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寛容論

2015-12-22 | 私の本棚
娘からの回覧本です。

ヴォルテール著 著者は18世紀 パリの裕福な公証人の家に生まれました。本名はフランソワ・マリー・アルゥーエ。父親の意に背き、文学の道へ進みます。
彼を有名にしたのは、カラス事件の裁判不正に立ち向かったことでした。司法側の捏ち上げで、無実の人を処刑してしまった有名な事件です。長い闘争の結果、無罪を勝ち取ります。この事件も宗教が絡んでいます。この事件の後この本は書かれました。題名は「寛容論」となつていますが、信仰の自由を解いています。「自分にして欲しくないことは、自分もしてはならない」と説いています。なんと、とても分かりやすい。
ちょっと取っ付き難い内容かな?という先入観がありました。

他宗教を貶めあうのは、今に始まった事ではないのね。
カラス事件などの事例を見て、過去に学ぶという事が全く欠如しているんだな~
日本でも宗教弾圧に、島原の乱がありました。取り敢えず幕府側が勝利したとなっていますが、徹底的な掃討は、無かったように思います。その証拠は、隠れキリシタンの存在です。ナチスも同様です。
意に染まぬからといって、民族、宗教を根絶やしにする事はできませんね!
今の I S 問題 を考える時にも大いに、参考になりまそうね。

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