ヤマモミジの葉。カエデ科カエデ属。
カエデ科で日本に自生するのはカエデ属のみ。
カエデの語源は「蛙手(かえるで)」で、手のひら状の葉が由来とされる。
確かにカエデ科の多くは掌状に裂ける葉が多く、写真はヤマモミジの葉で掌状葉の代表ともいえる。
チドリノキの葉。カエデ科カエデ属。
チドリノキの葉は同じカエデ属ながら掌状葉にならず、単葉である。
チドリノキは北海道には自生せず、この写真は富士山中腹で撮ったもの。
メグスリノキ。カエデ科カエデ属。
カエデ科の中には、メグスリノキのような3出複葉のものもあり、緑化樹ではあるがネグンドカエデのように羽状複葉(普通5小葉)のものもある。
イタヤカエデの葉。
イタヤカエデの葉は掌状に裂ける葉でヤマモミジに似ているが、ヤマモミジの葉には鋸歯があるのに対してイタヤカエデの葉には鋸歯がなく、分類上一つのポイントにもなっている。