ナナカマドの冬芽。バラ科ナナカマド属。
ナナカマドの冬芽は1/3のラセン生、長卵形で先がとがる。
樹脂をかぶって粘ることがある。2個の葉痕(三日月形)をもち、先が少し曲がる。
ナナカマドの小枝。
冬芽がとがり、しばしば果穂が遅くまで残る。
果実が落ちた場合でも果柄が残り、同定を助けてくれる。
ナナカマドの樹皮。
樹皮は横筋型、平滑型に近いとされるが、皮目は横向きにつながる。
ナナカマドの名は「7度カマドに入れても燃え残る」という燃え難さからつけられたという語源説があるが、それ程燃え難い樹ではない。
堅い木で備長炭の極上品が出来るといい、七日掛けて炭焼きすることから「七日カマド」と言われ、そこからナナカマドとなったという語源説もある。