オカンの嫁入り

　　　　　　　

大竹しのぶと　宮崎あおい　で親子を演じた心温まる映画でした。

或る日金髪・そり挙げの一見怖い兄ちゃんを伴って　母が家に帰ってきました。

娘（月子）は　母（陽子）が　その男（研二）と　結婚するというので、隣家の大家さんの家に　家出。

実は母は　余命一年であることを　娘に言えずにいて、心が行き交わずにいるのです。

押しかけ男は、料理人だが今は無職。彼にも金髪にした事情があります。

月子も　会社でセクハラに会い　電車に乗れない心の病を抱えています。

母が　白無垢を着たいから　電車での同行を月子に頼みます。

月子は　母が自分を　邪魔に思い出したと誤解するのですが、母が倒れすべてが分かり

月子の心も氷解し　母とも　研二とも心が通い合うようになるのです。

研二も　”ジェームス・ディーン”　好きの　故祖母の為に　金髪にしたという経緯があるのです。

人を　見たくれで判断してはいけない。研二も見掛けと全く異なり、

陽子と一年を共に過ごし、尽くしたい心で　結婚を決意した　誠実な男なのです。

”今ある平凡な　日常が　明日必ず有るとは限らない”　と研二は月子に言うのです。

ジーンと胸に熱いものが込み上げた映画でした。

Y町の　公民館で　見てきました。