井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

霧多布湿原の花3エゾノレンリソウなど

2014年08月07日 | 日記


エゾノレンリソウ。マメ科レンリソウ属。
湿った草地の生える多年草。
レンリソウは「連理草」と書き、小葉の対生する様子から男女の深い契りを示す「比翼連理(ひよくれんり)」にちなんで名づけられたという。
茎は3稜形で狭い翼があり、葉は偶数羽状複葉で巻きひげは分枝する。



エゾオオヤマハコベ。ナデシコ科ハコベ属。
湿った草地に生えるやや大型の多年草。
茎断面は四角で伏毛を密生させ、上部で分枝する。
花弁は5個だがそれぞれが細かく紐状に裂ける。花柱は3個。



エゾノサワアザミ。キク科アザミ属。
下向きに咲くタイプのアザミ。
茎葉は互生し、羽状に深く切れ込んで櫛の歯状になる。茎の上部にはクモ毛が目立つ
「エゾノ」とあるから「サワアザミ」の変種と考えてしまうが、実際にはサワアザミではなくチシマアザミの亜種であるという。
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