井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の樹木ウォッチング・コシアブラ1

2022年07月01日 | 日記

コシアブラの冬芽1。ウコギ科ウコギ属。
コシアブラの冬芽は円錐形、帯紫緑褐色~赤褐色で2/5ラセン生となる。
葉痕は大きくV字形で、維管束痕は11~16個。1年生枝は太く、皮目(ひもく:呼吸孔)は楕円形で大きい。
コシアブラの冬芽2。
コシアブラは側生枝は少なく、短枝が出来やすい。
落葉痕が何年分も重なり、イモムシ状になる。その短枝の先についた冬芽。
コシアブラの冬芽3。
短枝がある時長枝化することがある。短枝部分では葉痕と葉痕の間が詰まっているが、長枝化した部分では葉痕と葉痕の間が長くなる。
昔、コシアブラの樹脂を漉してウルシに似た塗料としたところから「漉し油」の名がついたという。
その塗料は「金漆(ごんぜつ)」と呼ばれ、金属の錆止めに利用された。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の樹木ウォッチング・エゾウコギ3

2022年06月30日 | 日記
エゾウコギの開花。ウコギ科ウコギ属。
球状の花序で、小花は下から上へ咲きあがる。
エゾウコギの花後。
受粉後、花弁、雄しべは枯れ落ち、淡黄緑色の子房は膨らみ始める。
花柱1個は果時にも残る。
エゾウコギの果実。
エゾウコギの果実は液果で、長さ7mmほどの楕円形で黒く熟す。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の樹木ウォッチング・エゾウコギ2

2022年06月29日 | 日記

エゾウコギの葉。ウコギ科ウコギ属。
エゾウコギの葉は掌状複葉、小葉は楕円形~倒卵状長楕円形で3~5枚、縁には鋭い鋸歯がつく。
前年枝は淡褐色に変わっているが、当年枝は淡黄緑色。針状の刺が散在する。
エゾウコギの蕾。
エゾウコギは枝先に球状の散形花序を2~4個つける。
エゾウコギの花序。
エゾウコギは雌雄同株(雌雄異花)、頂生の花序には両性花をつけ、側生の花序には雄花をつける。
5数性の花で、花弁も雄しべも5個。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の樹木ウォッチング・エゾウコギ1

2022年06月28日 | 日記

エゾウコギの樹形。ウコギ科ウコギ属。
北海道から朝鮮半島、サハリンに分布する寒地型のウコギ。
林内の生える落葉低木で樹高は2~5m。
エゾウコギの冬芽。
エゾウコギの冬芽は卵形で褐色の芽鱗に包まれる。
1年生枝には針状の細い刺がつき、良く目立つ特徴となっている。
エゾウコギの小枝は割と太く、針状の刺が散在する。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の樹木ウォッチング・ヒメウコギ

2022年06月27日 | 日記

ヒメウコギの樹形。ウコギ科ウコギ属。
中国原産で薬用植物として移入・栽培され、野生化したものもあるとされるが多くは栽培株。
落葉低木で樹高は1-2mほど、幹は細くジグザグの雁木状になり株立ちとなる。
ウコギ属の代表的な存在で単に「ウコギ」とも呼ばれる。若葉は食用になり、薬用にもなるところから第一級の有用植物として、名藩主の呼び声高い、上杉鷹山(米沢藩)が家の周りに植えさせ垣根にしたという。
ヒメウコギの樹皮を水洗いし乾燥させたものを「五加皮(ごかひ)」と呼び、強壮や更年期障害に効く生薬になる。根の皮を蒸留酒に付け込んだものは「五加皮酒(ごかひしゅ、ウーカーピーチュー)」で、不老長生の薬効をもつとされる。
北海道では何故か個体数が少ない。
ヒメウコギの葉。
ヒメウコギの葉は5小葉の掌状複葉。小葉は倒卵状長楕円形でやや狭い感じ。頂小葉が大きく、縁には粗い鋸歯がつく。コシアブラのような明らかな小葉柄はない。
ヒメウコギの花から幼果実へ。
雌雄異株とされるが、日本では雄株は見られないという。
短枝の先に球形の散形花序をつけ黄緑色の小さい花を多数つける。この花は終末期で花弁5個は枯れ落ち寸前。
花柱は5裂、子房は膨らみ始めている。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする