ユリノキの冬芽。モクレン科ユリノキ属。
1年生枝はやや太く、葉痕は円形。
冬芽(頂芽)は大きく、烏帽子状~アヒルの嘴状。側芽は小さく何れも無毛。
ユリノキの芽吹き。
モクレン科の樹木は一般的にはっきり分かる托葉があるが、モクレン属の場合は早落性であるのに対して、ユリノキの托葉は宿存性で光合成もするという。托葉の間から二つ折りに畳まれていた葉が展開する。
ユリノキの葉。
モクレン属の葉は皆全縁だが、ユリノキの葉は4~6裂する。
その形が「半纏」に似ているというので「ハンテンボク」の別名がある。
学名の「リリオデンドロン チューリッピフェラ」が「チューリップのようなユリノキ」の意味だというが、何故「ユリノキ」なのかは良く分からない。