井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

ウダイカンバの果穂。

2024年08月23日 | 日記


シラカンバやダケカンバの果穂は1個だが、ウダイカンバの果穂は4個が下垂している。
カバノキ属の検索表、第一のポイントは「果穂の数」で、2~4個つくのがウダイカンバ、その他は単生(1個)となっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウダイカンバの花

2024年08月22日 | 日記


上の褐色のひも状のもの、これは雄花序でほぼ花粉を出し終えている。左下の緑色が雌花序で他の樹からの花粉を受け取る。
シラカンバの雌花序は1か所から普通1個しかつけないが、ウダイカンバは3~4個つける。
ウダイカンバは札幌周辺では数も少なく、下枝を低く出しているものが中々ない。花の写真も中々撮れない。
そこで、この写真は図鑑からの拝借(コピー)、ゴメンナサイ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウダイカンバの冬芽

2024年08月20日 | 日記

枝先の3本は雄花序の冬芽で裸出した形で越冬する。シラカンバの雄花序は1~2本だがウダイカンバの雄花序は3~4本と多い。その下の冬芽,枝先のものは普通葉をつける小枝と雌花序とを含む混芽で長楕円状卵形。雄花序の冬芽、開花後はシラカンバ同様下垂する。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウダイカンバの樹皮

2024年08月18日 | 日記


カバノキ属の仲間の樹皮、シラカンバの白、ダケカンバの帯橙色に対して、ウダイカンバに樹皮は灰褐色で横に走る皮目(ひもく、呼吸孔)が目立つ。樹皮を削るとサロメチール臭がする。
ウダイカンバの樹皮には油分を含み雨の中でもよく燃え、鵜飼の松明(たいまつ)に使われる。「鵜松明樺」と書き、「う たいまつ かんば」から「うだいかんば」と呼ばれるようになったという。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウダイカンバの樹形。

2024年08月16日 | 日記


ウダイカンバはカバノキの仲間では最大で、大きいものだと高さ30m、径100cmにもなる。シラカンバやダケカンバは材としては欠点もあり「雑かば」と呼ばれるが、ウダイカンバは 材も優れていて「真かば」と呼ばれる。全体として欠点が少なく、建築材、器具材として利用され、変わったところでは、食べ物 屋の1枚板のカウンターやピアノの弦を叩くハンマー材に使われる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする