エゾフウロ。フウロソウ科フウロソウ属。
フウロソウ属の検索表には決め手に乏しく、見分けるのが結構難しい。
エゾフウロは本州のハクサンフウロの変種で、花はピンク系、萼片などに開出毛が多い。
ハマフウロ。フウロソウ科フウロソウ属。
エゾフウロと同じくハクサンフウロの1変種、花ハピンク系で萼片などの開出毛は少ない。
葉の切れ込みはエゾフウロより浅いとされるが、葉の切れ込み具合だけで見分けるのは難しい。
フウロソウ属の花は概ね雄性先熟で、最初に雄しべが活性化して花粉をだし(雄性期)、やがて雌しべが伸びだして柱頭を開いて雌性期になる。
写真の花は両期の中間で両性期で自家受粉の可能性がある。
チシマフウロ。フウロソウ科フウロソウ属。
北海道の山地に多い。(この写真も別の場所のもの)
花は紫青系で、茎頂に集散状に集まってつく。花柄や萼片に開出毛を密生させる。
花の色の特に淡いものは「トカチフウロ」と呼び変種扱いになるが個体数は少ない。