
家の前には大きな家財道具の机や電気製品などが大型ごみとして積まれていました。
ウトロに再び帰って来れるかわかりません。
飯場の向い側のバラックに住むJさん(1920年生、91歳女性、一人暮らし)、
この日ウトロにあるデイサービス・エルファに通い、長椅子で寝ていました。
介護士さんによると、足と腰を痛めて椅子に座るのも30分が限度、家事ヘルパーを使い、
デイサービスを利用していますが、災害のショックもあって体力の低下は否めません。
家の中は床上浸水で、ベットだけが水の上にある状態。従来は床に寝ていたのがベッドを利用するようになって助かった。
地域の血縁でここまで来ましたが、このままの状態の継続は限界
、なんとか施設の利用ができないか(例えばロング・ショートステイの利用など)と、ケアマネさんに相談します。
Hさん(夫は1958年生、53歳)は夫婦と子2人の標準世帯。お子さんが勉強中でした。
大型家具のほとんどは処分され、家の中はガラーンとして、板間に新聞紙が引かれ、使える部屋は4つのうち2つだけ。炊事にも不自由されているようでした。ここでは住めないから、当座住める所を探しているが、公団住宅などは家賃や敷金が高く、とても経済的に無理。どうしたものかと思案に暮れていました。
Kさん(1934年生78歳、女性一人暮らし)は、外で洗濯ものを干していました。
水の高さは膝を超えて腰の位置まであり、逃げるのに苦労した。水害はいつものことだが今回は地獄だ。
箪笥に古い着物があったが、床上浸水で全部ダメになった。ああ、これで全部捨てる踏ん切りがついたわ、と話されていました。
ウトロ地域の中は泥が出され、一見元に戻った状態ですが、私の見る限り、災害3日目の人々はこのような状況です。もともと土地が周囲より低く、水害の常襲地域ですが、ここまでひどいのは初めて。個々の被害に応じて、住民の生活の維持を具体的に考えることが問われていると思います。
もし、ウトロに仮設住宅があったら、あるいはデイサービス・エルファが小規模多機能(訪問やショートステイ可能)をあわせもっていたら、
少しは違うと思うのですが・・・。ともかく、できることを優先して考え、将来のまちづくりに活かしていきましょう。
ウトロを放置してきた行政の歴史的・社会的責任は厳しく問われなければなりません。
と同時に、いま進めている住環境整備事業の実施によって、安心して住める新しい町に一日も早く生まれかわることが何より必要です。
ウトロを守る会は、床上被災者の生活支援のためのカンパを集めます。
振り込みは、「守る会の郵便振替口座 01030-9-60413 ウトロを守る会」です。
金額はいくらでも結構ですが、例えば1000円、3000円、5000円、10000円をお送りください。
よろしくお願いします。
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斎藤正樹
よろしければ、下のマークをクリックして!
よろしければ、もう一回!
TVなどでご存知かと思いますが、京都府宇治市を中心に、今朝(14日)の豪雨で、大きな被害が出ました。
ウトロ地区では人的な被害はなかったものの、
床上浸水7~8戸。床下浸水は過半数、30戸以上のようです。(集落は約60世帯)
雷雨と豪雨。浸水は今朝4時と6時の2回、ひどいところで水深50~60センチとなりました。
あらゆる壁にゴミのラインが今もくっきりついています。
床上浸水の7~8戸の家のまえでは、水に浸かり使えなくなった畳や家財道具が山のように積まれています。
汲み取り便所の便槽にも水が入ったため、行政によって本日中に汲み取ってもらったもの、保健所による消毒は明日になるようです。
ともかく、お年寄りの一人暮らしでは、このままでは住めない状況にあります。限界です。
2~3年前にも大きな床上浸水の被害にあったKさんの家では、再び床上浸水し、在日1世のご本人は涙ながらに娘さんの家に引き取られていきました。
同じ1世のJさんのご自宅は、バラックですが、浸水は床の上まできてベッドだけ残った状態です。
週何回か訪問介護を使い、義理の子たちが弁当を差し入れていますが、90歳を過ぎて足腰が痛み、退院後は身動きが不自由なので、とても心配です。
今回の被害は宇治市のほぼ全域におよび、他の地域では行方不明者も出ています。被害はウトロ地域だけではありません。
しかし、毎回のようにウトロ地域に被害が集中しています。
宇治市が管理する「伊勢田6号水路」があふれ、ウトロ地域がいつも「プール」の役割を果たすことが構造的原因と言えます。
行政の放置責任は厳しく問われなければなりませんし、住環境整備事業の実施によって、安心して住める新しい町に一日も早く生まれかわることが何より必要です。
