エゾノコンギク。キク科シオン属。
キクには黄菊、白菊、紺菊などがあって栽培されるものも多い。紺菊は栽培種でその野生種が野紺菊、その北海道版がエゾノコンギクである。
頭花は黄色の筒状花を淡青色の舌状花が囲む。よく似たユウゼンギクの場合舌状花が20個以上つくが、エゾノコンギクでは20個以下である。
エゾノコンギクの葉。
葉は長楕円形で縁に粗い鋸歯があり、全体に毛が多くザラザラする。よく似たユウゼンギクの葉は線状楕円形で細く、全体に無毛でツルツルする。
ユウゼンギクの葉は茎を半ば抱くが、エゾノコンギクの葉は茎を抱かない。
エゾノコンギクの総苞。
頭花を包む総苞、エゾノコンギクの場合は反り返らないが、ユウゼンギクの場合は外片のみだが反り返る。