フィリピン国家が多国籍企業の僕(しもべ)に!フィリピントヨタ争議の現地裁判が大詰め

2009-06-09 23:16:08 | 労働運動
≪フィリピントヨタ労組エド委員長とフィリピントヨタ労組を支援する会の早川寛さん
(全造船機械労組関東地協事務局長)は今、ILO総会でロビー活動中です。先月
フィリピントヨタ労組は最高裁に上告を行いました。そのニュースを紹介します。≫

多国籍企業を擁護する高裁判決を批判し、
フィリピントヨタ労組、団体交渉権で最高裁に上告!
http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/other/090527jokoku.htm

2009年5月27日  フィリピントヨタ労組を支援する会

フィリピン国家が多国籍企業の僕(しもべ)に!

 フィリピントヨタ争議の現地裁判が大詰めを迎えています。フィリピンではフィリピン
トヨタ労組をつぶすために、多国籍企業トヨタにフィリピン政府が肩入れしてきただけで
なく、フィリピン国軍までもが動員され、そしてさらに裁判所も多国籍企業の僕(しも
べ)になっています。

 2007年10月、フィリピン最高裁は「233名の解雇は有効だ」と宣言し、これを
擁護するために「ストライキは時代遅れだ」と宣言しました。2008年4月、マニラ高
裁はフィリピントヨタ労組の団体交渉権を2000年に遡って完全に否定し、トヨタの団
体交渉拒否を免罪しました。この判決でマニラ高裁はこの裁判に先行する最高裁判決、第
一審判決、最高裁仮処分判決などを完全に無視することまでやってのけました。

フィリピントヨタ労組の上告!

 これらの判決はフィリピントヨタ労組の労働者たちに衝撃を与えました。しかし、被解
雇組合員と現職の組合員たちは真剣な議論の後、「闘いを続ける」、「あくまで233名
の労働者の現職復帰を求め続ける」ことを決めました。そして、今年4月フィリピントヨ
タ労組はマニラ高裁判決を批判し最高裁に上告しました。

 今、フィリピン最高裁は事実上労働者からストライキ権を剥奪し、マニラ高裁は団体交
渉権を取り上げようとしています。フィリピン司法の流れが労働基本権の剥奪に向かって
います。そして、フィリピントヨタ労組はこの流れに真正面から立ち向かっています。

フィリピントヨタ労組の最高裁団体交渉権上告状和訳 (PDF)
http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/other/090416saikousai.pdf

<以下HPに続く>


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