今回被災された、床上浸水の住民の方々に、守る会としてお見舞いのカンパを集めたいといま検討中です。
決まればお知らせします。
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ウトロを守る会の斎藤です。
8月14日早朝、京都府宇治市を中心とした豪雨被害は
市内だけで死者1名、行方不明1名、家屋の全壊12、半壊12、床上浸水500、床下浸水1400。
そのうち在日朝鮮人集落・ウトロ地区では、人的な被害はなかったものの約60世帯中、床上浸水10、床下40でした。
京都府は宇治市に被災者生活再建支援法を適用することを決め、住宅が全壊、半壊した世帯は最高300万円の支援金が
支給されますが、床上浸水は従来の例からして見舞い金程度になる見込みです。
17日午前中、私はウトロ地区の被災者を個別訪問しました。
3年前にも床上浸水の被害を受けたKさん(在日・1929年生、83歳、女性一人暮らし)は、隣町の娘さんに引き取られました。
3年前にみなさんのカンパで畳をプレゼントしましたが、
家の前には大きな家財道具の机や電気製品などが大型ごみとして積まれていました。
ウトロに再び帰って来れるかわかりません。
飯場の向い側のバラックに住むJさん(1920年生、91歳女性、一人暮らし)、
この日ウトロにあるデイサービス・エルファに通い、長椅子で寝ていました。
介護士さんによると、足と腰を痛めて椅子に座るのも30分が限度、家事ヘルパーを使い、
デイサービスを利用していますが、災害のショックもあって体力の低下は否めません。
家の中は床上浸水で、ベットだけが水の上にある状態。従来は床に寝ていたのがベッドを利用するようになって助かった。
地域の血縁でここまで来ましたが、このままの状態の継続は限界
、なんとか施設の利用ができないか(例えばロング・ショートステイの利用など)と、ケアマネさんに相談します。
Hさん(夫は1958年生、53歳)は夫婦と子2人の標準世帯。お子さんが勉強中でした。
大型家具のほとんどは処分され、家の中はガラーンとして、板間に新聞紙が引かれ、使える部屋は4つのうち2つだけ。炊事にも不自由されているようでした。ここでは住めないから、当座住める所を探しているが、公団住宅などは家賃や敷金が高く、とても経済的に無理。どうしたものかと思案に暮れていました。
Kさん(1934年生78歳、女性一人暮らし)は、外で洗濯ものを干していました。
水の高さは膝を超えて腰の位置まであり、逃げるのに苦労した。水害はいつものことだが今回は地獄だ。
箪笥に古い着物があったが、床上浸水で全部ダメになった。ああ、これで全部捨てる踏ん切りがついたわ、と話されていました。
ウトロ地域の中は泥が出され、一見元に戻った状態ですが、私の見る限り、災害3日目の人々はこのような状況です。もともと土地が周囲より低く、水害の常襲地域ですが、ここまでひどいのは初めて。個々の被害に応じて、住民の生活の維持を具体的に考えることが問われていると思います。
もし、ウトロに仮設住宅があったら、あるいはデイサービス・エルファが小規模多機能(訪問やショートステイ可能)をあわせもっていたら、
少しは違うと思うのですが・・・。ともかく、できることを優先して考え、将来のまちづくりに活かしていきましょう。
ウトロを放置してきた行政の歴史的・社会的責任は厳しく問われなければなりません。
と同時に、いま進めている住環境整備事業の実施によって、安心して住める新しい町に一日も早く生まれかわることが何より必要です。
ウトロを守る会は、床上被災者の生活支援のためのカンパを集めます。
振り込みは、「守る会の郵便振替口座 01030-9-60413 ウトロを守る会」です。
金額はいくらでも結構ですが、例えば1000円、3000円、5000円、10000円をお送りください。
よろしくお願いします。
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斎藤正樹
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問題なので適正に対処させていただきます。
放置していないでしょ。今回だって、行政にお願いして、やってもらったんでしょう。
若い時には役所など行政の言うことも聞かず、やりたいように生きて、年取って元気がなくなったら、やれ被害者だ助けろだ、なんだかんだと、ふざけるなってことだんですけどね。
だから、助けたいなら、お身内でだけでやるのがいいですよ。それなら誰も文句は言わないですよ。では、さようなら。