井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

釧路湿原の花5ドクゼリなど

2014年08月13日 | 日記


ドクゼリ。セリ科ドクゼリ属。
トリカブト、ドクウツギと並んで猛毒植物として知られている。外形がセリに似ているので「毒ゼリ」と呼ばれる。
葉は2~3回の羽状複葉で小葉は広披針形で鋸歯縁、成葉はセリより大型になる。
葉はオオバセンキュウにも似るが、オオバセンキュウの茎があまり分枝しないのに対して、ドクゼリの茎はよく分枝する。



ドクゼリの花。
花は複散形花序で、小花序は球形になる。
雄しべが長く、花弁の先が切れ込んでいるのも特徴の一つ。^
地下茎は太く、節間部が中空で筍状になり水面に浮くこともある。



エゾナミキ。シソ科タツナミソウ属。
葉は対生し花は上部の葉腋に1個ずつつけ、2個が同じ向きになる。
この辺はナミキソウと同じだがエゾナミキは大型で葉の先がとがり、四角い茎の部分だけに毛が生える。
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