旅人

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嘆きの壁 (THE WESTAN WALL)

2015-01-06 | 
出発2~3日前に エルサレムの「『嘆きの壁』で、小競り合いがあった」
との記事を 紙上で見ていたので、内心心配していました。
でも 旅行会社が何も言わず連れて行くのだから、と思いながら随行。
やはり 、報道と実際は違いました。みなさん 真剣に壁に頭を付け、
祈りの中に埋没してはました。が、それ以外は、
まるでお祭りのような賑わいでした。中には 椅子に座り、静かに経典を広げ 学ぶ姿も多くありました。

この壁は、ローマ帝国より任命された、ユダヤのヘロデ大王時代に再建され 第二神殿の外壁の、残された部分です。
壁の隙間に生えている草に、夜露が溜まり、水滴の垂れる様が 丁度人間が涙を流す様に見えたので、この名がついたようです。

イスラエルに入る前には、手荷物.身体検査を受けました。
丁度空港内の検査と同様でした。建設現場の様な、仮設の細い通路を歩いていると左手下に、もう壁の広場が見えていました。

壁の左手2/3は男性。右手1/3は女性と定められています。
仕切りはありますが 塀の上から、カメラで写真を撮る人もいて 自由さを感じました。

男性は、キッパというお皿のような帽子を被る決まりがあります。私は自前の帽子を被っていたので、そのまま入りました。カメラ・ビデオは自由でした。

壁の高さは21mだそうです。壁の北の方角には「 岩のドーム (イスラムの聖地) 」が 、くっきりと見えていました。「ユダヤとアラブは、常に敵対しているような報道を 世界は しているようですが、これは、困ったことです。その度ごと 私の仕事は、揚がったりですよ。そんなことはないですよ。来てみれば解ります。」と、日本人のガイドさんが、笑って話していました。
全く、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神聖な神殿が 、
軒を連ねているのですから。時には小競り合いもあるでしょう。
それが普通と私には思えてきました。