開花株と未開花株。
3枚葉になっても葉が小さいうちは開花株にはなれない。充分大きくなった葉をもつものでも開花しないものがある。根茎への栄養分の蓄積が不十分なのだと考えられる。
エンレイソウは「延齢草」と書く。何やら不老長寿のイメージがあるが特別な効能ななさそう。
根茎は「延齢草根」と呼び胃腸薬になるという。胃腸を丈夫にすれば長生き出来るということらしい。
エンレイソウの芽出し。ユリ科エンレイソウ属。
エンレイソウの芽だし、葉を丸めてストレートに出てくる。
エンレイソウの研究園。
日本のエンレイソウ属、エンレイソウ、ミヤマエンレイソウ、オオバナノエンレイソウの3種が代表種とされる。前2者は全国に分布するが「オオバナ」は岩手県以北で、北海道に多い。
種間雑種も出来やすく、基本種、交雑種を併せてすべてが見られるのは北海道が一番。
そんなことからエンレイソウの研究は北大で盛んに行われ、北大植物園の一角にエンレイソウの研究園が設けられている。