駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

会社が大きくなれないのは私の頭が時代遅れだから

2013年03月15日 | 社内事情

ブルジョアジーダの小ブルジョアジーだのプロレタリアートだのが出てきた 
 
政治史や経済学の講義 
 
大学の時には単位を取るために頑張って学びました 
 
それと 
 
私達の学生の頃はまだ左翼的な思想が大学の空気に流れてましたから 
 
そんな難解な言葉知ってる顔をしていないとバカにされる 
 
そんな雰囲気もありました。 
 
が 
 
そんな知識の大半は 
 
今となってはすっかり忘れてしまいましたね。 
 
若い頃の貴重な時間を費やして本当にばかげてる 
 
なんて思う事もあります。 
 
大半は忘れてしまいましたが 
 
言葉としてはその時に頭に植えつけられてしまい 
 
その好き嫌いだけが定着してるものもあります。 
 
その中に“搾取”って言葉があります。 
 
この言葉 
 
私の中にはイメージ的に嫌悪感だけが残っていますが 
 
よく考えれば 
 
人間社会はある意味搾取の社会ですよね。 
 
大体資本家による労働者の搾取を諸悪の根源として 
 
社会主義革命を成し遂げた中国が 
 
搾取がなくなるどころか 
 
貧富の格差がすざましいですからね 
 
小平が改革開放路線を唱えた時に 
 
中国は社会主義国ではなくなったと言えるかも知れません。 
 
計画経済なんて言葉もすっかり聞かなくなりました。、 
 
 
とにかくこの搾取 
 
言葉自体は 
 
奴隷とかタコ部屋とか 
 
そんな悪いイメージを連想させますが 
 
実際には 
 
私達が生活してる中では 
 
絶対に無くならない訳です。 
 
家を買えない人に部屋を貸して 
 
賃料払ってもらう 
 
この行為も 
 
借りる方は一生懸命働いて家賃を支払い 
 
一方は何もしないでお金を受け取る訳ですから 
 
搾取って言葉がピッタリです。 
 
それと今日本の社会では欠かせない人材派遣 
 
これも労働者の稼ぎを半分も持って行く訳ですから 
 
構造的にはタコ部屋と一緒ですよね。 
 
が 
 
これを搾取としてとらえては 
 
今の日本の社会は否定しなければなりません。 
 
資本を投下して利益を得るのが資本主義って事ですから 
 
一生懸命働いてお金を貯め 
 
それをアパートに投資して所得を得る 
 
何の問題もありません 
 
健全な経済活動です。 
 
が 
 
私の場合は 
 
どうも若い頃刷りこまれたイメージが定着してしまい 
 
健全な経済活動でも 
 
“搾取”って言葉が頭をもたげてくるのです。 
 
その不合理な価値観が 
 
実際には私の仕事にも大きく影響しています。 
 
私は不動産屋でありながら 
 
アパート経営には積極的ではありません 
 
いくつか賃貸物件を持っていますが 
 
全て自分で積極的に購入した訳ではありません。 
 
仕事の流れで買わざるを得なくなったってのが正直な話です。 
 
そしてその消極的な理由の一つが 
 
若い頃刷りこまれた搾取って言葉なんです。 
 
つまり 
 
アパート収入は不労所得ですから 
 
その不労所得に対するやましさがある訳です。 
 
まあしかしこんな事ばかり言っては 
 
時代錯誤もはなはだしいですよね。 
 
こんな考えでは 
 
経営者失格と言えるかも知れません。 
 
大体成功する秘訣は 
 
働かずに稼ぐ事 
 
なんて言う人もいますからね。 
 
まあとにかく 
 
こんな私の性格が 
 
会社の成長には 
 
大きな妨げとなってる訳です。 
 
多分 
 
当社は 
 
私が生きてる限り 
 
急成長は無い 
 
そう思っています。 

コメント
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