井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

あやめケ原の花ヒオウギアヤメなど

2014年08月01日 | 日記


ヒオウギアヤメ。アヤメ科アヤメ属。
外花被は3枚、基部には網目模様がある。アヤメとの違いは内花被が小さくて目立たない点である。
花柱の先は深く3裂して、大きくて花弁のように見える。
「あやめケ原」なのに、咲いていたヒオウギアヤメは僅か2株ほど。



ノコギリソウ。キク科ノコギリソウ属。
葉が鋸の刃に見えるというので「ノコギリ草」の名がつくが、種によってその形は様々。
よく似たキタノコギリソウでは、羽状に裂けた羽片に鋸歯がつくが、ノコギリソウの羽片は鋸歯縁にならない。
筒状花を5~7個の舌状花が囲む。



イヌゴマ。シソ科イヌゴマ属。
花は輪生状に数段つく。実際には対生につく花の節間がつまった形で「偽輪生」という。
ゴマはゴマ科ゴマ属で姿も花も似ていないが、種がゴマに似ている。ただし、形が似ているだけで食べられないので「犬ゴマ」と呼ばれる。
地下茎を伸ばしてしばしば群落をつくる。
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